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メンバー自己紹介
HN:
teamBDR
性別:
男性
職業:
高校生
自己紹介:
このブログは退屈な日々を革命すべく集まった6人のブログなんDA。
メンバーの紹介なんDA
[Joker(ジョーカー)]この団を作った人。学園都市の日常・科学サイドを書いてるのはこの人。ボディサイドのガイアメモリをコンプしている。最近、teamBDRが満足同盟となんら変わりない事に気づいたが、狙ってなどいなかった。いや、ホンとにマジで。まあそんな事はどーでもいいから、満足しようぜ!!
[ナレ神(シン)] 貴重な「純粋なツッコミ役」。LUKEとは実況・解説コンビである。最近、兄のオタクライフを書いた記事が大ヒットした。
[ガチャピン]旧かみやん。最近はこっちの名を名乗るほうが多い。通称、魯迅(ろじん)。又は、北大路魯山人(きたおおじろさんじん)。もうなんか『お姉ちゃん』しか言わないかわいそうな人。teamBDRの中でもトップクラスにアレな人なんDA。
[S(サジタリウス)] 変態である。クラスの女子、挙句の果てには学校の先生にまで変態と言われてしまったぞ!この変態軍人めが!!
[Sgt.LUKE(サージェント.ルーク)] おそらくこの団最強の男。その脳内は無限のユーモアにあふれている。もしかしたらアンサイクロペディアを超えているかもしれない。ちなみに食玩のサイクロンメモリを持っている。
[XILE(ザイル)] 割と普通人。EXILEのファン。この団に入ってからまわりに毒されてきた。被害者。だが本人は楽しそうである。
メンバーの紹介なんDA
[Joker(ジョーカー)]この団を作った人。学園都市の日常・科学サイドを書いてるのはこの人。ボディサイドのガイアメモリをコンプしている。最近、teamBDRが満足同盟となんら変わりない事に気づいたが、狙ってなどいなかった。いや、ホンとにマジで。まあそんな事はどーでもいいから、満足しようぜ!!
[ナレ神(シン)] 貴重な「純粋なツッコミ役」。LUKEとは実況・解説コンビである。最近、兄のオタクライフを書いた記事が大ヒットした。
[ガチャピン]旧かみやん。最近はこっちの名を名乗るほうが多い。通称、魯迅(ろじん)。又は、北大路魯山人(きたおおじろさんじん)。もうなんか『お姉ちゃん』しか言わないかわいそうな人。teamBDRの中でもトップクラスにアレな人なんDA。
[S(サジタリウス)] 変態である。クラスの女子、挙句の果てには学校の先生にまで変態と言われてしまったぞ!この変態軍人めが!!
[Sgt.LUKE(サージェント.ルーク)] おそらくこの団最強の男。その脳内は無限のユーモアにあふれている。もしかしたらアンサイクロペディアを超えているかもしれない。ちなみに食玩のサイクロンメモリを持っている。
[XILE(ザイル)] 割と普通人。EXILEのファン。この団に入ってからまわりに毒されてきた。被害者。だが本人は楽しそうである。
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第25話「Rがよみがえる時/ハイパーカブト廃工場で乱暴」
作者 Joker
作者 Joker
「うわああああああああああああああああああッ!!」
学園都市のとある研究所。そこで1人の研究員の悲鳴がこだました。
研究所内は爆風により砂埃が舞い上がり、辺りには何人もの研究員が力尽きて倒れていた。
「やめろォ・・・やめてくれぇ!!」
研究員は涙目で砂煙の奥に見える人影に懇願する。
「駄目だ。お前たちはここでガイアメモリの研究をしていた。ミュージアムの命令でな。お前たちのやっていることは人々を傷つける・・・悪行だ」
そう非情に言い放って、人影の男は研究員に銃を向けた。
―Maximum Rider Power(マキシマムライダーパワー)―
「ハイパーシューティング」
―Rider Shooting(ライダーシューティング)―
銃からとてつもない光が放たれた時、研究所全体がその光に包まれ、やがて大爆発を起こした。
焼け野原となった研究所の跡でただ1人、銃を持った男だけが残っていた。
「まだだ・・・まだ終わらない・・・」
男の背中から緑色の巨大な蝶の羽のような粒子が噴出する。そして男は何処かへと飛び立っていった。
風都地区・鳴海探偵事務所
「学園都市の研究所が何者かによって襲撃されている?」
翔太郎は仗助が言ったことに耳を疑った。そんなことはまったく知らない。
「市民の混乱を防ぐために街の上層部が情報統制を行っているんすよ。それよりも重要なのは、今まで襲われた4つの研究所が全てミュージアムのものっつーことっす。事件跡地に残った物品からわかったんすけどね」
「なんだと? じゃあ犯人はミュージアムの敵対者ってことか」
「たぶんそうっすね」
「これが事件現場の写真だぜ」
億泰は研究所襲撃事件の写真を何枚か机の上に広げた。
「これは・・・すさまじいな」
翔太郎はただただ驚いた。どの写真にも何もない荒野しか写っていなかった。上空から撮った写真を見てそれがクレーター状に破壊し尽くされた跡だという事がわかった。
「こんなにすげー威力の攻撃ができる奴はそうそういねえ。そして事件現場からは多量のタキオン粒子が検出されてるんすよ」
タキオン粒子とはZECTのライダーがクロックアップや必殺技の発動時に用いる粒子だ。それが検出されたということはつまりこの事件にはZECT製のライダーシステムが関わっているということだ。
「現在存在するZECT製のライダーシステムはカブトゼクターとザビーゼクターの2種類。でもカブトもザビーもここまでの攻撃力は持ち合わせてないっすよねえ?」
仗助の質問に翔太郎はうなずいた。
「カブトもザビーもこんなクレーターを作るほどの攻撃力は持ってねえはずだぜ。だが・・・・・・」
翔太郎は仗助の話を聞きながら写真を注意深く見ていた。そして翔太郎はあることに気がついた。翔太郎は写真に書かれた日付を指して言った。
「一番最初の襲撃事件は3日前に起こったんだな?」
「はい、そうっすけど」
翔太郎の中で疑念が広がる。その原因は天道だった。
天道は4日前からまったく姿を見せていない。最後に天道の姿を見たのは花火大会の夜、天道が自分がどうしているかを確かめに来た時だった。その時翔太郎は寝ぼけていてうっすらとしか意識がなく、天道にも寝ていると判断された。
天道が失踪してからの期間と最初の事件が起こってからの期間は符合する。
「翔太郎さん、この事件には仮面ライダーが関わっている可能性が高い。協力をお願いします」
「・・・わかった。協力する」
「翔太郎さん、フィリップはまだ部屋に閉じこもってんのか?」
億泰は不安げな顔でそう聞いてきた。
「ああ、あいつはまだ迷ってんだ。自分が何をするべきかな・・・情けねえよな。こういう時にどういう言葉かけて励ましてやったらいいのかわかんねえのに、相棒なんてよ・・・」
「そんなことはねえぜ、翔太郎さん。翔太郎さんはそうやってフィリップのことをちゃんと考えてるじゃねえか」
億泰がそうやって励ますと仗助も続いて翔太郎を励ました。
「そうっすよ。翔太郎さんの気遣いはきっとフィリップにも届いてるはずっす」
「お前ら・・・ありがとうよ」
翔太郎は手元にあった帽子を被って目元を隠した。
「よし、じゃあ億泰、お前の家に行くぞ」
翔太郎は勢いよくそう言った。億泰はいきなり自分の家に行くと言われてあっけにとられる。
「え? 何で?」
「俺の勘だとこの事件にはシュラウドがからんでいる。だからシュラウドを問い詰める」
翔太郎はそう言って帽子を被りなおした。
風都地区・井坂内科医院
「冴子君、私の管理下にあった研究所が何者かによって襲撃されてしまいました」
椅子に座った井坂は無表情で冴子の顔を見ずにそう言った。
「何故だかわかりますか?」
「それは・・・きっとミュージアムに恨みのある者が」
「違う。私が言いたいのはそういう事ではないんですよ。冴子君、私は悔しいんです。もし私が無敵の強さを持っていたら、こんな事は起こらなかったはずです」
「井坂先生・・・」
いつも自身の強さに絶対の自信を誇っている井坂が今は自分の強さの及ばなかったことを悔しがっている。そんな彼の姿に冴子は魅せられていた。
「やはり私はもっと強くならなければならないようだ・・・そうですね、彼を使うことにしましょう」
限りなくどこまでも自分の欲望のままに強さを追い求め続ける。そんな井坂に冴子は惚れていた。
翔太郎たちは億泰の家に上がりこんだ。
「おい! シュラウド、出てこい」
「何の用かしら」
翔太郎が叫ぶとシュラウドはどこからともなくいきなり目の前に現れた。
「あんた、天道に何かしたか?」
「ええ、したわ。彼は新しい力を求めていた。だからあげたのよ。カブトを最強の存在にする、ハイパーゼクターを」
「ハイパーゼクター? 何だそりゃ?」
翔太郎は訝しげな顔をする。
風都地区・とある廃工場
草加は最近ここで寝泊りをしていた。ウェザー・ドーパントとの戦いで負った傷と、カイザに変身して戦ったことで消耗した体力の回復のため草加はここ数日ずっと廃工場でじっとしていた。
草加は近くのコンビニで買ったパンを食べていた。
その時、廃工場の穴のあいた屋根から草加は空に浮かぶ不思議なものに気がついた。それは緑色の綺麗な光を放ちながらこちらへと近づいてきていた。草加は太陽の逆光を手で遮ってその正体を見極める。
「あれは・・・カブト?」
緑色の粒子でできた蝶のような羽をはやしたカブトが草加の目の前に降り立つ。よくよく見るといつものカブトとはかなり様子が違った。ライダーフォームの装甲がより重厚な銀と赤の鎧に変化しており、特徴的なカブトムシを模した角はまるで強さを誇示するかのようにより巨大になっていた。
「草加雅人・・・お前を殺す」
カブトは草加に向かって冷たくそう言い放った。
「その声、やはり総司か。俺を殺すなんて、どういうつもりなのかな?」
「お前は危険だ。お前を放っておくと俺の大切なものはいずれ全てお前によって傷つけられてしまう。だから俺はお前を殺す」
「なるほど。つまり君も俺と同じ、大切なもののために邪魔なものは消す・・・そういう考えにいたったわけか」
「お前と一緒にするな。俺はハイパーゼクターに従って戦っているだけだ。ハイパーゼクターは俺にお前が俺の大切なものを傷つける未来を見せた。だがお前がいなくなれば未来は変わるはずだ」
「まったく・・・君の言うことはいつもわけがわからない。わかったよ、そんなに戦いたいんだったら戦ってやる・・・ただし殺されるのは君の方だ」
―Standing by(スタンディングバイ)―
草加はカイザフォンに9・1・3のコードを打ちこんでいた。
「変身!」
草加はカイザドライバーにカイザフォンを差し込み、仮面ライダーカイザへの変身を遂げた。
シュラウドはハイパーゼクターに関する説明を始めた。
「ハイパーゼクターはカブトをパワーアップさせるために私が開発したものよ。使用することでカブトはハイパーフォームへと進化する。そしてハイパーフォームとなったカブトはハイパークロックアップを得る」
「ハイパークロックアップ? 普通のクロックアップとどう違うんだよ?」
「ハイパークロックアップはハイパーフォームになった時点から常に発動し、装着者の脳を四次元の段階に引き上げる。そして四次元に引き上げられた人間の脳は過去から未来の全てを見通す事ができる」
翔太郎はシュラウドの説明を聞いて眉間にしわを寄せる。
「つまり・・・どうなるってんだ?」
「ハイパークロックアップによって装着者は戦っている相手の過去や未来が見える」
「ちょっと待てよ。過去はすでに結果が出ていることだから1つだ。でも未来は1つとは限らねえんじゃあねえのか?」
仗助が疑問を口にするとシュラウドは即座に答えた。
「その通りよ。未来は1つではなく、植物の根のようにいくつにも分岐している。でもハイパークロックアップなら未来の分岐点もその行き着く先も全て見る事ができる。そして装着者は適切な行動をとることにより自分の望む未来へと辿り着く事ができる」
「で、でもよぉ、そんな無茶なことやって天道総司は大丈夫なのかよ・・・」
翔太郎の後ろで話を聞いていた億泰が素朴な疑問を口にした。
「ええ、当然装着者は無事では済まない。ハイパークロックアップはたとえ回避可能な未来であっても装着者にそれを見せる。例えば装着者が死ぬような未来でも、見ないということはできない。そうやっている内に装着者の精神は磨り減っていって、やがて絶望的な未来しか見えなくなる。その状態でさらに戦い続ければ装着者の精神は完全に崩壊する」
「なんだと・・・どうにかできないのかよ!?」
翔太郎はシュラウドの肩をつかんで怒鳴った。
「私ではどうすることもできない。ただ私から言えることは、荒んだ心ではハイパークロックアップを使いこなすことはできないということよ。ハイパークロックアップを使いこなせるのは完全に自分の心をコントロールできる、言うなれば無我の境地にでも目覚めた人間だけよ」
「ふざけんなよ・・・天道にそのハイパーゼクターとかいうのを渡したのはあんただろ!」
翔太郎は怒りを露にする。だがシュラウドは冷徹な態度で翔太郎に言い返す。
「でもそれを望んだのは他でもない。天道総司本人よ」
そう言われて翔太郎はハッとした。天道はもう頼らないと決めていたシュラウドに頼らなければならないほど切羽詰まっていたのだ。その原因が何かはわからないが、天道を助けるためにはその悩みを解決するしかない。
「おい、天道は今どこにいる?」
翔太郎に言われてシュラウドはタブレットPCを取り出して操作する。
「現在天道総司は風都地区内の廃工場で草加雅人と交戦中。きっと彼は草加雅人を殺すでしょうね」
翔太郎は億泰の家を猛ダッシュで飛び出した。仗助と億泰も翔太郎の後を追いかける。
なんとしてでも天道の暴走を止めてみせる。翔太郎は決意した。
「クロックアップ」
―Clock Up(クロックアップ)―
ハイパーカブトのアーマーが展開し、緑色の粒子を散らしながら高速移動を始める。
「フン、クロックアップか。だがカイザの目なら見切れる」
カイザの複眼が紫色に発光する。カイザの目は超高速で移動するハイパーカブトの動きをはっきりと捉えていた。カイザはカイザブレイガンを右手に持って構える。
ハイパーカブトはカイザの目の前まで接近していた。
「でぃやあッ!」
カイザはハイパーカブトの脳天目掛けてカイザブレイガンを振り下ろす。
だがその一撃は高速移動中のカブトにはかすりもしなかった。しかしマスクの下で草加はニヤリと笑う。
―Exceed Charge(エクシードチャージ)―
カイザは左手にナックルダスター型の武器、カイザショットを装着していた。カイザはハイパーカブトの腹に向けて必殺の拳撃、グランインパクトを放つ。
クロックアップ中のライダーに普通の攻撃は当たらない。フェイクを挟んでからの一撃必殺。それが草加が考えていたクロックアップ対策だった。草加はこれで天道を倒したとマスクの下でほくそ笑む。
だがカイザの渾身のグランインパクトはまるで全て読まれていたかのように完璧にかわされた。
それどころかカイザはハイパーカブトの左拳をへその辺りに受けた。それはカイザがハイパーカブトにグランインパクトを当てようとした場所と完全に同じだった。
「がはァッ!!」
カイザは後方に向かって吹っ飛ぶ。
―Clock Over(クロックオーバー)―
ハイパーカブトのアーマーが展開された状態から元の状態に戻る。
「雅人、お前の未来は全て見えている。お前がこれから俺にする攻撃、いざとなったときどうやって逃げるか、全てわかっている」
ハイパーカブトの右側に奇妙な色をした穴が空いた。ハイパーカブトはハイパーゼクターの力を利用して次元の壁を操作し、並行世界への穴を開けたのだ。ハイパーカブトはその穴に右腕を突っ込む。そして何かをつかむと穴から腕を出し、次元の穴を閉じた。
ハイパーカブトが取り出したのはドレイクグリップにセットされたドレイクゼクターだった。ハイパーカブトは銃口をカイザに向ける。
「お前にはここで死んでもらう。それが俺が決めた、お前の未来だ」
「総司・・・総司ィッ!!」
カイザは咆哮しながら立ち上がる。そしてカイザブレイガンを持ち直してハイパーカブトに突撃していく。
翔太郎たちは天道が戦っているという廃工場に向かって全力で走っていた。
「なあ、天道総司は草加雅人と戦ってんだろ? ならこんなに急いでいくことはねえんじゃねえか」
走りながら億泰はそう言った。
「確かに。草加雅人はどうしようもない悪人だ。殺されちまっても文句は言えねえやろうだ」
仗助も走るのをやめずに億泰の意見に同意する。そんな2人に翔太郎は反論する。
「・・・けどよ、あいつも、草加雅人もシュラウドによって仮面ライダーになった1人だ。あいつにも何か理由が」
「理由があったら黒子を殺したことも許されるんすか?」
「いや、そうじゃねえ。ただ俺たちはもっと理解し合えねえのかよってな・・・」
翔太郎の視線が地面に向く。
「そんなこと、あいつは望んじゃいないっすよ。あいつはただ戦う事を楽しんでいる。俺にはそうとしか思えねえ」
「俺もだ。こないだだってあいつは俺たちの言うことを無視して結局戦いになった。あいつと理解し合うなんて犬や猫と会話をするより難しいぜ」
億泰も仗助に続いてそう言った。翔太郎は何とも言いがたい哀しみのようなものを感じた。それでも、と翔太郎は思う。
「今天道に草加雅人を殺させちゃならねえ。今の天道は機械に操られているのと同じ状態だ。そんな状態で草加雅人を殺したら、きっとあいつは後悔する」
翔太郎は走る速度を上げる。仗助と億泰も翔太郎の後を追う。
しばらくして廃工場が100メートルほど先に見えてきた。翔太郎たちは覚悟を決める。
その時、翔太郎たちは前方に奇妙な姿をした誰かが立っていることに気がついた。翔太郎たちは立ち止まってその姿を凝視する。怪人だ。恐竜のような顔をした人型の怪人が前方に立ち塞がっている。
「くそッ! こんな時にミュージアムかよ」
仗助と億泰はそれぞれクレイジー・ダイヤモンド、ザ・ハンドを出す。
その姿は翔太郎の瞳にも映っていた。木山春生との対決以降、翔太郎はスタンドの姿が見えるようになっていた。何故何の能力も持たない翔太郎がスタンドを見る事ができるようになったのか。それはフィリップの地球(ほし)の本棚で調べてもわからないことだった。
「ここは俺たちが何とかするっすから先に行ってください」
翔太郎はそう言われて気を取り直した。翔太郎は廃工場に向かってダッシュする。
怪人は目標を翔太郎に定めて翔太郎に襲いかかろうとする。
「ザ・ハンドッ!」
しかし怪人の手が翔太郎に届くことはなかった。怪人はザ・ハンドの能力で億泰たちの方に引き寄せられた。
「恩に着るぜ!」
翔太郎は廃工場に向かって無事走っていった。
「てめえの相手は俺たちがやってやるぜ!」
ザ・ハンドの左手が怪人の首をつかむ。そしてザ・ハンドは右手の能力で怪人を削ろうとする。
だが怪人は両足でザ・ハンドの胸を蹴ってザ・ハンドから離れた。億泰はよろめいて舌打ちをする。
「仗助、この怪人アレだよな。前に翔太郎さんが言ってたスタンドメモリで変身したヤツだよな?」
億泰がそう言うので仗助はうなずいた。確かにこの怪人からはスタンドの気配がする。しかしこのスタンドには影がある。つまり実体化しているのだ。
「おい、お前たちは東方仗助と虹村億泰だな?」
怪人は突然こちらに質問してきた。仗助は怪人の方を向いて話す。
「ならなんかあるんすか? 俺たちはお前を倒して翔太郎さんを追いかけねえといけねえ」
「そうだ! てめえに構ってる暇なんかねえんだよッ」
億泰は前のめりになって怪人に叫んだ。
「俺にはお前たちを倒さなければならない理由がある・・・俺の夢を取り戻すためにッ!」
怪人は咆哮しながらアスファルトの地面を両腕で砕く。
その様子を遠くの物陰からウェザー・ドーパントに変身した井坂が見ていた。
「さあ見せてください。レッド・ホット・チリ・ペッパー、音石 明(おといし あきら)君。君のメモリの進化を・・・」
レッド・ホット・チリ・ペッパー、井坂がそう呼んだ怪人は砕いた地面の中から電線を引っ張り出した。
「うおおおおおおおおおおおッ!!」
レッド・ホット・チリ・ペッパーは引きちぎった電線を両手に持って大量の高圧電流を浴びる。
「な・・・何やってんだ!? あいつは!? 自殺行為だぜッ!!」
仗助、億泰は信じられないという目でレッド・ホット・チリ・ペッパーを見る。だがレッド・ホット・チリ・ペッパーは微笑んでいた。
「ケケケ・・・充電完了・・・・・・」
レッド・ホット・チリ・ペッパーはそう言って電線を手放した。
そして手放された電線が地面に落ちる瞬間、10メートルほど先にいたレッド・ホット・チリ・ペッパーがいきなり仗助の目の前に現れた。
驚く間もなく仗助はレッド・ホット・チリ・ペッパーのパンチに吹き飛ばされる。さらに億泰も仗助が攻撃されたということを認識する前にレッド・ホット・チリ・ペッパーのキックを受けて仗助と同じく吹き飛んだ。
「まだまだァッ!!」
レッド・ホット・チリ・ペッパーは吹き飛んだ2人の目の前に再び現れ更なる攻撃を加えようとする。
「アナザー・デイ・カムズッ!!」
ザ・ハンド第2の能力を発動させた億泰は即座に右手で異空間の入口を開いて仗助とともに飛び込んだ。
「チッ! 逃げられたか」
異空間の入口はすぐに閉じ、レッド・ホット・チリ・ペッパーは仗助と億泰を見失った。
「おい仗助。大丈夫か・・・」
ザ・ハンドの異空間で2人は地面に座ってお互いの怪我の具合を確認する。
「いいや、最悪だぜ。あいつのパンチをクレイジー・ダイヤモンドの両腕でガードしたけどよ・・・折れちまってやがる・・・・・・」
仗助の両腕は関節が1つ増えたかのように折れていて、服の袖からは血が流れているのが見えた。
「俺もさっきの奴のキックで左足が砕けちまった」
億泰は痛みに耐えながら左足を前に伸ばしている。
「そうか。今すぐ治してやる」
「無茶だぜ仗助! その腕じゃあよお・・・」
億泰は咎めるが、仗助は頑として聞かない。
「俺たちを見失った奴が行くのは廃工場だ。あいつのパワーとスピード・・・おそらくは承太郎さんのスタープラチナよりも上だぜ。そんな奴を翔太郎さんたちの所へ行かせちゃならねえ」
仗助は痛みに耐え、涙目になりながらもクレイジー・ダイヤモンドで億泰の足を治した。
「おそらく奴の能力は電気を蓄えることでパワーアップする能力だ。素でスタープラチナ以上の能力ってことは考えにくいし、充電完了って言ってたからたぶんそれで合ってるぜ。頼む億泰。あいつを倒してくれ」
仗助に懇願され億泰はレッド・ホット・チリ・ペッパーとの一騎討ちを決意した。
だが億泰にはレッド・ホット・チリ・ペッパーを倒す策がまったく無かった。元々億泰は考えるのが苦手で、いつも戦う時は考えるのは仗助に任せていた。億泰のザ・ハンドは破壊力なら最強と言えるものだが、動きに隙が多く、スタープラチナ以上のスピードを発揮するレッド・ホット・チリ・ペッパーに対抗できるとは思えなかった。
「チクショーッ こうなったら小細工は一切ナシ!! 正面からぶつかってやるぜッ!!」
ザ・ハンドの異空間からは現実世界の様子はわからない。さらに億泰も異空間に入ってしまった以上、出口ができる場所は入口と同じ場所になってしまう。
億泰は意を決してザ・ハンドの左手で出口を開いた。
億泰は出口から勢いよく飛び出す。レッド・ホット・チリ・ペッパーはまだ近くにいた。しかも億泰に背を向けた状態で。
ザ・ハンドはレッド・ホット・チリ・ペッパーを招くように右手をブンブンと振り回す。
「おぉ!?」
レッド・ホット・チリ・ペッパーはザ・ハンドの能力によって億泰の方へ引き寄せられていく。
「クソがアッ!!」
レッド・ホット・チリ・ペッパーはザ・ハンドの能力に抗わず、逆に引き寄せられるのを利用して億泰に急接近する。
「死ねえッ!!」
レッド・ホット・チリ・ペッパーは鋭く太い爪を立てた右手を億泰に向かって勢いよく伸ばした。億泰は左腕を前に出す。レッド・ホット・チリ・ペッパーの爪が深々と億泰の左腕に突き刺さる。
だが億泰も同時にレッド・ホット・チリ・ペッパーにダメージを与えていた。レッド・ホット・チリ・ペッパーが右腕を伸ばした時、億泰はレッド・ホット・チリ・ペッパーの左足に向けて右腕を伸ばしていた。そしてザ・ハンドの能力でレッド・ホット・チリ・ペッパーの左足を削り取ったのだ。
「ギヤアアアアアアアアアアッ!!」
レッド・ホット・チリ・ペッパーは悲鳴を上げて地面を転がる。ザ・ハンドに削り取られた部分はこの世から完全に消滅し、残った切断面同士がくっつくようになっている。レッド・ホット・チリ・ペッパーの左足は太もものほとんどが消滅し、右足の膝くらいの位置に足首があった。これではもう立ち上がることはできない。
だが億泰が受けたダメージも大きかった。億泰の左腕には500円玉くらいの大きな円形の傷が4つもできていた。レッド・ホット・チリ・ペッパーの爪が刺さった痕だ。レッド・ホット・チリ・ペッパーの爪は左腕の骨にまで達し、ヒビを生じさせていた。さらに傷口からの出血が酷く、さっきからまったく止まらずにドバドバと流れている。左手の指先は青ざめていた。
「俺馬鹿だからよお、てめえだけにダメージを与える方法が思いつかなかったぜ・・・・・・まあいいか。俺の勝ちだぜ」
レッド・ホット・チリ・ペッパーは芋虫のように地面を這っている。億泰はそんな彼を見下ろし、ザ・ハンドは右手を降り上げた。億泰を見るレッド・ホット・チリ・ペッパーの表情が恐怖に引きつる。
「い、いやだァ・・・」
「安心しろ。俺は命は奪わねえよ」
ザ・ハンドは右手を握って拳にする。
「いやだ・・・ここで負けたら・・・俺は・・・・・・俺の夢はァッ!!」
その時、レッド・ホット・チリ・ペッパーの体が突然眩い光を放ち始めた。
「なッ これはまさか!!」
億泰はこの現象に心当たりがあった。自信がザ・ハンドの第2の能力アナザー・デイ・カムズを身につけた時、ザ・ハンドは眩い光を数秒間放ち続けた。
「なるほど。敗北によって夢を絶たれる恐怖心が彼のスタンドを進化させるか」
物陰からウェザー・ドーパントは満足そうにレッド・ホット・チリ・ペッパーの放つ光を見つめていた。
「うおおおッ!!」
レッド・ホット・チリ・ペッパーはより強く光を放つ。あまりの眩しさに億泰は目を閉じる。
そして次に目を開けた瞬間、光は収まっていてレッド・ホット・チリ・ペッパーは姿を消していた。
「逃げたのか・・・野郎」
億泰は辺りをきょろきょろと見回す。どこにもレッド・ホット・チリ・ペッパーの姿は見当たらない。
その時、億泰は急によろめいて倒れた。
「え?」
億泰はわけがわからなかった。両足に鋭い痛みが走ったかと思ったら、次の瞬間には両足が自分の体から離れていたのだ。
億泰の意識が遠くなっていく。左腕からの出血に加えて両足からの出血。
億泰は最後の力を振り絞って辺りを見回すが誰かがいる気配はまったく無かった。
億泰が意識を失ってからしばらくして、レッド・ホット・チリ・ペッパーは再び姿を現した。
「おい、井坂! いるんだろう? 出てこいッ」
そう言われてウェザー・ドーパントは物陰から姿を現した。レッド・ホット・チリ・ペッパーは地面を這ってウェザー・ドーパントに近寄る。
「それがあなたの進化・・・自分の気配を完全に消してしまう能力ですか」
「ああそうだ。約束は果たしたぞ。さあ、俺を元の姿に戻してくれ!」
レッド・ホット・チリ・ペッパーは地面に這いつくばりながら懇願する。だが、
「駄目です。スタンドの第2能力を発現させる者は多い。音石君、私が見たいのはその先なんですよ」
「そんな・・・!!」
レッド・ホット・チリ・ペッパーはうなだれて嗚咽をあげる。
「しかし、その足では戦いづらいだろう。いったん病院に帰るか」
ウェザー・ドーパントはレッド・ホット・チリ・ペッパーを抱え、自身が起こした小型の竜巻の中に消えていった。
「ぐああああああああッ!!」
カイザはハイパーカブトがドレイクゼクターから放つタキオン粒子を収束させた光弾の爆発に巻き込まれて吹き飛んだ。
「そろそろ終わりにするか、雅人」
ハイパーカブトはカイザに銃口を向ける。カイザにはもう立ち上がる力すら残されていない。
ハイパーカブトはハイパークロックアップで未来を確認する。もはやどうやっても草加雅人は死ぬ運命だった。
「天道おォーーーーーッ!!」
その時、翔太郎がそう叫びながらハイパーカブトの目の前に立ち塞がった。
「やめろ天道! 今のお前は正気じゃねえ。そんな気持ちで草加雅人を殺せば、きっとお前は後悔する。だから天道・・・俺がお前を倒して、お前を止める!」
そう言って翔太郎はダブルドライバーを装着する。
「馬鹿な・・・左翔太郎だと・・・!! そんな未来は存在していない・・・・・・ッ!!」
天道は困惑していた。この場に左翔太郎が現れるという未来は存在していなかった。さらにハイパークロックアップで翔太郎の未来を見ようと思っても何も見えないのだ。それどころか漠然とした不安感や恐怖心だけが募って天道はダブルに殺される未来しか見えなくなってしまった。
「フィリップ、頼む。今だけでいい。戦ってくれ」
ダブルドライバーを装着してフィリップと意思が繋がった翔太郎は懇願した。だがフィリップは何の返事も返してくれない。
「頼む! 今戦わねえと取り返しのつかねえことになっちまうんだ!! フィリップ!!」
やがて翔太郎の想いが通じたのか、サイクロンメモリが翔太郎のダブルドライバーに転送されてきた。
「ありがとよ、相棒」
『いいよ。僕のわがままで君を危険にさらすわけにはいかないから・・・』
翔太郎は2本のメモリが挿さったダブルドライバーを左右に開く。
―サイクロン! ジョーカァーッ!―
翔太郎はダブルへの変身を完了した。
「まさか・・・お前が俺を殺すというのか!? ならお前を殺さなければ・・・俺は!!」
ハイパーカブトはダブルに向けて光弾を発射した。
「うおあッ!!」
直撃はしなかったがダブルは爆風で数メートル吹き飛ばされた。
『なんて量のタキオン粒子だ・・・あんなものをまともにくらったら・・・・・・あれもシュラウドが作ったのか?』
「ああ、そうだ。シュラウドは天道の運命を狂わそうとしている。だから止めねえと!!」
―ルナァッ! トリガー!―
ダブルはルナトリガーへとメモリチェンジした。ダブルは物陰に隠れてトリガーマグナムの引き金を引く。そして発射された光弾はホーミングで全弾正確にハイパーカブトに命中した。
「ぐあああああッ!!」
火花を散らせながらハイパーカブトはよろめく。
「なんだよ・・・未来が見えるっていう割には当たるじゃねえか」
翔太郎は不思議に思いながらハイパーカブトの様子を物陰から見る。するとハイパーカブトはアーマーを展開し、タキオン粒子の羽を広げて空へと飛び立った。
「こうなったらまとめて破壊しつくしてやる・・・!」
―Maximum Rider Power(マキシマムライダーパワー)―
ハイパーカブトはベルトの左側面に装着されたハイパーゼクターの角を1回倒す。するとドレイクゼクターに超高濃度タキオン粒子がチャージされていく。
『まずい翔太郎! 天道総司は必殺技で何もかも破壊し尽くすつもりだ!』
「なんだって!? させねえぞ天道!!」
ダブルはトリガーメモリをトリガーマグナムに挿し込む。
―トリガー! マキシマムドライブ!!―
『「トリガーフルバーストッ!!』」
大量のホーミングがかかった光弾が上空のハイパーカブトに向けて飛んでいく。
「うっ・・・くっ・・・うわあああああああああああッ!!」
何発かはギリギリまで引き付けて相殺されたものの、ほとんどは避けられずにハイパーカブトに命中した。チャージしていたタキオン粒子が爆発を起こしてハイパーカブトは地上に落下する。
ハイパーカブトは無言でうつぶせに地面に倒れている。
「大丈夫か天道!?」
爆発の勢いでハイパーカブトは強く地面に叩きつけられていた。ダブルは心配になってハイパーカブトに駆け寄る。
するといきなりハイパーカブトは背中からタキオン粒子の翼を広げてそれでダブルを攻撃した。
「ぐああああああああああああああッ!!」
超高濃度のタキオンの波を受けてダブルは強く吹き飛ばされた。
「殺す・・・殺される前に、全て殺す・・・!!」
そう呟きながらハイパーカブトは立ち上がる。もはや天道の精神は正常に機能していなかった。
ハイパーカブトはカイザに歩み寄っていく。カイザはすでに気絶している。
「天道・・・駄目だ・・・殺したら・・・!!」
ダブルは瓦礫の中からよろよろと立ち上がる。
―Maximum Rider Power(マキシマムライダーパワー) 1・2・3(ワン・ツー・スリー)―
「ハイパーキック」
―Rider Kick(ライダーキック)―
ハイパーカブトは最大最強の必殺技ハイパーライダーキックを放つ体勢に入る。ハイパーカブトはアーマーを展開してタキオンの羽を広げ空へと飛んだ。
「ハアアアアアアアアッ!!」
超高濃度のタキオン粒子を帯びたハイパーカブトの右足が緑色に眩く輝いてカイザを狙う。
「やめろおおおおおおッ!!」
ダブルはハイパーライダーキックの軌道上に両手を広げて立った。
『やめるんだ翔太郎!! 君は死ぬ気か!?』
フィリップは翔太郎に必死に呼びかけるが翔太郎は聞く耳を持たない。
「あ、あれは・・・C.C.?」
キックの間に割って入って誰かを庇おうとする姿を見て天道がそう思った時、ハイパーライダーキックはダブルに命中し大爆発を起こしながら遥か彼方までダブルを吹き飛ばした。
「翔太郎・・・翔太郎!?」
フィリップの意識はフィリップの肉体に戻っていた。変身が解けたのだ。フィリップは今まで感じたこともないような不安を感じて大急ぎで部屋を飛び出した。
翔太郎は大の字になって仰向けで静かに倒れていた。辺りではチラチラと火が燃えているのが見える。
翔太郎はズタボロだった。もう全身どこにも感覚がない。不思議と痛みも感じなかった。
「ハハ・・・これが俺の・・・最後か・・・・・・これじゃあおやっさんに・・・ハーフボイルドだって・・・・・・言われちまうな・・・・・・」
翔太郎は静かに目を閉じた。息も、心臓の鼓動も、全てが止まっていた。
左翔太郎は死んでいた。
次回予告
フィリップ「見ろ! 君のせいで翔太郎は・・・僕の相棒は死んでしまった! クソッ!」
天道「翔太郎を殺さなければ、俺が殺されていたんだ・・・・・・」
シュラウド「彼が一度死ぬことも私の計画の一部だった」
幻海「・・・あんた、覚悟はできてるんだろうね?」
天道「俺は生まれ変わった。もう迷ったりはしない」
―Hyper Cast Off(ハイパーキャストオフ) Change Hyper Beetle(チェンジハイパービートル)―
天道「次回、学園都市の日常・科学サイド『Rがよみがえる時/さすが! ハイパーカブトは強かった!』
これで決まりだ」
井坂「今日の最強ヒールは『レッド・ホット・チリ・ペッパー』
電気を喰らうことで力を増すスタンドです。最大充電時のパワーやスピードは空条承太郎のスタープラチナさえ越える。さらに進化したことで自身の姿、自身が発する音やにおいなどの自分の気配を完全に消してしまう能力を得た。これぞまさに透明人間と言えるのではないでしょうかねえ」
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