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teamBDR
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男性
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高校生
自己紹介:
このブログは退屈な日々を革命すべく集まった6人のブログなんDA。
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[Joker(ジョーカー)]この団を作った人。学園都市の日常・科学サイドを書いてるのはこの人。ボディサイドのガイアメモリをコンプしている。最近、teamBDRが満足同盟となんら変わりない事に気づいたが、狙ってなどいなかった。いや、ホンとにマジで。まあそんな事はどーでもいいから、満足しようぜ!!

[ナレ神(シン)] 貴重な「純粋なツッコミ役」。LUKEとは実況・解説コンビである。最近、兄のオタクライフを書いた記事が大ヒットした。

[ガチャピン]旧かみやん。最近はこっちの名を名乗るほうが多い。通称、魯迅(ろじん)。又は、北大路魯山人(きたおおじろさんじん)。もうなんか『お姉ちゃん』しか言わないかわいそうな人。teamBDRの中でもトップクラスにアレな人なんDA。 

[S(サジタリウス)] 変態である。クラスの女子、挙句の果てには学校の先生にまで変態と言われてしまったぞ!この変態軍人めが!!

[Sgt.LUKE(サージェント.ルーク)] おそらくこの団最強の男。その脳内は無限のユーモアにあふれている。もしかしたらアンサイクロペディアを超えているかもしれない。ちなみに食玩のサイクロンメモリを持っている。

[XILE(ザイル)] 割と普通人。EXILEのファン。この団に入ってからまわりに毒されてきた。被害者。だが本人は楽しそうである。
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第16話「次なるL/第一章・完 俺たちの戦いはこれからだ!!」
 
作者 Joker

シュラウドはコートを脱ぎ捨てる。コートの下は医者や理科教師が着ているような白衣だった。
「今回の騒動がミュージアムによるものではないことは最初からわかっていた。ミュージアムなら直接俺たちを消しにかかってくる。こんな回りくどい真似はしない」
天道はシュラウドに語りかける。シュラウドは黙って天道の話を聞いている。
「この騒動はまるで俺たちを挑発するかのようだった。こいつらと戦ってみせろ・・・と。この上から目線はまるで普段のお前の態度だ」
「その通り。そして私がこの騒動の黒幕にして最後に倒すべき敵」
シュラウドは白衣のポケットからギジメモリを取り出す。
―多才能力(マルチスキル)―
シュラウドはそれを首筋の生体コネクタに挿した。だがシュラウドはドーパントには変身しなかった。瞳の色が赤く変色しただけでほとんど変化はない。
「普通とは違うらしいな。まあいい、今のお前は太陽をさえぎる壁だ。俺が取り除く」
天道は太陽を背にシュラウドを右の人差し指で指した。
その時、バイクのエンジン音が周りの建物に反響して響いた。さらに歩道に並んで立っている風車の回転が勢いを増した。何かがこちらに近づいてくる。
「・・・なるほど、あいつらか」
シュラウドの後方から1台のバイクが走ってきて停まった。緑と黒のバイクに2人の男が乗っている。
「それがあなたの素顔ですか? シュラウド」
フィリップと翔太郎だ。彼らもまたこの騒動の首謀者をつきとめ、ここに辿り着いたのだ。
「あんたが首謀者だったのか。よくも俺たちの街をこんなにしてくれたな。許さないぜ」
翔太郎は怒り心頭だ。今にも殴りかかりそうな勢いでシュラウドをにらみつけている。
「いいわ、3人とも一気にかかってきなさい」
シュラウドは天道、翔太郎、フィリップに向かって言う。すると黙って話を聞いていた御坂が、
「ちょっとあんた、あたしもこの街をめちゃくちゃにされて怒ってんのよ!? 私も混ぜなさいよ」
御坂も参戦する決意を固める。承太郎は天道に渡された豆腐を持って黙って突っ立っている。
シュラウドvs天道&翔太郎&フィリップ&御坂、1対4の対決の火蓋が今切って落とされようとしていた。
 
「たあァッ!!」
先陣を切ったのは御坂だ。全身に電撃を纏い地球の磁力と反発、シュラウドに向かってすさまじい勢いで飛び出した。
「はあァッ!!」
御坂の電撃で強化された右ストレートがシュラウドの腹を突く。しかし御坂はここで違和感を覚えた。シュラウドの腹はまるで鋼鉄のように硬かったのだ。シュラウドは御坂のパンチを受けてもまったくその場を動いていない。
「クッ・・・うっ・・・!!」
御坂はたじろぎながら両拳によるラッシュをシュラウドの腹に叩きこむ。だがシュラウドは何発くらっても微動だにしない。それどころか鋼鉄のようなシュラウドの腹を殴り続けた御坂の拳が砕けそうになっていた。御坂が拳の痛みで攻撃の手を緩めた瞬間、
「それで終わり? なら次はこちらの番・・・」
シュラウドの右腕がまるで一流のボディビルダーのように太くなる。シュラウドはその腕で御坂を殴り飛ばした。
「キャアァッ!!」
御坂は防御したが、シュラウドのパワーは御坂を遥か10メートル先まで吹き飛ばした。
「これは・・・俺がさっき戦った筋力操作(マッスルコントロール)!?」
翔太郎は今の攻防を見て言った。シュラウドは自らの筋肉を自由自在にコントロールしている。
「だがそれだけではないだろう・・・」
天道はシュラウドの能力がこの程度のものであるはずがないと確信していた。
「な・・・めんじゃ・・・ないわよッ!!」
御坂は再び立ち上がり電力を溜める。そして御坂はしゃがんで地面に手を突いた。
「こうなったら私の最強必殺技をお見舞いしてやるわ」
御坂が作り出した磁力で御坂の元に砂鉄がどんどん集まっていく。そして砂鉄は電撃を帯びて金色に光る体長50メートルほどの竜の姿となって空に浮かんだ。
「バオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」
金色の竜は雄叫びを上げてシュラウドに向かって突撃する。
「砂鉄で造った電撃の竜よ。触れればチェーンソーのように高速で体表を動く砂鉄に切り刻まれた挙句電撃で焼かれるわ。さあ、くらいなさい!」
金色の竜は大きく口を開けてシュラウドに迫る。
「この技に対抗するには・・・重力操作(グラビレイ)」
シュラウドは右手を金色の竜に向けて伸ばす。
「バオオオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・・・」
すると金色の竜は力を失い、シュラウドに辿り着くことなくバラバラとなって地面に叩きつけられた。
「そんな・・・ありえない!」
御坂がありえないと思ったことは2つ。自分の最強必殺技がいともたやすく破られたこと。もう1つは超能力は1人1種類しか発現しないのに、シュラウドは筋力操作(マッスルコントロール)とは別の超能力を使ったこと。
「シュラウド、それがお前が使ったメモリの効果か」
天道はシュラウドの首筋の生体コネクタをにらんで言った。
「そう、これが私が作ったギジメモリ『多才能力(マルチスキル)』の効果。今回の騒動に使った幻想御手(レベルアッパー)には能力のレベルを上げる効果と使用者を凶暴化させる効果があった。そしてさらにもう1つ、使用者のパワーアップした能力の記憶を『多才能力(マルチスキル)』のギジメモリに向けて送る能力。多才能力(マルチスキル)のギジメモリは脳波に乗って送られてきた能力の情報を電波塔のように受信して保存することができる」
「つまり、今回の騒動で暴徒と化した能力者たち全員の能力をあなたは扱えるということですか?」
フィリップの問いにシュラウドはイエスと答える。
「なるほど・・・生身の人間相手に変身するつもりはなかったが、そうも言っていられないようだ」
天道は右手にカブトゼクターを握る。
「させない」
シュラウドは天道をにらみつける。すると天道の体はまるで石のように固く硬直してしまった。
「これは・・・念動力(サイコキネシス)か・・・!?」
天道は右手でしっかりとカブトゼクターをつかんでしまっていた。これではカブトゼクター自身に動いてもらってベルトにはめることもできない。
それを見て翔太郎とフィリップは妨害される前に変身しなければと思い、それぞれジョーカーメモリとサイクロンメモリを握った。
―サイクロン! ジョーカァーッ!―
「変し・・・」W「変し・・・」
しかし翔太郎とフィリップがメモリをダブルドライバーに挿し込もうとした瞬間、シュラウドは右手を翔太郎に向けた。
「まずい! スタープラチナ・ザ・ワールドッ!!」
承太郎はスタンド能力で時を止め、豆腐が入ったボウルから手を離す。時が止まった状態ではボウルは地面に落下せず空中に静止している。そして承太郎は翔太郎を右に3メートル動かし、元の位置に戻った。
「そして時は動き出す・・・」
ボギャオオオッ・・・と翔太郎がいた位置で小爆発が起こり炎が上がる。
「発火能力(パイロキネシス)・・・!!」
フィリップは戦慄した。まともにくらっていたら翔太郎は一瞬の後に消し炭になっていただろう。そしてその攻撃から助けてくれたのは間違いなく承太郎だ。あの一瞬から翔太郎を助けられたのは時を止められる承太郎以外にありえない。
「承太郎さん、ありが・・・」
フィリップは礼を言おうとして気がついた。翔太郎が口を大きく開けて承太郎を見ている。まるで何かに驚いているかのようだ。
「何だ? 俺がどうかしたか?」
承太郎も翔太郎の視線に違和感を抱いて聞く。すると翔太郎は落ち着かない口調で、
「何でだ・・・俺、変身してないのに・・・・・・どうして見えるんだ・・・? スタープラチナが・・・・・・」
なんだってとフィリップは驚く。翔太郎はダブルに変身すればガイアメモリの高純度エネルギーによりスタンドを見ることができる。だが変身していない翔太郎はただの人間だ。レベル4以上の超能力者でもスタンド使いでもない翔太郎が何故いきなりスタンドが見えるようになったのか?
「考え事は後だ。また攻撃されるぞ」
承太郎に言われて2人は身構える。確かに今は戦いとは関係のないことに頭を悩ませている場合ではない。
「行くぜ、フィリップ!」
「ああ、翔太郎!」
2人は散開して走り出した。シュラウドの攻撃を避けながら変身のチャンスを窺うのだ。
 
『これは・・・!?』
「どうしたんですの?」
パソコンのディスプレイに映っている初春が何かに驚いている。黒子は初春に何が起こったのか聞いた。
『外で動いてくれている部隊からの情報です。街で暴れていた能力者たちが急におとなしくなって全員気絶したそうです』
「あれだけの数の能力者たちが急に全員気絶するなんて・・・いったい何がどうなってるんですの?」
『わかりません。でも時を前後して学園都市のあちこちからある一箇所に向かって脳波が発せられています。もしかしたらこれが原因かもしれません』
黒子のパソコンに初春のパソコンから座標データが送られてくる。それは常盤台地区の駅前メインストリートを示していた。
「わかりましたわ。では私たちが今からここに向かってみますわ」
「おい黒子、大丈夫なのかよ? まだイクサのダメージが・・・」
仗助は黒子の体の心配した。イクサに変身して戦ってからまだ1時間も経っていない。
「大丈夫ですわ・・・このくらい」
黒子はそう言って椅子から立ち上がろうとする。だが足がもつれて黒子は床に倒れ伏せた。
「やっぱりダメなんじゃねえか! 俺たちが行くから黒子ちゃんはここに残っていてくれよ、頼むからよぉ・・・」
億泰は黒子を起き上がらせて再び椅子に座らせる。
「いいえ、私も行きますわ・・・と言いたいところですけど、今の私がついて行ったところで足手まといになるだけですわ。仗助、億泰、それから広瀬さん、頼みましたわ」
それを聞いた3人は一目散に部屋を飛び出した。
「さて初春、私たちは街の被害状況の確認を!」
黒子はジャッジメント隊員から送られてきた被害データを開く。初春も無数にあるディスプレイの映像をすべて被害データに切り替える。
「がんばってください・・・皆さん!」
初春は仗助たち、そして同じく戦っているだろう翔太郎たちのことを思って呟いた。
 
シュラウドは無言で翔太郎に向かって右手を伸ばす。そして翔太郎の周囲で次々と爆発が起こる。翔太郎はシュラウドの手に動きを見て爆発をかいくぐっていく。
「クソッ・・・変身のタイミングが見つからねえ!」
翔太郎は避けるので精一杯だ。フィリップは懐からスタッグのギジメモリを取り出す。
―スタッグ―
そしてそれをスタッグフォンに挿し込んだ。スタッグフォンは変形してクワガタムシ型のメカになる。
「シュラウドの腕を攻撃するんだ」
フィリップが言うとスタッグフォンはシュラウドの右腕に向かって高速で飛んでいく。
「グラビレイ」
しかしスタッグフォンは強力な重力によって地面に叩きつけられてしまった。
「やれやれ・・・こうなったら俺が行くしかない」
承太郎はスタープラチナ・ザ・ワールドで時を止めた。豆腐をフィリップの腕に預けてシュラウドに向かってダッシュする。
「オラァッ!!」
スタープラチナの拳がシュラウドに向かう。だがその拳は見えない壁のようなものに阻まれた。
「なに・・・!?」
2秒経過した。時は再び動き出す。
「予知能力(プロフェシー)によって承太郎が時を止めて攻撃してくることは知っていた。だから空気固形化能力(ソリッドエアー)で私の周りの空気を固めてバリアーのようにしていた」
スタープラチナは承太郎が今まで戦ってきた者たちと比べても絶対に負けないほどの超パワーのスタンドだ。そのパンチを受け止めるほどのバリアーをシュラウドは空気から作り出すことができる。承太郎はここで初めてシュラウドに脅威を感じた。
「やれやれ・・・だぜ」
大きく爆発音が響いた。シュラウドの至近距離まで近づいていた承太郎はシュラウドが放ったパイロキネシスを避けられなかったのだ。
「承太郎さんッ!!」
翔太郎は燃え盛る炎の中に沈んでいく承太郎を見て叫んだ。
「な・・・に見てやがる・・・・・・早く変身しろぉ!!」
承太郎は自らの体表から湧き出る炎に耐えながら渾身の力で叫んだ。翔太郎はハッとする。承太郎に攻撃が向いて自分への攻撃が緩んでいる今が最大の変身のチャンス。
「変身!!」
翔太郎はすでに送られていたサイクロンメモリと自分のジョーカーメモリを挿し込んでダブルドライバーを左右に開いた。
―サイクロン! ジョーカァーッ!―
フィリップの意識は翔太郎の体へと移り、フィリップの体は意識を失って倒れる。フィリップが知らない間に腕に乗せられていた豆腐は地面に向かってぶちまけられた。そして翔太郎の体は仮面ライダーダブルへの変身を遂げる。承太郎はそれを見届けて気絶した。
「らあッ!」
ダブルの左拳がソリッドエアーの壁を叩く。だが壁はダブルの拳を真っ直ぐに弾き返した。
「痛ってぇ! なんて硬てえんだ!!」
シュラウドはダブルが拳の痛みを感じている隙にパイロキネシスをくらわそうと右手を上げる。
『翔太郎! メモリチェンジだ』
フィリップの指示でダブルはシュラウドの右手が上がりきる一瞬の間にメモリを変える。
―サイクロン! メタルゥッ!―
『「はああああああああああああああああああああッ!!』」
サイクロンの風の力を纏ったメタルシャフトを前に向けて高速で回転させる。するとパイロキネシスの爆破エネルギーはシュラウドの元へと押し戻され、ソリッドエアーの壁を誤爆した。
「くっ・・・! グラビレイ!!」
重力操作でシュラウドはメタルシャフトにかかる重力を何倍にも強くする。
「おッ・・・ラアアアッ!!」
だがダブルは逆にそれを利用して重くなったメタルシャフトをシュラウドに向かって振り下ろす。
「ソリッドエアー!!」
シュラウドは空気の壁で防ごうとする。が、メタルシャフトは空気の壁を打ち壊してシュラウドの足元の地面を砕いた。
『墓穴を掘ったね、シュラウド』
フィリップが皮肉っぽく言うとシュラウドは表情を歪めた。
「今だ、御坂! 俺をレールガンで撃て!!」
シュラウドのサイコキネシスで動けない天道は御坂に向かって叫ぶ。顔の筋肉は封じられていなかったのだ。
「え!? ちょっとアンタ、いいの? 死ぬほど痛いのよ!」
御坂と天道は10メートルほど離れた場所にいる。御坂は声を張り上げて聞いた。
「かまわない、撃て!!」
必死な天道の表情を見て御坂はポケットからメダルを出す。そして右手の親指に乗せて真っ直ぐに天道に向かって右腕を伸ばした。一瞬、閃光がほとばしって光の矢が天道に向かって伸びる。
天道は考えた。シュラウドがダブルとの攻防に必死になっている今ならサイコキネシスの力も弱まっているのではないか、と。だが自分1人の力では弱まったサイコキネシスの力でも振りほどくことはできない。だがサイコキネシスは座標を指定してその場所に力を加える超能力。自分の位置を動かすことさえできれば効力は消える。だから天道は御坂のレールガンをあえてくらうことで自分の位置を動かそうとしたのだ。
「うわあああああああああああああああッ!!」
レールガンをくらった天道は吹き飛ばされて、落ちる木の葉のように宙を舞う。全身が焼かれるように痛い。おそらく御坂はかなり手加減して撃ったのだろうが普通の人間ならすぐに気絶してしまいそうな痛みだ。だが天道は耐える。右手にはカブトゼクターがしっかりと握られていた。
「変身・・・!!」
―Henshin(ヘンシン)―
ライダーベルトにカブトゼクターをセットする。頭を下にして落下していく天道の体が強固な鎧に包まれる。仮面ライダーカブト・マスクドフォームへの変身に成功したのだ。
カブトは体勢を変え着地した。足が着いた部分から地面にひびが入る。カブトはカブトクナイガン・ガンモードを右手に持ちシュラウドに向ける。そしてカブトは3回引き金を引いた。
「サイコキネシス」
シュラウドは目の前のダブルを念動力で動かして盾にした。
「がはぁあッ!!」
ダブルは背にカブトクナイガンの弾丸を3発くらってしまった。
「うかつだったわね、天道総司」
シュラウドはニヤリと笑った。銃撃は効果がないとわかったカブトはゼクターホーンに手を伸ばす。
「キャストオフ」
―Cast Off(キャストオフ) Change Beetle(チェンジビートル)―
カブトはライダーフォームに変化した。
「物質変換(ジェネシックファントム)」
予知能力でカブトの行動を読んでいたシュラウドはジェネシックファントムで自分を中心とした半径10メートルの地面を水に変えた。
「なに!?」
辺りが深さ5メートルほどの池のようになった。シュラウドは浮遊能力(フライング)で宙に浮いているが、カブトやダブルは水に浸かっている。御坂と承太郎、フィリップの体は遠くにいたため水に浸かることはなかった。
クロックアップは加速する能力だ。だが蹴る地面がなければ加速することはできない。シュラウドはカブトにクロックアップをさせないために地形を水に変えたのだ。
「グラビレイ」
シュラウドはカブトとダブルに通常の3倍の重力をかけた。
「うぼっ・・・!」
『まずい! このままでは僕たちはこの池の底から出られずに窒息死してしまう!!』
だがダブルとカブトはあまりの重力に逆らうこともできず、暗い水の底に沈んでしまった。
「あとは・・・あなただけね」
シュラウドは御坂を見る。御坂は困惑する。自分の最強必殺技はすでに防がれている。いったいどうして戦えばいいのか。
「さあ、何でもいいから撃ってきなさい」
シュラウドは完全に御坂を見下していた。お前などいつでも倒せるという態度だ。御坂はそうやって自分が下に見られるのが一番許せない。
「いいわ・・・撃ってやるわよ!」
御坂は再び黄金の竜を撃つための電撃を溜め始めた。
 
水の底でダブルとカブトは重力に逆らって立っているのが精一杯だった。
だがカブトにとっては立っていられるだけで十分だった。水の底には地面がある。クロックアップで加速してこの場を動くことができれば重力は先程のサイコキネシスと同様に解除されるはずだ。
―Clock Up(クロックアップ)―
カブトは地面を蹴って加速、真横に移動する。そして重力を振り切り浮上を始めた。
『翔太郎、僕たちもなんとかしてここから動くんだ』
ダブルは重い右手をなんとか動かしてメタルメモリを抜き取る。そしてメタルシャフトのマキシマムスロットに挿し込んだ。
―メタルゥッ! マキシマムドライブ!!―
『「メタルツイスター!!』」
メタルシャフトを緑色の風のエネルギーが纏う。ダブルはそれを地面に向かって叩きつけた。
 
「バオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」
御坂は全力を込めて金色の竜を造り出した。50メートルほどだった体長は500メートルほどに巨大化し、角や牙がより禍々しく強大になり、先程の竜とは比べ物にならないほどに強烈な力を感じさせる。
「バオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」
金色の竜は雄叫びを上げて天へと昇る。そして勢いをつけてシュラウドへと突進する。
「これは・・・まずいわね」
シュラウドは唾を飲み込む。この竜はグラビレイでは落とせない。今からでは金色の竜の攻撃をすべて防ぎ切ることのできるソリッドエアーの壁を作り出すこともできない。
「これが・・・レベル5の力・・・・・・正直見くびっていたわ」
こうなったら金色の竜に匹敵するエネルギーをこちらもぶつけるしかない。シュラウドは右方向に走って10階建てのビルの壁に触れる。
「ジェネシックファントム!」
ビルはモザイクがかかったように一点ずつその姿を変えていく。
「キメラテック・オーバー・ドラゴン!!」
ビルは5つの首を持つ体長100メートルほどの機械竜となった。
「フン! なによ、こっちの竜より小さいじゃない。食らいつくしてやるわ!」
金色の竜は大きく口を開けてこちらに接近してくる。
「エヴォリューション・レザルト・バースト! 五連打(グォレンダァ)!!」
キメラテック・オーバー・ドラゴンの5つの首がそれぞれに破壊光線を放つ。
「バオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」
5つの光線は金色の竜と真っ向からぶつかり合う。光線が押せば竜が引き、竜が押せば光線が引く。少しでも力を緩めた方が負けるギリギリの勝負だ。
そんな時、カブトとダブルは池から勢いよく飛び出して地面に着地した。そして2人は2体の竜を見た。
「あの金色の竜は御坂の・・・じゃああの機械の竜は?」
「シュラウドが操っているのか」
カブトそう呟いて考えた。御坂のあの竜ならシュラウドにダメージを与えることができるだろう。だが今のままではシュラウドの竜との攻防ですべての力を使い果たしてしまう。
『どうやらあの機械竜の首を破壊して光線の威力を弱める必要があるみたいだね』
フィリップも天道と同じことを考えていた。
『翔太郎、ヒートメタルのマキシマムドライブだ』
フィリップはサイクロンメモリをヒートメモリに換える。
―ヒート! メタルゥッ!―
そして翔太郎はメタルシャフトにメタルメモリを挿し込んだ。
―メタルゥッ! マキシマムドライブ!!―
『天道総司、僕たちと協力してあの竜に攻撃するんだ!』
フィリップの提案に天道はいいだろうと答えた。
メタルシャフトの両端を炎が包む。そしてダブルはメタルシャフトを持った右腕を空に向かって伸ばした。メタルシャフトの両端を包んだ炎のジェット噴射でダブルは空へと昇る。カブトもダブルの右足をつかんで一緒に空に昇る。そして2人はキメラテック・オーバー・ドラゴンの頭上へと到達した。
―1・2・3(ワン・ツー・スリー)―
「ライダーキック」
カブトはゼクターホーンを倒す。
―Rider Kick(ライダーキック)―
カブトはダブルの足から手を放す。そして右足を前に突き出して空中でこまのように回転を始めた。
「ハアッ!」
カブトの空中回し蹴りがキメラテック・オーバー・ドラゴンの3つ目の首の後頭部に決まる。そして3つ目の首は爆発して粉々になった。
「くっ・・・まずい!」
シュラウドはキメラテック・オーバー・ドラゴンに全力を注いでいたためカブトの攻撃を防ぐことができなかった。首を1つ失ったことで光線の威力は大幅に落ちる。
「バオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」
金色の竜が光線をすべて食らいつくしてこちらに迫る。金色の竜はキメラテック・オーバー・ドラゴンを粉々に砕いてシュラウドにぶつかった。辺りを眩い閃光と砂煙が包む。
「やったか!?」
地上に降り立ったダブル、カブト、そしてすべての力を使い果たし地面にうつ伏せで倒れている御坂はシュラウドがいる方向を凝視する。やがて閃光と砂煙がうせ、体のあちこちをズタズタに切り裂かれ、電撃で焼かれたシュラウドが現れた。満身創痍のシュラウドだが、金色の竜の威力が光線とのぶつかり合いである程度弱まっていたためにまだ立っていられるだけの体力は残っていた。
「どういうことだ・・・」
3人とも唖然としている。シュラウドがまだ立っていられることにではない。シュラウドの傷口、そこから流れている液体が緑色だったのだ。
「緑色の血・・・だと? シュラウド、お前はいったい・・・」
カブトは動揺している。血が緑色の人間などいない。ならばシュラウドは何者なのか。
「そうだ。私は人間ではない。だがシュラウドは人間だ」
「どういうことだ!? まるで意味がわからんぞ!」
「私は・・・シュラウドに擬態したワームだ」
「なん・・・だと・・・!?」
3人は驚きを隠せない。自分たちが戦っていたのはシュラウドではなかったのだ。偽シュラウドは混乱する彼らに説明を始めた。
「私とシュラウドの関係・・・それを語る前にまずワームについて話そう。我々ワームが住んでいた銀河系の太陽の死によって他星への移住を余儀なくされた。隕石にカムフラージュした宇宙船で我々は宇宙を渡り歩き、そしてついに新たな故郷となりうる星『地球』を見つけたのだ。だがそこで争いは起こった。地球を武力で手に入れようとする過激派と、話し合いで移住させてもらおうという穏健派にワームは二分された。私は穏健派の1人だったが、徐々に尽きていく宇宙船内の資源に皆があせり始めた時、過激派は穏健派を上回った。最終的に過激派は宇宙船の操縦を乗っ取り、学園都市常盤台地区・エリアXへと落下させた」
カブトは何も言わずに偽シュラウドの話に聞き入っていた。両親との死別、そして天道が戦う決意を固めた事件の裏をただ静かに聞いていた。
「落下の後、ワームたちは散り散りとなり擬態能力でこの街のあちこちに潜伏した。それからしばらくして過激派の者たちはミュージアムの下についた。そして私たち穏健派のワームの撲滅を始めたのだ。散り散りになっている穏健派のワームたちが集団で襲い来る過激派のワームたちに敵うはずもなく、穏健派は徐々に数を減らしていった。私も過激派のワームたちに襲われ絶体絶命の状況に陥ったが、そんな時にシュラウドが現れ私を助けてくれたのだ。私はその恩から彼女に忠誠を誓い、今回の彼女の任務を受けた」
「任務とは何だ? 今回の事件に何の目的があった?」
カブトは問う。
「今回レベルアッパーを使った者たち全員がガイアメモリを使う可能性があるとしたら?」
「なに?」
「彼らは力を求めていた。それがガイアメモリだろうがレベルアッパーだろうが関係はない。普段自分を虐げている者たちを圧倒できる力、それが欲しかったのだろう」
「つまりお前は・・・シュラウドは、街全体がミュージアム側につく可能性を示し、それでも俺たちが戦えるかを試したのか?」
偽シュラウドはニヤリと笑いうなずく。その直後、偽シュラウドの後頭部が弾けて緑色の血が噴水のように噴き出した。
「うっ・・・!」
偽シュラウドは前に向かって倒れる。天道と翔太郎は変身を解除して彼女に駆け寄った。
「おい! しっかりしろ!」
天道は彼女を仰向けに寝かせる。出血の量が多すぎる。いくら人間よりも強靭な肉体を持つワームでもこれでは助からないだろう。
「マルチスキルの副作用か。脳への負担が限界を超えたらしい・・・まあいい。あの時、シュラウドに助けてもらわなければ失っていた命だ。彼女のために散るのなら悔いはない・・・」
「そうか・・・だが教えてくれ。お前が知っているシュラウドのすべてを」
「おい天道! こいつはもう死にそうなほど弱ってるのにそれは残酷なんじゃねえか!?」
翔太郎は天道の胸倉をつかむ。だが天道は偽シュラウドの顔に視線を向けたままだ。
「いや・・・翔太郎、これでいい。お前たちの戦う意思を確認できた今、シュラウドも自身の秘密を明かすことを拒まないだろう。私もできる限りのことはやっておきたい」
意思気を取り戻したフィリップもこちらに駆け寄ってくる。偽シュラウドは話を始めた。
「シュラウドの本名は園崎 文音(そのざき ふみね)。私のこの姿は彼女が30歳だった時のものだ。そして彼女の正体は・・・ミュージアム首領、園崎琉兵衛の妻だ」
「なんだと!? ミュージアム首領の・・・妻!?」
「おい、園崎ってまさか・・・風都在住の学園都市で一番の大富豪の・・・あの園崎か!?」
翔太郎の問いに偽シュラウドはうなずいた。
「そしてフィリップ、あなたは園崎琉兵衛と園崎文音の・・・実の息子、園崎 来人(そのざき らいと)だ」
「なん・・・だって・・・!!」
フィリップ、そして翔太郎は心に槍が刺さったような気分だった。あまりの衝撃に2人は言葉が出ない。
「シュラウドは言っていた。地球(ほし)の本棚は地球が作り出した精神世界。そして地球(ほし)の本棚にアクセスできる人間は地球上に1人だけ、常に存在するという。その力を受け継いで生まれたのが園崎来人、フィリップだったわけだ。琉兵衛と文音は共に学者で、文音は史上初のマスクドライダーシステムの開発を、琉兵衛はすべての者が超能力を身につける方法を研究していた。お互いに無能力者を救うための研究をしていた2人は惹かれあい、結ばれた。だが来人の誕生で2人の関係は砕けた。琉兵衛は来人の地球(ほし)の本棚を利用してガイアメモリを創り出すことに成功した。琉兵衛はガイアメモリを量産しすべての無能力者を救済しようとしたが、それは来人を道具として扱い、自由を奪うことだった。文音はそれを許さなかった。だがその頃のマスクドライダーシステムの力ではガイアメモリに対抗することはできなかった。文音は琉兵衛の前から姿を隠し、マスクドライダーシステムの開発データをあらゆる研究施設へと送った。ガイアメモリに対抗できる力を創り出すためには自分の力だけでは足りないと判断したからだ」
つまり、ZECT(ゼクト)のマスクドライダーシステムもジャッジメントのイクサもシュラウドの開発データが元になっているということだ。
「琉兵衛は来たるべき文音との対決とガイアメモリの繁栄のためにミュージアムを結成した。ある時、文音はミュージアムが開発したマスクドライダーシステム・ダブルを奪うためにミュージアムに潜入し、ダブルドライバーを入手することに成功した。だが逃走の際、彼女は追っ手からの攻撃を受けて二度と人前に出られないほどの傷を負ってしまった。彼女がいつも包帯やコートで全身を包んでいるのはそのためだ。文音はそれから自身をシュラウドと名乗るようになり、鳴海荘吉にダブルドライバーを託して来人の救出を依頼した」
「あの依頼はシュラウドのものだったのか!!」
驚愕の事実が連続し過ぎて翔太郎はわけがわからなくなってきた。フィリップも同じ気持ちだったがなんとか気持ちを落ち着けて偽シュラウドに問いかける。
「つまり・・・この戦いは、僕をめぐって母と父が起こしたものなんですか・・・?」
「そうよ・・・シュラウドに擬態し、シュラウドの記憶を得た私にはわかる・・・彼女の深い愛と、それゆえの哀しみが・・・・・・」
「俺にも教えてくれ! 何故おやっさんにダブルドライバーを託したんだ!?」
翔太郎は強い口調で偽シュラウドに問う。
「それは・・・あなたが切り札(ジョーカー)だからよ・・・・・・」
「切り札(ジョーカー)? どういう意味だ!」
「いずれわかるわ・・・」
偽シュラウドは虫の息だった。もう数分ともたないだろう。翔太郎は最後の質問を偽シュラウドに投げかけた。
「なあ・・・あんたの本当の名前は何ていうんだ?」
偽シュラウドは意外そうな表情で、
「何故そんなことを・・・?」
「さあな・・・ただ、あんたの名前は覚えておかなくちゃならねえ。そう思った」
「なるほどな・・・天道総司の胸倉をつかんだことといい、その優しさが噂に聞いたハーフボイルドか・・・・・・悪くないな・・・私の名は木山 春生(きやま はるみ)。私が人間社会に潜むためにシュラウドがくれた名だ。ワームの時の名は忘れた・・・・・・」
そういって木山は満足そうな笑みを浮かべ、その数秒後に逝った。天道はそれを見届けて太陽の方角に向かって歩み始める。
「園崎琉兵衛・・・それが太陽を遮る壁の名前・・・・・・!」
天道が去った後、2台のバイクがこちらに向かってきた。1台は仗助が康一と2人で乗っているバイク、もう1台には億泰が1人で乗っている。
「翔太郎さん!? それにフィリップさんも!」
仗助は道の真ん中にできた池や機械竜の残骸、そして何故かいる翔太郎たちに驚いている。
「おい! こっちに承太郎さんが倒れてるぜ! 御坂もだ!」
億泰の叫びを聞いて仗助と康一は走っていった。
フィリップは木山の話を聞いてからずっと黙って立っていた。翔太郎はどう話しかけたらいいかわからなかったが、しばらくしたらフィリップの方から話しかけてきた。
「翔太郎・・・この戦いの原因は僕にある・・・・・・」
翔太郎は返事に困った。そんなことはないといえば嘘になるし、ああと答えればよりいっそう気まずくなる。翔太郎が悩んでいると、フィリップは顔を上げて翔太郎の顔を見て、
「だから、僕は戦わなくちゃならない。僕の父も、母も、間違ったことをしている。他人の命を手玉に取るようなことは誰であろうと許されないから・・・止めるんだ、絶対に」
フィリップの強い決意を感じる。翔太郎の心配はどこかに消え去っていた。
「翔太郎、地獄の底まで相乗りする勇気・・・あるかい?」
翔太郎は帽子をかぶりなおして、
「ああ、もちろんだ。なんたって俺たちは『2人で1人の仮面ライダー』だからな」
翔太郎はフィリップの肩に自分の右手を乗せた。
 
「そう・・・ではすべて方がついたんですのね?」
黒子は仗助からの報告の電話を受けていた。
「初春、やりましたわよ。左さんたちががんばってくれたそうですの」
黒子はディスプレイ越しに初春に話しかけた。だが初春はケータイを耳に当てたまま上の空の様子だ。
「どうしたんですの、初春?」
初春はボーっとしたまま、
『電話です・・・佐天さんからの・・・』
 
3日後、佐天と初春、翔太郎、フィリップは学園都市の外へと通じるゲートの前にいた。
「佐天さん・・・本当に行くんですか?」
初春は寂しげな目で佐天を見る。佐天は穏やかな目で初春を見つめ、
「うん、私わかったから。本当の強さが何か・・・」
佐天はエクストリーム化した後、体のコントロールは聞かなかったが意識だけはうっすらとだが残っていた。だから佐天は覚えていたのだ。自分が手にいれた偽りの強さも、翔太郎や霧彦が見せた本当の強さも。
「だから私も本当の強さを手にいれるためにちょっと出かけてくる。次に会った時の私はきっと今よりも強くなってるから、期待してて」
佐天は3人に1度だけ手を振って、それから振り向くことなく学園都市の外へと出ていった。
「佐天、待ってるぜ。お前が帰ってくるこの街は俺たちが守るからな・・・」
翔太郎はそう呟いて他の2人と共にその場を去った。
 
佐天がゲートを通ったしばらく後、1人の男が街の外からゲートを通って学園都市の中に入ってきた。
「ここか・・・学園都市は」
男はたいやきが入った袋を小脇に抱えて、食べながら歩く。1個目を食い終わり2個目に手を伸ばそうとした時、男のジャケットのポケットからカードが1枚地面に落ちた。ダイヤのエース、クワガタの絵が描かれている。男はしゃがんでそのカードを拾い、再びポケットに戻した。そして再び歩き始める・・・
今、学園都市に新たな風が吹こうとしていた。
 
次回予告
天道「園崎琉兵衛、お前を殺す」
琉兵衛「ハハハ! 見上げた若者だ。だが私は死なない」
天道「クソッ・・・どうすれば奴に勝てる!?」
照井「天道総司、お前を逮捕する」
翔太郎「まさかライダーが皆逮捕されちまうなんてなー・・・誰がこの街を守るんだよ・・・」
橘「トライアルA、貴様は俺が倒す!
次回、学園都市の日常・科学サイド『Gよ騙されるな/新たなる始まり』
これで決まりだな!」
 
フィリップ「今日の最強ヒーローは『金色の竜』
御坂の最強必殺技で造り出される砂鉄と電気の竜だ。体表では体を構成する砂鉄がチェーンソーのように高速回転していて触れたものをズタズタに切り裂き、電撃で焼き尽くす。バオオオオオッ・・・という雄叫びを上げて敵に突進するぞ。御坂美琴はとあるマンガを読んでいてこの技を思いついたらしい。実に興味深いね」

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使用BGM
by Joker 2012/02/07(Tue)23:31:36 Edit
※BGM1『鬼柳京介』(遊戯王5D'sより)
※BGM2『only my railgun』(とある科学の超電磁砲より)
※BGM3『思惑』(遊戯王5D'sより)
※BGM4『Cyclone Effect』(仮面ライダーWより)
※BGM5『FULL FORCE』(仮面ライダーカブトより)
※BGM6『3人の絆』(遊戯王5D'sより)
※BGM7『鬼柳京介(ハーモニカver.)』(遊戯王5D'sより)
※BGM8『ボルガ博士死のバラード』(チャージマン研!より)
※BGM9『ハードボイルド』(遊戯王5D'sより)
※BGM10『探偵とは』(仮面ライダーWより)
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