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teamBDR
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男性
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高校生
自己紹介:
このブログは退屈な日々を革命すべく集まった6人のブログなんDA。
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[Joker(ジョーカー)]この団を作った人。学園都市の日常・科学サイドを書いてるのはこの人。ボディサイドのガイアメモリをコンプしている。最近、teamBDRが満足同盟となんら変わりない事に気づいたが、狙ってなどいなかった。いや、ホンとにマジで。まあそんな事はどーでもいいから、満足しようぜ!!

[ナレ神(シン)] 貴重な「純粋なツッコミ役」。LUKEとは実況・解説コンビである。最近、兄のオタクライフを書いた記事が大ヒットした。

[ガチャピン]旧かみやん。最近はこっちの名を名乗るほうが多い。通称、魯迅(ろじん)。又は、北大路魯山人(きたおおじろさんじん)。もうなんか『お姉ちゃん』しか言わないかわいそうな人。teamBDRの中でもトップクラスにアレな人なんDA。 

[S(サジタリウス)] 変態である。クラスの女子、挙句の果てには学校の先生にまで変態と言われてしまったぞ!この変態軍人めが!!

[Sgt.LUKE(サージェント.ルーク)] おそらくこの団最強の男。その脳内は無限のユーモアにあふれている。もしかしたらアンサイクロペディアを超えているかもしれない。ちなみに食玩のサイクロンメモリを持っている。

[XILE(ザイル)] 割と普通人。EXILEのファン。この団に入ってからまわりに毒されてきた。被害者。だが本人は楽しそうである。
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第13話「Nが見たもの/友よ、君は何故・・・」
 
作者 Joker

雨、最近ずっと続いている。学園都市は梅雨の時期に入っていた。
そして今日は学園都市で学期ごとに1回ずつ行われている能力検査の日だ。各種医療検査の後、トランプの絵柄当てやスプーン曲げ、遠く離れたマッチ棒への点火などの検査を丸1日かけて行い、結果は1学期の成績に反映される。学園都市の学生たちはこの検査にに毎回毎回戦々恐々としながら挑むのである。
佐天と初春もそんな気持ちで今日の試験を受けようとしていた。教室で体操服に着替え、初春は意気込む。
「佐天さん、今日こそは早く帰りましょう!」
佐天はうんと言って強くうなずく。この試験、すでに能力を持っている者は少しの検査ですぐに帰宅できる。逆に能力を持たない者はすべての検査を受けるまでは帰れない。だが検査の途中で能力が発現した場合はレベル測定を行った後すぐ帰れる。
2人は今までの検査すべてで夕方までの居残り組だった。今回こそは速攻で帰りたい。
「初春、もし昼までに終わったら昼食はレストランにしよう」
「いいですね、佐天さん。がんばりましょう」
2人の心は燃えていた。だが外では暗雲が稲光を走らせていた。


「よし! あとちょっと・・・」
「あー! 仗助それ奥行き過ぎだぜ」
仗助がクレーンゲームで遊ぶのを億泰が横から見物している。その近くのダンスゲームで黒子は遊んでいる。
スタンド能力は超能力とは別扱いで、より早く検査が済むので仗助と億泰は誰よりも早く検査を終わっていた。黒子もジャッジメントの中でも指折りの実力者ということで改めて各種検査を受ける必要もなく、仗助たちと同時刻に終わり合流していた。
どこに行こうかという話になって、3人はゲームセンターに来たのだ。学生はまだほとんどが検査中、大人は仕事というこの時間、ゲームセンターは3人の貸し切り状態だった。
だがそこにもう1人の足音が近づいていた。革靴のコツコツとした音が黒子の背後に向かって迫る。
「お姉さまですわね?」
ダンスゲームの画面を見たまま黒子は言う。
「あんた・・・何で分かるのよ」
御坂はあきれながら言った。彼女もまた早々に検査を終えた1人である。
「私はいつでもお姉さまのことを想っているんですの。だから背中でお姉さまを感じることぐらいわけはないんですのよ」
御坂の背筋に寒気が走った。だが御坂はそんなことはすぐに忘れた。御坂は黒子に聞きたいことがあるのだ。御坂は激しく踊っている黒子の背中に向かって話しかける。
「最近、ジャッジメントが独自のマスクドライダーシステムを完成させたらしいわね」
「どうしてそれをお姉さまが知っているんですの?」
それはジャッジメントの極秘事項だった。だが黒子は驚かずにゲーム画面だけを見ている。御坂の能力ならコンピュータの回線を流れる電気信号を変換して自分の脳内に流すことも可能なのだ。それであらゆるデータを自分の頭の中にインプットすることができる。黒子は御坂のことをよく知っていた。
「マスクドライダーシステム・イクサ、あんたが貰ったらしいわね」
「ええ。でもまだプロトタイプで使い勝手はあまりよろしくありませんの」
ジャッジメントの親組織、アンチスキルは激化するドーパント犯罪に対抗するため独自のパワードスーツの開発に着手していた。その成果がマスクドライダーシステム・イクサ、そしてその装着者に選ばれたのがジャッジメント全隊員中トップクラスの実力を持つ白井黒子というわけだ。
黒子は背中で御坂の眼差しを感じる。かなりの嫉妬心がこもった眼差しだ。黒子は自分が御坂に嫉妬されていると思うとだんだん興奮してきた。その興奮はやがて快感に変わり、黒子はダンスゲームを終えた。画面にはパーフェクトの文字が映っている。
「ねえ黒子・・・」
御坂に呼ばれて黒子は振り返る。御坂は何か解せないものでもあるかのような暗い表情をしていた。
「そのマスクドライダーシステム・・・私にくれない?」
やはり・・・と黒子は思う。最近、御坂は仮面ライダーというものに妙に固執していた。自分がマスクドライダーシステムを手に入れたことを知ったら、きっと御坂はこう言ってくるのではないかと黒子は薄々思っていた。
黒子は懐からマスクドライダーシステム・イクサの要、イクサナックルを取り出す。
「お姉さま、黒子個人としてはお姉さまにこれを渡したい気持ちでいっぱいですわ。ですがこれは私の物ではなくジャッジメントの物。私の一存でお姉さまに渡すことはできないんですの。どうか分かってくださいまし」
「そう・・・そうよね、私が悪かったわ。無理に決まってるのに・・・ごめん、黒子」
そう言って御坂は暗く沈んだ背中でゲームセンターを出ていった。
「珍しいっすね。追いかけないんすか?」
仗助はクレーンゲームで獲得した赤いビー玉のような目をした白い猫のようなぬいぐるみを抱えて億泰と共にこちらに近寄ってきた。ちなみに仗助はこのぬいぐるみに3000円を費やした。
「今追いかけたらボコボコにされますわ。冗談抜きで」
遠くを見るような目つきをしている黒子に億泰はふと湧いた疑問を投げかける。
「なあ、前々から思ってたんだけどよぉ、何で黒子ちゃんは御坂のことをあんなに慕ってんだ? 正直俺には御坂は自己中心的で生意気な奴としか思えねえぜ」
「お、おい億泰! そんな言い方はねえだろ!」
仗助は億泰の発現を咎める。だが仗助も本心では億泰に同意していた。仗助にも御坂について気に入らないところはある。
「億泰の言う通りですわ」
なんとあれほどまでに御坂のことを慕っている黒子が億泰の発言を肯定した。仗助も億泰もこれには驚いて黙りこくってしまう。
「お姉さまはあの通りご友人も少なく、いつも寂しそうにしていらっしゃいますの。それがなんともいじらしくて・・・黒子は・・・!」
いやあんたそれだけじゃすまないような感情を抱いているだろう、というツッコミをいれそうになったのを抑えて仗助と億泰は黙って黒子の話を聞く。
「お姉さまにも昔はご友人がたくさんいたらしいですわ。でも自分の能力のレベルが上がるたびに皆自分から離れていって・・・・・・お姉さまは言っていましたわ。もしこの力で皆を守ることができれば、誰かが私のことを好きになってくれるかもしれない・・・と。だからお姉さまは自分よりも強い者を邪魔に思っているんですの。自分より強い者がいるとそれだけ自分の活躍する場がなくなりますから・・・」
 
「あーあ、今回もなんにもなしかなー」
佐天は午前の検査をすべて終え、教室に戻ろうとしていた。初春とは検査の途中で別れていた。
「結局、昼食は購買かー・・・まあいいや。初春は先に教室かな」
そう思いながら佐天は教室の自分の机に戻る。教室に入る時に初春の姿は見えなかった。まだ検査が終わっていないのだろうか。そこで佐天は自分の机の上に何か書いてあるメモ用紙を見つけた。佐天はそれを手にとって読む。どうやら初春が書いたらしいメモのようだった。
『佐天さんへ。午前の検査で私の能力が発現したので先に帰らせてもらいます。佐天さんも検査が終わったら連絡ください』
 
園崎邸、その中で最も大きい部屋に冴子は呼び出されていた。中に入ると学校の黒板を3枚ほど並べたくらいの大きさのスクリーンに何人もの学生の情報が映し出されている。そしてそれを1人の男が愛猫を抱いて見ていた。
「何ですか、お父様? 急に私を呼び出して」
男の名は園崎 琉兵衛(そのざき りゅうべえ)。その正体は冴子の父、そしてミュージアムの首領。
「冴子、このスクリーンに映っているものが何か、分かるかな?」
琉兵衛は非常に穏やかな声で言った。
「今日行われている能力検査、その裏で極秘の行われているガイアメモリ適性検査の結果」
「その通り。なら私の言いたいことは分かるね?」
琉兵衛はさっきからずっとスクリーンの映像と愛猫のミックだけを見ている。自分の方を見て話さないことを冴子は気に食わなく思いながら、
「適性が高い者がこの中にいたと・・・?」
「その通りだ。冴子、お前にはこのメモリをこの子に渡してきて欲しい」
琉兵衛が指を鳴らすと執事の男が現れて冴子にガイアメモリとメモを渡した。
「わかりました・・・」
冴子は部屋を出た。そして軽く舌打ちをした後にその場を去った。
 
正午、初春は黒子たちと合流して風都地区内にある焼肉屋ビーナスで昼食を食べることになった。
「じゃあユッケ4つとカルビとホルモンと牛タン1つずつ。それと・・・」
仗助が代表して注文している。その横で他の3人が会話している。
「それにしてもどんな能力に目覚めたんですの?」
「たいした能力じゃないんですよ。自分と自分が触れているものの温度を一定に保っていられるだけの能力なんです」
「へー、確かにそりゃあ有効活用の仕方が思いつかないぜ」
「ええ・・・まあでも能力に目覚めたのはいいんですけど、今頃佐天さんどうしてるかなぁ・・・」
初春はさっきから少しテンションが低い。普通能力に目覚めたら飛び跳ねて喜ぶものだ。佐天のことがよっぽど気にかかっているのだろう。
「佐天さんほどの人が無能力で、私なんかが能力者なんて・・・一体どうなっているんでしょうね」
「佐天さんってなんかすごいことでもした人なんすか?」
注文を終えた仗助が会話に加わる。
「佐天さんは小学校の頃、剣道の全国大会で優勝した人なんですよ」
「え! マジかよ、スゲー」
仗助と億泰は初めて聞くこの話に大いに驚く。
「何でもその道の人からは神童と呼ばれていたそうですわね」
「ええ・・・でも佐天さん、最近は剣道の事から離れようとしているんですよ」
「どうして?」
仗助も億泰も不思議がる。
「この街では能力者でもないのに目立ったら迫害の対象になりますから・・・小学校の頃はまだ能力者は少ないですけれども、中学生になると能力者も増えて下手なことをするとすぐに標的にされますから・・・」
「そんな事で神童と呼ばれた剣道の腕を!? なんだか許せないっすねえ」
「俺もだぜ! 無能力者迫害なんて馬鹿げたことをやってるのはどこのどいつだ!!」
「炎谷も同じようなことを言っていましたわね・・・」
4人は皆思い出す。あの壮絶なサッカー勝負を繰り広げた炎谷修矢のことを。彼もまた無能力者への迫害によってサッカーができなくなっていた者だった。
「本当は私たちジャッジメントが取り締まらなくてはならないんですけれども、数が多い上に発見するのが難しいとあっては・・・」
黒子は溜息をついた。
「ユッケお持ちしましたー」
店員がユッケを4つ運んでくる。その時、顔を上げた仗助は今店に入ってきた客を見て声を上げた。
「あれ? 翔太郎さん!?」
その声を聞いて向こうも反応する。
「え!? ・・・お前ら何でここにいるんだよ?」
翔太郎も驚いている。その時、仗助は翔太郎の背後にいるもう1人の男を見てさらに大声を上げた。
「お前は・・・たしかサッカー勝負の時のミュージアムの男!!」
仗助が指したのは紛れもなく霧彦だった。他の3人もそれに気づき表情が険しくなる。
「翔太郎さん・・・これはどういうことっすか?」
「ああ・・・それはな・・・」
翔太郎は仗助のすさまじい剣幕に押されながらも説明に入った。
 
30分前、鳴海探偵事務所
翔太郎は依頼もないのでいつも通り椅子に座ってダラダラしていた。そんな時だった。ノックがしたので翔太郎はドアを開ける。そこにいたのはなんと霧彦だった。
「な! お前・・・何のようだ」
「君に依頼があってきた」
翔太郎は驚きを通り越してわけがわからなくなった。敵である霧彦がここに来ただけでも緊急事態なのに、その上依頼とはどういうことなのか。
「依頼の内容は・・・話がしたいんだ、君と。ここで話すのもなんだからどこかで昼食でも食べながら話そう。料金は僕が払うから」
 
「そういうわけなんだ」
「フィリップさんはどうしたんです?」
仗助は聞く。
「あいつなら昨日一晩中地球(ほし)の本棚で大腸菌と食中毒について調べてたから今は眠ってる」
「さあ探偵君、早く席につこうじゃないか」
翔太郎と霧彦は仗助たちの隣のボックス席に向かい合って座った。しばらくすると店員が水とおしぼりを持ってきた。
「ご注文が決まりましたらボタンを押してくださいませ」
「待ってくれ、注文はもう決まっているんだ」
霧彦はメニューを見る前から何を注文するか決まっていたらしい。
「ユッケだ。ユッケを3つ」
「お2人様で3つですか?」
「いや、彼の注文は後だ。決まったらまた呼ぶ」
「待て、俺もユッケ3つだ」
翔太郎は指で3を示す。
「では合計でユッケ6つですね?」
2人はうなずく。そして店員は厨房へと戻っていった。
「僕は焼肉屋に来たらユッケしか食べない」
「奇遇だな。俺もだ」
じゃあ何であんたら焼肉屋に来たんだよ、というツッコミを隣の席の4人は声に出しそうになって飲み込んだ。
しばらくするとユッケが3つずつ霧彦と翔太郎の前に並んだ。2人は割り箸を取る。
「で探偵君、話というのは・・・」
「おい霧彦、お前の箸なんか変だぞ」
霧彦は翔太郎に言われて自分の箸を見る。確かに変だ。割り箸がまるで飴細工のように90度、L字型に曲がっている。
「まったく、何だこの箸は・・・気味が悪い。こんな不良品が紛れ込んでいるなんて」
霧彦はそう言っているが、隣の席からずっと霧彦をにらんでいた億泰は知っていた。霧彦が持っている割り箸が最初は普通の形をしていたことを。それが少しするといきなりL字型に曲がったことも。だが億泰は昔、飛行機をUFOと見間違えて大騒ぎして友達皆に馬鹿にされたことを思い出して何も言わなかった。
「でも珍しいよな。そんな割り箸見たことねえよ」
「確かに・・・そういえば最近、スプーンやフォークを持っていると何故かいきなり捻れ曲がってしまうことがある・・・一体どういうことなんだろう?」
だが霧彦はすぐにそんな疑問は捨て、新しい割り箸を取り出した。今度はちゃんと真っ直ぐな普通の割り箸だ。
「で探偵君、話というのはだね、君もミュージアムに来ないか?」
翔太郎も隣の席の4人も箸が止まった。肉が焼ける音だけが響いている。
「どういうことだよ・・・霧彦。そんなことあるわけないだろ」
「君はこないだの戦いで悩んでいた。ガイアメモリが真に悪と呼べるものかどうか・・・だから一応聞いてみたんだけど、やはりダメだったね」
霧彦はユッケを食べながら話を続ける。
「君はこないだ僕に聞いたね。何故僕がガイアメモリに携わっているのか・・・その理由は僕も御幸さんとほとんど変わらない。能力を持たない人たちを救いたいからなんだ」
「お前も昔何かあったのか?」
「ああ。自慢するわけじゃあないんだが、僕は高校時代までずっといわゆる優等生と呼ばれる部類の人間だった。勉強も体育もできたし、苦手な科目はなに1つなかった。だけど超能力だけが僕にはなかった。高校を卒業するまで僕に対する嫌がらせがなくなることは一度もなかったよ。先生も何かにつけてこれで超能力があればと言ってきて嫌な感じだった。そこから先は御幸さんと同じさ。ミュージアムのおかげで僕は今の地位まで上り詰めることができたし、すばらしい女性と出会い結婚することもできた」
翔太郎は黙ってうつむいている。こないだ御幸邸で会った時と同じ顔をしている。
「探偵君、やっぱりミュージアムに来ないか? 僕たちは同じような過去を持っている。きっとわかりあえると思うんだ」
翔太郎は顔を上げて霧彦と向き合う。
「ありがとうな、霧彦。お前のこと見直した。確かにお前とはじっくり話したらいい友人になれそうだ。でもやっぱりミュージアムには行けない。俺にはおやっさんとの約束があるんだ。この街を守るっていう約束が。だからガイアメモリが人々を傷つける道具である限り、俺は戦わなくちゃならねえんだ」
隣の席の4人は翔太郎がそう言ったのを聞いてほっと胸をなでおろした。
「そうか・・・じゃあ僕たちはこれからもライバルか」
霧彦はいつもの不気味なほどのさわやかな笑顔ではなく、どこか温かみのある自然な笑顔でそう言った。
「ああ、そうだな」
翔太郎も同じように微笑み返した。
「う・・・う、あああ・・・・・・!!」
その時、突然霧彦が頭を押さえて苦しみだした。
「どうしたんだ霧彦!」
翔太郎は席を立って霧彦の傍に寄る。筋肉が痙攣しているようで霧彦は小刻みに震えている。
「大丈夫か!?」
翔太郎は霧彦に触れる。その瞬間、翔太郎は激しい耳鳴りと頭痛のような感覚に襲われた。
「ぐ・・・あああああああああッ!!」
翔太郎はバタリと床に倒れた。
「どうしたんすか、翔太郎さん!!」
仗助たちは翔太郎に駆け寄る。2人とも気絶している。その上激しい痙攣と動悸を起こしている。
「何だ? 食中毒か!?」
「とにかく救急車・・・救急車ですの!」
 
「はぁ・・・やっと終わったよ」
夕方の4時になって佐天はやっとすべての検査を終えた。結局、何の能力にも目覚めていない。佐天は溜息をつく。
「あなたが佐天涙子ね」
校門を出てしばらく歩いた曲がり角で佐天は1人の女に話しかけられた。他の生徒たちはほとんどが佐天よりも早く検査を終わっており、周りに人は皆無だった。
「そうですけど・・・なんですか?」
女は喪服姿をしており、顔は帽子で隠れていてとても不気味な印象を佐天に与えていた。
「我慢してね・・・ちょっとの間だから」
女はいきなり佐天のへそのあたりに銃のような物を押し付けて引き金を引いた。
「うっ・・・!!」
電流のような痛みが一瞬、佐天の体を駆け巡った。その痛みが去った後、女は銃のようなものを佐天の体から離した。佐天は自分のへその横を見る。そこには四角く渦を巻いたタトゥーのようなものが刻まれていた。佐天はこれを見た事がある。
「これは・・・ガイアメモリの生体コネクタ!?」
「そうよ。私はあなたにこれを渡しにきたの」
女は1本のガイアメモリを佐天に差し出す。
「いりません! 私そんなものは・・・」
「強がらなくてもいいのよ・・・この時間に出てきたって事はあなた無能力者なんでしょ? きっとこれが必要になる時がくる。その時まで大切に持っておきなさい」
女は無理矢理佐天の手を開いてガイアメモリを持たせた。そして身を翻して曲がり角の向こうに消えていった。
「さて・・・これでお父様も満足してくださるかしら?」
 
「どうしよう・・・これ」
佐天は無理矢理渡されたガイアメモリを見つめながら途方に暮れていた。川やゴミ捨て場に向かって投げ捨てようかと考えたが、万が一誰かが拾ったらと考えると危ない。粉々にして壊せないかとも考えたが、仮面ライダーの攻撃でやっと壊れるような物が佐天の力で壊れるはずもなかった。結局、どうすることもできずにさっきからずっと佐天の手に握られている。
佐天はあてもなく風都地区の工場地帯を歩いていた。
「とりあえず初春に連絡して合流するかな・・・」
「ぎゃああああああああああああああああああッ!!」
その時、かすかな断末魔が佐天の耳に届いた。気になって佐天はあたりを見回す。どうやら少し行った先の廃屋からのようだった。佐天は隙間から中を覗く。
「おらあッ! とっとと有り金全部出さんかーーーッ!!」
身長2メートル以上はある筋肉質な男が男子高校生を鞭でしばいている。
「さ・・・さっきので全部なんです~~~、だから許してぇ」
男子高校生の顔は赤くブクブクに腫れ上がっている。一体どれだけ鞭を受けたらああなるのだろうか。佐天は少し吐き気がした。
「なるほど・・・じゃあ死んでもらうか。野郎ども!」
男の背後にいた数人のサングラスをしたモヒカンが火炎放射器を持って前に出る。
「この街に無能力者はいらんのよ。消えてくれ」
「そ・・・そんなぁ!!」
「野郎ども! 無能力者とは何だぁ!!」
部下のモヒカンサングラスは全員声をそろえて「それは汚物です!」と答えた。
「じゃあ汚物はどうするべきだあッ?」
モヒカンサングラスは全員声をそろえて「それは消毒すべきです!」と答える。
「よし、やれ」
「ヒィィィッ!! わかりました!! 今度こそ出します!! 全部ですッ!!」
佐天は止めに行くべきかどうか迷った。自分の力ではあの男たちをどうすることもできないだろう。だがガイアメモリを使えば、あるいは・・・いや、ダメだ。佐天は首を振る。
「ああ? 何だあ? ガキか?」
佐天はやはり見過ごすことができず、廃屋の中に入ってしまった。
「や・・・やめませんか? そういうの・・・」
佐天は精一杯声を張り上げる。だが自分でもわかるように声が震えている。
「ダメだろ嬢ちゃん・・・こういうところに入ってきちゃあ・・・」
男は地面を鞭でしばく。
「俺は無能なくせに誰かに歯向かおうとする奴が大ッ嫌いなんだ!! 嬢ちゃんもそうなんだろ? いいだろう。嬢ちゃんもこの学生と同じようにしてあげよう」
佐天は本気で殺されると思った。そしてもうこの状況をどうにかするにはガイアメモリに頼るしかない気がしてきた。
「一度だけ・・・一度だけなら・・・」
「ごちゃごちゃ言ってんじゃねえぞこの無能がァーーーッ!! てめーみたいなのを見てるとイラッとくるぜ!」
男は鞭を振り回しながら佐天に接近する。しかもただ振り回しているのではない。念動力(サイコキネシス)で自由自在に鞭を操っているのだ。
「出た! 兄貴のサイキックコンボだ!」
モヒカンサングラスたちは男の勝利を確信していた。だが、
―バード!―
 
「・・・・・・ここは?」
「翔太郎さん・・・気づいたんすか!?」
「よかったぁ・・・」
仗助と初春の声が聞こえる。真っ白な天井が見える。どうやらここは病院らしい。
「ずっと気絶してたんだぜ、翔太郎さん」
「億泰か・・・霧彦は?」
「彼なら隣のベッドですわ。先に目覚めてますわよ」
翔太郎のベッドの横の椅子に座っている黒子は親指で後ろを示す。
「やあ・・・探偵君」
「霧彦・・・俺たちは一体どうなって・・・」
「それが医者にもわからないらしい。突然、激しい耳鳴りと頭痛のような感覚に襲われたんだが・・・」
「俺もだ。一体何がどうなって・・・」
その時、黒子のケータイが鳴った。黒子は電話に出る。ちなみにジャッジメントの電話は他の機器に害を出さないように作られているため病院でも安心だ。
「もしもし? ・・・・・・なんですって!? ・・・ええ、すぐ行きますわ」
黒子は電話を切る。そして険しい表情で、
「今風都地区内で鳥のような姿をしたドーパントが能力者相手に暴れ回っているそうですわ。私たちにも出動命令が出ていますの。仗助! 億泰!」
2人は立ち上がり、黒子と共に病室を飛び出していった。
「初春、俺も行くぜ」
「翔太郎さん! さっきまで気絶していたじゃないですか。まだ安静にしてないと・・・」
「いや、もう大丈夫だ。ドーパントが暴れてるんなら俺も行って戦わなくちゃならねえ」
「僕もだ。そのドーパントのサポートをしなければ・・・」
霧彦は立ち上がって病室を出ていった。
「よし・・・俺も!」
 
黒子たちはドーパントが現れたという風都地区内の工場地帯の廃屋を訪れて愕然とした。何人もの人間がそこらじゅうに血まみれで倒れている。
「一体どうなってんだよ・・・これ」
仗助と億泰は言葉を失っていた。こんな事態は初めてだ。そこで黒子は隅の方で震えている1人の男子高校生に話を聞くことにした。男子高校生は顔がえげつないほどに腫れていた。
「一体何があったんですの?」
「お・・・俺、無能力者狩りに遭ってて・・・そこに・・・女の子が1人現れたんだ。中学生くらいの・・・そしたらその子が変なUSBメモリみたいなのをへそに挿して・・・鳥の怪物になって・・・あいつらをぶちのめしたんだ!!」
男子高校生は酷く怯えている。
「その後怪物はどこに?」
「わからない・・・空に飛んでいった・・・」
黒子は天井を見上げる。確かに一箇所穴が開いてる部分がある。
「協力、感謝しますの。仗助、クレイジー・D(ダイヤモンド)で治療をしている暇はありませんわ。ここは救急車に任せて私たちは次の現場へ!」
 
「なに・・・今の爆発音・・・・・・」
今日一日、街中をあてもなく歩いていた御坂は突然響いた爆発のような音に耳を立てた。ここからだいぶ近い場所だ。御坂は黒煙が上がっている場所に向かって走る。
路地裏に入った御坂はそこで血まみれで倒れている何人かの人と、物陰で震えている女子中学生、そして今まさに鳥の姿をした怪人に襲われようとしている男を発見した。
「ヒイイイイイイ助けてくれーーーーーッ!! 俺が何をしたっていうんだあーーーッ!!」
男はそう叫んでいる。だが物陰で怯えている女子中学生は、さっきまで自分を無能力者だと言って狩ろうとしていた奴が何を・・・と思っていた。
そんなことは知らない御坂はとりあえず男を助けるためにその場に踏み込んだ。
「ちょっとそこの鳥の怪人! やめなさいよ!!」
御坂は鬼のような剣幕で鳥の怪人、バード・D(ドーパント)に迫る。
「御坂・・・さん・・・・・・?」
鳥の怪人が自分の名を言った。一体どういうことだろうか。この鳥の怪人が自分のことを知っているのか。
「いや・・・知らないわね。アンタみたいな鳥のお化けみたいな奴なんか・・・そこのアンタ! 離れときなさい!!」
御坂ににらまれて男は急いでその場から逃げ出した。女子中学生も慌ててその場から逃げる。御坂は電気をスパークさせ臨戦状態にはいる。
バード・Dは口から火球を放ってきた。御坂はそれに対応してレールガンを発射する。火球とレールガンはぶつかり合い、激しい爆発と爆風を起こした。御坂の視界が真っ白に染まる。
その時、御坂の上空から空気を切るような音が迫ってきた。御坂はとっさにその場から走って離れる。バード・Dが足の爪を広げて低空飛行で襲ってきたのだ。
御坂はそれをなんとか避けると、メダルを親指で弾いてレールガンを3発発射した。しかしバード・Dの動きにレールガンはことごとく避けられる。
バード・Dは御坂に向けて火球を乱射する。
「きゃあッ!!」
直撃はないものの爆発や熱でダメージを受ける。
「やったわね・・・なら、これでどうよ!」
御坂は空を見上げる。今にも雨を降らしそうな雲が広がっている。御坂は右腕を空に向かって伸ばす。そして電撃を雲に向かって撃ち出した。しばらくすると雲がゴロゴロと音を立て始める。
「くらいなさい! 10億Vの電撃を!」
視界のすべてが真っ白に染まるほどの雷が中空を飛行していたバード・Dに直撃する。その叫び声は雷音にすべてかき消され、御坂に絶対的勝利の確信を与えた。
 
「今の雷は・・・」
翔太郎と初春は突然落ちた雷になにか不穏なものを感じ、そこに向かって走った。
わずか3分ほどで翔太郎たちは現場の路地裏にたどり着いた。窓ガラスが割れ、ゴミが燃えている。アスファルトの地面は黒く焦げつき、凄惨な光景となっていた。
「御坂さん!」
初春は膝をついて息を荒げている御坂に駆け寄る。
「御坂さん、大丈夫ですか!?」
「ハァ・・・ハァ・・・う、初春さん? うん・・・ちょっと無茶したけど、敵は倒したわ」
御坂は前方を指差す。黒焦げになった人のようなものが横たわって倒れている。翔太郎はそれに近寄ってみる。そしてその顔を見て翔太郎は戦慄した。
「ま・・・まさか・・・!!」
翔太郎の顔は引きつっている。初春も気になって近づいてみる。そして初春は息を呑んだ。
「こ・・・これって・・・佐天さん!?」
ところどころすすをかぶったように黒く焦げついているが、その顔を紛れもなく佐天だった。
「どうして・・・どうして佐天さんが!?」
初春は混乱する。翔太郎も同じく混乱しそうだったが、あることに気付いて御坂の問いかける。
「なあ、御坂。敵はドーパントだったか?」
「うん・・・鳥みたいな化け物だったわ」
翔太郎が気になっていること、それはメモリがどこにも落ちていないことだった。粉々に砕けたメモリの破片さえも落ちていない。雷で全部燃え尽きたと考えたいが・・・翔太郎は嫌な予感がした。
「初春・・・離れるんだ」
「え!?」
「いいから離れろ!!」
翔太郎は初春と共に佐天から距離を取る。そしてダブルドライバーを装着する。
「おいフィリップ!」
ダブルドライバーを装着することで翔太郎とフィリップの精神はつながる。翔太郎は鳴海探偵事務所にいるフィリップに呼びかける。
『何だい、翔太郎? そんなに切羽詰った様子で・・・』
「緊急事態だ・・・とにかく変身するぞ」
―サイクロン! ジョーカァーッ!―
翔太郎は仮面ライダーダブル・サイクロンジョーカーに変身した。フィリップの精神が翔太郎の体に移ることで翔太郎の視界がフィリップにも見えるようになる。
『これは・・・どういうことなんだい? あそこに倒れているのはまさか・・・』
「ああ、そうだ。佐天だ。さっきまで鳥のドーパントに変身していたらしいんだが・・・おかしなことにメモリが排出されたようすがねえ。一体どうなっているんだ?」
『なんだって!? それは本当かい?』
フィリップが怯えている。滅多にないことだ。それほどにまずいことなのか。
『まずいどころじゃない・・・取り返しのつかないことになる!』
その時、倒れている佐天から突然眩い緑色の光が放たれ始めた。
『まずい・・・始まる!!』
「一体なんなんだ!?」
『これは・・・エクストリーム化だ!!』
「エクストリーム化だと!? それって照井が変身しすぎたらなるやつじゃねえのか?」
『それもある・・・だがこれは自然に起こされたエクストリーム化だ! 涙子ちゃんとメモリの適合率が限りなく100%に近いんだ!』
佐天はまるで操られているように立ち上がり、そしてさらに強い光を放った。
「なんだこの光・・・まるで自分が消えてしまいそうな・・・そんな感覚だ!」
『これが・・・エクストリームの力なのか・・・!?』
佐天は再びバード・Dに変身した。御坂と戦ったときよりも雄々しい翼、鋭い爪、禍々しい姿をしている。
『翔太郎! マキシマムドライブだ!!』
「いきなりか!?」
『そうじゃなければあいつは止められない!!』
ダブルはジョーカーメモリを抜き取りマキシマムスロットに挿す。
「初春! 御坂! 離れとけ!」
―ジョーカァーッ! マキシマムドライブ!!―
ダブルは風に乗って上昇する。
『「ジョーカーエクストリームッ!!』」
体が真っ二つに別れて左と右の連続キックが放たれる。
「キェエエエエエッ!!」
だがバード・Dはそれを両手の爪で跳ね返した。
『「うわああああああああッ!!」』」
ダブルの体が元に戻り、地面を転げ回る。
『ジョーカーエクストリームが弾き返された・・・!?』
「ありえねえ・・・・・・」
ダブルは立ち上がる。そしてヒートとメタルのメモリを取り出す。
―ヒート! メタルゥッ!―
ダブルの体色が赤と銀に変わり、右手にメタルシャフトが握られる。
『もう一度マキシマムドライブだ!!』
―メタルゥッ! マキシマムドライブ!!―
メタルシャフトにメタルメモリが挿し込まれ、メタルシャフトの両端が炎に包まれる。
『「メタルブランディングッ!!』」
炎を纏ったメタルシャフトをバード・Dに叩きつける。直撃だ。だがバード・Dは何事もなかったかのようにメタルシャフトをつかみ返し、そのままメタルシャフトをへし折った。
「メタルシャフトが折れた!?」
『そんな馬鹿な・・・ありえない!!』
「キュエエエエエエエエッ!!」
バード・Dが至近距離で火球を放つ。
『「うわああああああああああああああああああッ!!』」
ダブルは全弾直撃をくらって後方に大きく吹き飛ばされる。
「なによアイツ・・・私と戦った時よりも断然強くなってるじゃない・・・!!」
御坂は自分でも気付かないうちに震えていた。初春はあのドーパントの正体が佐天だということがまったく信じられなかった。だが現実は非情だ。初春の目には溢れんばかりの涙が蓄えられていた。
「もう・・・もうやめてください・・・・・・佐天さん!!」
そんな悲痛な叫びも今の佐天には届かない。
『翔太郎・・・まだ立てるね?』
「ああ・・・次はルナトリガーだな」
―ルナァッ! トリガーッ!―
ダブルの体色が黄と青に変わる。そして右手に持ったトリガーマグナムに抜き取ったトリガーメモリを挿し込む。
―トリガーッ! マキシマムドライブ!!―
『「トリガーフルバーストッ!!』」
無数の黄と青の光弾がバード・Dをホーミングして発射される。だがそれをバード・Dは刹那的なタイミングですべて回避し、光弾はすべてお互いにぶつかり合って相殺された。
『トリガーフルバーストがこんな方法で無効化されるなんて・・・!!』
バード・Dは低空飛行しながらダブルに接近する。もはや限界のダブルはその場から動くのも精一杯だ。バード・Dはダブルを足の爪でつかんだ。ダブルはバード・Dの足に締め付けられる。
「ぐわああああああああああああああああッ!!」
『この力・・・まるでフクロウのようだ・・・・・・!!』
あまりの締め付けにダブルのボディにヒビが入る。このまま締め付けられ続けたら翔太郎は死ぬ。フィリップはなんとか対抗策を考えるが、どう考えてもダブルのパワーではバード・Dには勝てない。
『もうどうしようもないのか・・・・・・』
いつの間にか降り始めた雨が激しく音を立てて焦げついた地面を濡らしていた。
 
次回予告
霧彦「僕は今まで自分がしてきたことを間違っているとは思っていないし、これからもその気持ちは変わらない。でもその気持ちが悪事に利用されているんだとしたら、僕はそれをとても悔しく思う。だから僕は行くよ・・・翔太郎。
次回、学園都市の日常・科学サイド『Nが見たもの/友は空の彼方』
これで決まりだ」
 
翔太郎「今日の最強ヒーロー・・・じゃなくて最強ヒールは『バード・ドーパント』
佐天が変身したドーパントだ。まさか佐天がエクストリーム化するなんてな・・・ダブルの必殺技がなに一つ効かない上に、地球上すべての鳥の能力を自由自在に操ることができる。さらに人々が語り継いできた鳳凰とかフェニックスとかの伝説上の鳥獣の記憶まで持ってるから炎を操ることもできる・・・勝てる気しねえ・・・・・・」
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使用BGM
by Joker 2012/02/07(Tue)21:30:14 Edit
※BGM1『緊張』(遊戯王5D'sより)
※BGM2『コネクト ゲームインスト』(魔法少女まどか☆マギカより)
※BGM3『ミステリーワールド』(仮面ライダーWより)
※BGM4『初春飾利』(とある科学の超電磁砲より)
※BGM5『殺人レコード恐怖のメロディ』(チャージマン研!より)
※BGM6『裏』(遊戯王5D'sより)
※BGM7『パニックワールド』(仮面ライダーWより)
※BGM8『Agmen clientum』(魔法少女まどか☆マギカより)
※BGM9『Symposium magarum』(魔法少女まどか☆マギカより)
作者あとがき
by Joker 2011/05/15(Sun)16:28:22 Edit
最近、エクストリーム謝罪が熱いですね。
それだけ今日本が混沌としていると思うと複雑ですが・・・
とりあえず自分は馬刺しが食べたいです。
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