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teamBDR
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高校生
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このブログは退屈な日々を革命すべく集まった6人のブログなんDA。
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[Joker(ジョーカー)]この団を作った人。学園都市の日常・科学サイドを書いてるのはこの人。ボディサイドのガイアメモリをコンプしている。最近、teamBDRが満足同盟となんら変わりない事に気づいたが、狙ってなどいなかった。いや、ホンとにマジで。まあそんな事はどーでもいいから、満足しようぜ!!

[ナレ神(シン)] 貴重な「純粋なツッコミ役」。LUKEとは実況・解説コンビである。最近、兄のオタクライフを書いた記事が大ヒットした。

[ガチャピン]旧かみやん。最近はこっちの名を名乗るほうが多い。通称、魯迅(ろじん)。又は、北大路魯山人(きたおおじろさんじん)。もうなんか『お姉ちゃん』しか言わないかわいそうな人。teamBDRの中でもトップクラスにアレな人なんDA。 

[S(サジタリウス)] 変態である。クラスの女子、挙句の果てには学校の先生にまで変態と言われてしまったぞ!この変態軍人めが!!

[Sgt.LUKE(サージェント.ルーク)] おそらくこの団最強の男。その脳内は無限のユーモアにあふれている。もしかしたらアンサイクロペディアを超えているかもしれない。ちなみに食玩のサイクロンメモリを持っている。

[XILE(ザイル)] 割と普通人。EXILEのファン。この団に入ってからまわりに毒されてきた。被害者。だが本人は楽しそうである。
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第30話「Oが心/乱桜侍(みだれさくら さそりさむらい)」

作者 Joker


これまでの学園都市の日常・科学サイドは!

「きゃあああああああああああああああッ!!」
ザビーは叫び声を上げながら川に向かって落ちていく。
「さようなら・・・御坂さん」
チェリーブラッサムオルフェノクと化した初春は川に沈んだザビーに対して呟いた。
「こいつ・・・本当にさっきまでの奴と同じ奴なのか・・・!?」
カイザは虫の息で言った。
ザビーが参戦してからチェリーブラッサムオルフェノクは変わった。それまでの素人のような全く覇気がこもっていない動きから、明確な殺意を秘めた圧倒的な力を見せつけるかのような動きに変わったのだ。もはや満身創痍の自分では敵う筈も無かった。
チェリーブラッサムオルフェノクは地面に横たわるカイザからカイザドライバーを奪い取った。変身が解除されカイザは草加雅人に戻る。
そしてチェリーブラッサムオルフェノクは草加の襟首を片手でつかんで持ち上げた。
そして無言で草加をゴミでも捨てるかのように川に向かって投げ捨てる。草加は何も言わずに川の底へと沈んでいった。それを見届けるとチェリーブラッサムオルフェノクは初春の姿に戻った。初春は全くの無表情で歩き去っていく。

『社長・・・仮面ライダーカイザ・草加雅人と仮面ライダーザビー・御坂美琴を倒しました』
「あの2人を!? それは本当ですか?」
『はい、2人とも川に落ちました。おそらく再起不能だと思われます。それからカイザドライバーですが、草加雅人からの奪還に成功しました』
「カイザドライバーまで・・・素晴らしい。やはりあなたは私の見込みどおり上の上のオルフェノクだった。それで、どうしますか? そのような行為に及んだということは、勿論・・・」
『はい、私もスマートブレインに協力させていただきます・・・では後ほど』
「ええ、では」
村上は初春からの報告の電話を切った。社長は満足気な笑みを浮かべる。
その時、社長室のドアをノックする音がした。ドアの向こうで受付嬢の声がする。
「社長ォー、お客さんでーす」
「どうぞ」
そう言うとドアが開いて受付嬢が2人の男を部屋に案内した。
「ようこそ、スマートブレインへ」
「あんたが社長か・・・教えてもらうぜ。初春に何があったのか」
翔太郎は鋭い視線で村上をにらみつけた。


スマートブレイン本社ビル・社長室
「ここに来れたという事は、彼女にデュエルで勝ったということですね」
村上は受付嬢の方を見た。受付嬢は2人の方に手を差し伸べて、
「左翔太郎さん。それから空条承太郎さんです」
「なるほど、あのチームサティスファクションの方でしたか。ならばデュエルの腕は上の上のはずだ」
「俺はそんなお世辞を聞きに来たんじゃないぜ」
翔太郎は村上に向かって一歩踏み出す。
「いったい初春に何をしたんだ?」
「私たちは彼女を保護しただけです。オルフェノクとして覚醒しようとしていた彼女をね」
「何だと!?」
翔太郎はさらに村上に詰め寄った。
「そもそもお前らは何者なんだ? 何のために初春を!」
「まあまあ、落ち着いてください。知りたいのなら今から説明します。我々オルフェノクの歴史を・・・」


オルフェノクの歴史。それは学園都市のとある研究機関から始まった。その研究期間の目的とは《アギトの力の模倣》・・・つまり人工的にアギトの力を作り出すことだった。
そもそもアギトの力とは何なのか? それは村上にもわからない。知っているのは、アギトの力が超古代に地球を支配していた邪神たちを滅ぼしたという神話めいた逸話だけだった。
とにかく、研究機関は研究の末にある1つのウイルスを作り出した。そのウイルスは感染者が死亡した時に発病し、その肉体に異形の怪人への変身能力を与える効果を持っていた。異形の怪人はアギトには劣るが、それでも鍛え上げられた屈強な兵士を片腕で絞め殺せるほどのパワー、マシンガンで蜂の巣にされようが炎の中に投げ込まれようが平気な防御力など、申し分ないほどの身体能力を持っていた。この異形の怪人に研究者たちは神話や聖書からオルフェノクという名をつけた。
しかしこの段階ではウイルスには問題点があった。
まずウイルスの発病する確立が低い事。1万人いれば2、3人発病する程度である。
次にウイルスが発病する条件が感染者の死亡以外に不明な事。全く同じような条件の2人を揃えても片方しかオルフェノクにならないというような事も多々あったという。
そして最大の問題点がオルフェノクは死にゆく運命にあるということだった。ウイルスによる細胞の劇的な変化は肉体の強化に繋がる。だがそれは肉体をこれ以上引けば折れてしまうほどにギリギリまで力一杯に引かれた弓のようにしてしまうという事。つまりオルフェノクの体は常に崩壊のリスクと共にあるという事だ。
研究者たちは一心不乱に研究を進めた。更なる身体能力の強化。問題点の改善・・・もっともこれについては全く改善できなかったそうだが。とにかく研究者たちはいつか完全なるアギトの力を完成させる事を目標に研究を続けていた。だがそれは最悪の形で幕を下ろす事になる。
オルフェノクのウイルスが事故によって街にばら撒かれてしまったのだ。いわゆるバイオハザードである。この事実を隠蔽するために研究チームは解散され、アギトの力の研究は以後進められることはなくなった。
そしてばら撒かれたオルフェノクのウイルスは世界中に広がり、もはや感染していない人間はいない状態となった。幸いなのは第1の問題点によって発病する人数が少ない事。そして第3の問題点によって仮に発病したとしても放っておけばその内勝手に死んでくれるという事だ。
だがその幸いは研究者たちだけのものだ。オルフェノクになった者たちにとっては何も救いがない。
ある日、自分は死んだ・・・と思ったら生きていて、しかも怪人になれる能力が身についていた。全てのオルフェノクの、オルフェノクになった事で始まる不幸の始まりは決まってこれである。その後は様々だ。ある者は自分の変わり果てた姿に怯えて社会との距離を置くようになった。またある者は手に入れた力でやけを起こしたかのように好き放題に暴れた。そしてどんなオルフェノクも遅かれ早かれ最後は肉体の崩壊を起こし、灰色の砂となって消滅する・・・・・・

村上は暗く閉ざされたオルフェノクの未来を何とかしたかった。そこでスマートブレイン社を設立した。仲間を集め、力を合わせて生き残る。村上の勧誘によって同じオルフェノクの仲間たちが次々と集まってきた。
ある程度仲間が集まった後、村上たちはアギトの力を研究していた者たちが残したオルフェノクの力に関する資料を手に入れた。それによってオルフェノクはアギトの力を吸収することで完全な状態になれるという事が判明した。
自分たちは生き残る事ができる。だが村上たちは喜べなかった。手に入れた他の資料によってアギトの力はオルフェノクの力以上に稀な存在だという事がわかったのだ。つまり全員が生き残れるわけではないという事だ。
さらにアギトの力は自分たちが束になってかかっても敵わないかもしれないほど強力なものだということもわかった。だがこの事実は意外にも良い方向に働いた。
どうせ死ぬなら皆で協力して1人でも多く生き残れるように努力しようとオルフェノクたちは団結したのだ。
皆が協力した結果、園崎文音の資料を基にオルフェノク専用のライダーシステムがいくつか作られた。通常のライダーシステムよりも遥かに強力なこれを使えばアギトの力にも対抗できるはず・・・オルフェノクたちの士気は上がった。
現在、まだアギトの力を狩れた事は1度もない。だがスマートブレインのオルフェノクたちは自分と仲間のために命を懸けて戦っている。生き残るために。

「なるほどな・・・これと同じ事を初春にも話したのか?」
そう言って承太郎は村上をにらみつける。
「ええ。そして先程彼女も我々に協力してくれると言ってくれました」
「ふざけんなよ・・・お前らの都合の良いように言いくるめただけじゃねえのか!?」
翔太郎は村上の襟首をつかむ。すると村上はにこやかだった表情を険しく変化させた。
「とんだ言い掛かりだ。初春さんは自分の意思で我々スマートブレインに協力する事を選んだ。そもそもオルフェノクになった彼女と人間のあなたたちが普通の関係を保てると思っているんですか?」
村上のその言葉に翔太郎は人間とオルフェノクの間にある深い溝を感じた。もしかしたら初春もそれを感じてスマートブレインへの協力を誓ったのかもしれない。翔太郎の腕から力が抜けて村上の襟首を放した。
「そういえば、あなたは先日私が送り出した佐倉杏子処刑部隊を撃破したそうですね」
その瞬間、承太郎は村上が激しい殺気を出したのを感じた。承太郎はとっさにスタープラチナを出現させる。
「スタープラチナ・ザ・ワールドッ!!」
承太郎は時を止め、翔太郎を抱えて窓に向かって走り出した。その状態で承太郎は窓を突き破って外に出る。
「そして時は動き出す・・・」
翔太郎が元いた位置に向かって村上の腕から灰色の茨のような触手が伸びる。村上は翔太郎、そして承太郎が突然消えた事に驚愕する。村上は窓が割れている事に気付き、割れた部分から下を見下ろす。翔太郎を抱えた承太郎は高さ50階の社長室からものすごい勢いで落下していた。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!! 承太郎さん!! いきなり何じゃこりゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!」
空気の壁を突き破っていく感覚を感じながら翔太郎は絶叫する。
「うろたえるな翔太郎。こうしなければお前はあの社長に殺されていた」
「つってもどのみち死にそうじゃねえかああああああああああああああああああああああああッ!!」
「大丈夫だ。俺に任せろ」
地面に激突する寸前、承太郎はスタープラチナを呼び出し右拳にパワーを溜めさせた。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおオラアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
地面に激突する瞬間、スタープラチナは全力の右拳で大地を殴りつけた。コンクリートの地面に亀裂が走り、大量の砂煙が辺りを包み込む。
「これでは何もわかりませんね・・・」
村上がそう呟いた時、ガチャリと背後で扉が開く音がした。
「これは・・・いったい何があったんですか?」
「初春さんですか。どうやら彼らと入れ違いになったようですね」
初春は割れた窓ガラスを見て何か都合の悪い事が起こっていると感じた。
「初春さん、先程までここに左翔太郎と空条承太郎がいました。早速ですが彼らの始末を頼みます」
「え!?」
「かつての仲間です。確かに戸惑うでしょうが私はあなたを信頼している。草加雅人から取り返したカイザドライバーを使用しても構いません。確実に始末してください」
初春は右手に持ったカイザドライバーに視線を落とす。そして再び視線を村上に戻し、
「いえ、私はオルフェノクとして戦います。カイザドライバーはここに置いていきます」
初春はカイザドライバーを村上の机の上に置いて割れた窓から外に飛び出した。その直後チェリーブラッサムオルフェノクに変身し、背中から桜の花びらを散らし始めた。桜の花びらはチェリーブラッサムオルフェノクの背中に再結集して灰色の花びらの翼に変わった。チェリーブラッサムオルフェノクは翔太郎たちが消えた砂煙の中に突っ込んでいく。


「ドラアアアッ!!」
仗助はクレイジー・ダイヤモンドで億泰の肩に張り付いたキャタピラ付きの髑髏(どくろ)を蹴り飛ばした。髑髏は洗面台にぶつかり、水道管を壊して水を噴水のように噴出させる。
「助かったぜ、仗・・・」
「黙っとけ億泰」
仗助はドスの効いた声でそう言った。億泰は仗助の尋常ではない感情を感じて言われた通りに黙る。
仗助は承太郎から聞いた事があった。スタンドにはある1つの命令に従って本体から離れて活動するタイプ、遠隔自動操縦型というものが存在するという事を。トイレに入る前に一度公園を見渡してみたが自分たち以外には誰もいなかった。この髑髏のスタンドは遠隔自動操縦型の可能性が高い。承太郎は遠隔自動操縦型を相手にする時は相手をよく観察する事だと言っていた。遠隔自動操縦型はほぼ無限の射程を持っている代わりに本体との繋がりが極めて薄い。本体はスタンド周囲の情報を全く得る事ができず、特定の行動しか取らせられないなど。
つまり仗助が見極めなければならないのはこのスタンドが何を基準に行動しているのかだ。だから仗助はしばらく何もせずにただ観察する事にした。
トイレ内に噴き出す水のバシャバシャという音が響き渡る。それ以外は全くの無音だ。
髑髏はキャタピラをカタカタと動かし水が噴出している部分へと近づいていく。
「死ネ」
髑髏は水道管に張り付いて再び爆発を起こした。水道管はボロボロになりより大量の水を撒き散らす。破裂した部分が大きくなったおかげで水の噴き出す勢いは前より穏やかになった。髑髏はまた水道管の方へ近づいていく。
仗助は靴を片方脱いで髑髏の後ろに向かって飛ばした。靴がトイレの床にコツンと音を立てて落ちる。すると髑髏は靴に飛びついて爆発を起こした。靴は木っ端微塵に消し飛び、髑髏はしばらくうろうろした後、水道管の方へ向かっていった。
「億泰・・・これからはスタンドで話せ・・・あいつの行動パターンがわかった」
仗助はクレイジー・ダイヤモンドにそう言わせた。スタンドによる会話は念話(テレパシー)のようなもので音を発生させない。億泰もそれに応じてザ・ハンドに喋らせる。
「どういうことだ? あいつの行動パターンってよォ?」
「音だ。あいつは音を出したものに襲いかかってくるんすよ」
髑髏は自分たちが何もせずじっとするようになってから自分たちを狙わなくなった。その後反応したのは水が噴き出す音、靴が地面に落ちる音。さらに勢いが弱くなって音が小さくなった水道管より靴の方を狙った事から、髑髏は音が複数出ている場合より大きい音を狙ってくるとみられる。
「すげえぜ仗助・・・この短時間でそこまで理解するとはよォ・・・まったく大した奴だぜ」
「いや、まだピンチは続いてるぜ・・・さっきクレイジー・ダイヤモンドで思いっきり蹴り飛ばしたのによお・・・あいつ傷1つついていやがらねえ・・・・・・」
「クレイジー・ダイヤモンドの全力で壊せねえやつか・・・でも俺のザ・ハンドで削れば」
「ああ、勝機はある」
「いや、無いな・・・」
仗助たちの目の前にいきなり猫耳を生やした骸骨のような顔の人型スタンドが現れた。音を出せない仗助と億泰の代わりにクレイジー・ダイヤモンドとザ・ハンドは身構える。
「てめえは・・・何者だ?」
「我が名はキラークイーン・・・どうやらシアー・ハート・アタックの特性を見破ったようだな」
そう言ってキラークイーンはキャタピラ付きの髑髏、つまりキラークイーンがシアー・ハート・アタックと呼んだ物を呼び戻して左手の甲に収納した。
「だが残念だったな。私がここに来た事で君たちの運命は決した・・・死だ」
「どうだかな・・・ピンチになったのはお前の方なんじゃないんすか? 近くに本体がいるんだろ?」
目の前のキラークイーンは明らかにクレイジー・ダイヤモンドやザ・ハンドと同じ近距離パワー型の見た目だ。それに音に反応して襲いかかるシアー・ハート・アタックを戻したのは本体への誤爆を恐れているという事だろう。
「そしてあんたなんだろ? ジャッジメント本部ビルを攻撃し、康一を殺した・・・吉良吉影ってのはよォ?」
キラークイーンは黙っている。
「この状況で俺たちを消したがるのは吉良吉影・・・てめーだろ?」
仗助の声に怒りがこもる。親友を殺した張本人が壁を挟んでトイレの外にいる。仗助はかつて経験した事もないほどの胸糞の悪さを感じていた。
「いかにもその通り・・・私は吉良吉影だ・・・さて、ではそろそろ私の安眠のために君たちには永遠の眠りについてもらおう」
キラークイーンは右手のスイッチを押した。仗助たちの視界が真っ白な閃光に包まれる。
「こ・・・これは・・・!?」
次の瞬間、仗助たちがいたトイレは大爆発を起こした。爆風がコンクリート片を辺りに撒き散らす。
吉影はスイッチを押した直後、キラークイーンをいったん消して自分の近くに再出現させていた。自分に飛んでくるコンクリート片をキラークイーンに弾かせながら吉影は口元を吊り上げる。
「フン・・・私に近づこうとする者は全て塵になって消える」
「ほう・・・そんな未来は存在しなかったがな」
―Rider Sting(ライダースティング)―
吉影は瞬時に振り向く。巨大なタキオンの槍を纏ったハイパーカブトが自分に向かってすさまじい勢いで突進してきていた。
「キラークイーンッ!!」
キラークイーンは吉影の近くの木に触れる。そして右手のスイッチを押す。するとさっき触れた木が爆発を起こして爆風で吉影を遠くに吹き飛ばした。
「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」
吉影は地面を滑る。スーツが所々擦れて砂まみれになってしまった。おまけに体のいたる所が内出血でずきずきと痛む。しかも衝撃波で肋骨が2、3本やられてしまったようだ。だがおかげでハイパーカブトの必殺技を回避する事ができた。
「ずいぶんと手洗い避け方をしたな」
「何事も結果が最優先だ・・・過程などに構っている暇は無い・・・」
吉影はそう言って顔を上げる。ハイパーカブトの後ろには爆発で塵にしたはずの仗助と億泰がいた。
「何故生きている・・・!?」
吉影がそう言うとハイパーカブトは説明を始めた。
「俺は最初にお前の攻撃をくらった時、実は気絶していなかった。相手の攻撃の本質を見極めるためにわざと気絶した振りをしていた。そしてお前のキラークイーンが姿を現した時、俺はその背後にいた。その時俺はハイパーキャストオフし、未来に何が起こるかを見た。どのような攻撃をされるかがわかっていれば回避する事はたやすい。あの爆発の瞬間に俺はクロックアップして仗助と億泰を外に連れ出していた」
吉影は歯軋りする。また自分は油断していた。目の前の仗助と億泰にばかり気を取られて、カブトについてはシアー・ハート・アタックが上手く決まったと思って全く気にも留めていなかった。
「なるほど・・・さっきのシアー・ハート・アタックはトイレ内で誰かが《吉良吉影》の名を口にした時に起動するように設置していたのか・・・・・・そして起動後は音や熱など特定のものに反応して自動で動くように設定できるが、今回は音を選択した・・・」
「貴様・・・私の過去を見ているのか!?」
吉影はさらに強く歯軋りする。仗助と億泰だけなら勝てただろうが、ハイパーカブト相手ではかなり分が悪い。吉影は無意識の内に右手の爪を強く噛んでいた。
「吉良吉影・・・お前は人々の輝きを消すだけのどうしようもない悪人だ。お前はここで俺が倒す」
「そうはいかないな、天道総司!」
誰かがそう叫んだかと思うと1人の黒いスーツに身を包んだ30歳くらいの見た目の男が公園の外から歩いて来て吉影の前に立った。男はハイパーカブトの方を向く。
「お前は確か・・・黒岩省吾?」
天道はこの男に見覚えがあった。確か翠屋でなのはと親しそうにしていた常連客だ。
「いったい何故お前が吉良吉影に味方する?」
「それは俺がミュージアム四天王の1人・・・黒岩省吾だからだ」
「何だと・・・お前がミュージアム四天王の1人・・・?」
ハイパーカブトは身構える。黒岩はそんな彼を見て、
「やめろ。俺はこういうごちゃごちゃした戦いは好きじゃあない。今出てきたのは吉影君を連れて帰ろうと思ったからだ」
「お前の都合など知るか。お前は今ここで・・・」
ハイパーカブトがそう言った瞬間、いきなり視界から黒岩の姿が消えた。そして次の瞬間、誰かの手が背後からハイパーカブトの左肩に触れた。
「知っているか?」

ささやくような黒岩の声。戦慄と共に天道は気付いた。黒岩省吾、この男の未来が見えない。まるで廃工場でダブルと戦った時のように。
仗助と億泰は黒岩の背後に立っていた。だが全く動く事ができなかった。今度は相手を観察するためでも何でもない。仗助と億泰は自分たちと黒岩の間に断崖絶壁の崖があるかと錯覚した。一歩踏み出せば奈落の底に落ちてしまうような、そんな深淵の感覚がそこにあった。
「世界で最初の爆弾は、927年にモンゴルのボンブという町で作られた。その頃の爆弾は殺傷目的ではなく、今で言う花火のような芸術品と同じ扱いだったという」
黒岩は得意気な顔でそう言った。
「お前・・・何だそのでたらめな知識は?」
ハイパーカブトがそう言うと黒岩は眉間にしわを寄せてわなわなと震えだした。
「俺が必死に勉強して得た知識をでたらめだと・・・!? 天道総司・・・今に見ていろ! 貴様は俺が必ず倒す!!」
黒岩は吉影の傍に歩み寄っていく。そしてそのまま帰るつもりだ。
「逃がすか吉良吉影ェッ!!」
仗助は追いかけるつもりだ。だがすでに吉影に戦う意思は無かった。
「残念だが、私は勝てる戦いしかしない。だが君たちを倒さなければ私の平穏は訪れないだろう・・・次こそは必ず殺す・・・」
吉影は仗助の眼をしっかりとにらみつけた。そして黒岩と共に一瞬でその場から姿を消した。
「チィ・・・吉良吉影・・・絶対にぶっ倒す・・・・・・」
仗助の強く噛み締めた歯がギリッと鳴った。

学園都市・タカオマウンテンの剣崎と橘の小屋
「よし・・・完成だ」
橘のその声を聞いてフィリップは頭につけたケーブルを全て外した。
「すまないな。本当はこんな事やりたくなかっただろうが・・・」
「いや、いいんです。これで照井竜を救う事ができるなら」
フィリップは橘の右手に握られた制御ユニット付きの新型ガイアメモリに視線を落とした。
「ああ、このトライアルメモリがあれば照井のエクストリーム化は止められる。後はあいつの心を変えるだけだ」
その時、フィリップのスタッグフォンに着信が入った。相手は翔太郎だ。フィリップはすぐに電話に出る。
『フィリップ、今すぐ来てくれ! ・・・大変な事になった』
「何だって!? 待っていてくれ。すぐに行く!」
フィリップは電話を切った。
「橘さん、僕行きます!」
「気を付けろよ」
フィリップは翔太郎たちの元へ向かって駆け出した。


スマートブレイン本社ビル前
「ぐおおおおおおおおおッ!!」
承太郎はスタープラチナと共にナイフのように鋭い桜の花びらの竜巻に切り刻まれる。
「やめろォ! 初春ッ!!」
翔太郎はチェリーブラッサムオルフェノクと化してしまった初春に何度も呼び掛ける。だが、
「何度も言わせないでください。あなたたちは私が始末します」
承太郎は竜巻の力で上空に吹き飛ばされた。そして地面に落下して砂煙を巻き上げる。
「チィ・・・まさかここまで追い詰められるとはな・・・大した奴だぜ」
承太郎はスタープラチナに支えられて何とか立ち上がった。
「翔太郎さん、俺も!!」
「駄目だッ!! お前は下がってろ!!」
承太郎は翔太郎を一喝した。やはり無防備な翔太郎を守りながらの戦いは厳しい。
「1対1ならあなたに分があったかもしれませんね」
チェリーブラッサムオルフェノクにも言われてしまった。今の承太郎は満身創痍だ。勝てる見込みは薄い。
「翔太郎ォ!!」
その時、タカオマウンテンから走ってきたフィリップがここに到着した。
「助かるぜフィリップ・・・翔太郎の体は任せろ」
「ええ、後ろで休んでいてください」
フィリップはチェリーブラッサムオルフェノクの方を見る。
「フィリップさん、あなたも私たちの邪魔をするんですね?」
「その声・・・まさか飾利ちゃんかい?」
「そうです。私はスマートブレインのオルフェノク・・・もう以前の私とは違うんです」
なんてこったとフィリップは思った。いったいどうしてミュージアムという倒すべき相手がいるのに仲間同士で潰しあわなければならないのか。だが今はそんな事を嘆いている暇はない。
フィリップはファングメモリを呼び寄せて左手でつかんだ。翔太郎はダブルドライバーを装着する。するとフィリップの腰にもダブルドライバーが現れた。翔太郎は右手にジョーカーメモリを持つ。
「変身!」w「変身!」
フィリップのダブルドライバーにファングとジョーカーのメモリが挿し込まれる。そしてダブルドライバーは左右に開かれた。フィリップの体を白と黒の鎧が包み、翔太郎は意識を失って倒れる。その体を承太郎が受け止めた。そして翔太郎の精神を受け入れたフィリップの体は白と黒の攻撃的なダブル、仮面ライダーダブル・ファングジョーカーへの変身を遂げた。
「飾利ちゃん・・・君が僕たちを倒すと言うのなら受けて立とう。何故なら僕にはこんなところでやられてはいけない理由がある」
フィリップは初春、そして翔太郎に自分の意思を伝えるためにそう言った。
『フィリップ、俺は・・・』
「ハーフボイルドで今の飾利ちゃんを救えるわけがない。今は戦うしかないんだ翔太郎」
救う、その言葉を聞いて翔太郎は安心した。フィリップは決して初春をただ返り討ちにしようというわけではないのだ。翔太郎も初春と戦う決意が固まった。
―アームファング―
ダブルは右ひじから刃を生やしてチェリーブラッサムオルフェノクに斬りかかった。だがその瞬間、チェリーブラッサムオルフェノクは無数の桜の花びらと化して消えてしまった。直後、ダブルの背中を七支刀による斬撃が襲う。
「うッ!! ・・・うおおおッ!!」
一瞬ひるむがすぐさまダブルは背後に現れたチェリーブラッサムオルフェノクに斬りかかる。だがその瞬間また花びらと化してまた背後に現れた。
「たあッ!」
だが今度の七支刀はアームファングで受け止めた。
「僕は一度受けた攻撃を完全に記憶してしまうんだ・・・!」
『らあああッ!!』
ダブルはつばぜり合いをしたまま左足でチェリーブラッサムオルフェノクの胴を狙って蹴りを入れた。だがチェリーブラッサムオルフェノクはまた桜の花びらとなって、さらにそのまま先程承太郎を攻撃した時と同じ鋭利な刃物のような桜の花びらの竜巻が発生した。
「くっ・・・!」
ダブルは右手でファングメモリの角を2回倒す。
―ショルダーファング―
直後、ダブルは竜巻に飲み込まれ全身を刃物の渦に切り裂かれた。
『「うわああああああああああああああああああああああああッ!!』」
やがて竜巻は止み、ダブルは地面に前のめりに倒れ伏せた。チェリーブラッサムオルフェノクを息を荒げながらその姿を再び現す。桜の花びらと化して姿を消す技はかなりの体力を使う。竜巻の技はそれよりももっと体力を消耗する。チェリーブラッサムオルフェノクは倒れているダブルを見て安堵した。
その時だった。上空から何かが空気を切り裂く音がしてチェリーブラッサムオルフェノクがその方向を見ると、白い刃が自分に向かってすさまじい勢いで回転しながら近づいてきていた。気付いた時にはすでに遅く、白い刃はチェリーブラッサムオルフェノクの全身を満遍なく切り刻んだ。
「きゃあああああああああああああああッ!!」
チェリーブラッサムオルフェノクはダブルと同じように前のめりに地面に倒れ伏せる。彼女を切り刻んだ白い刃はダブルの右肩に戻って収まった。ダブルはよろよろと立ち上がる。
「竜巻に巻き込まれる前・・・このショルダーファングを発動させていたんだ・・・・・・竜巻に巻き込まれた瞬間、竜巻の気流に乗せてショルダーファングを放った・・・竜巻が収まった時、君を攻撃するように・・・・・・」
フィリップの説明を聞き終わったチェリーブラッサムオルフェノクは七支刀を地面に突いて立ち上がった。
「まだです・・・まだ終わってません・・・!!」
七支刀を両手で握ってダブルに向ける。その両腕は激しく震えていた。
「初春・・・しばらく見ない内に随分変わったね」
声と共にザッザッという靴の音がこちらに向かって響いてくる。その場にいる全員が何事かと注目した。
「皆、ただいま」
ZECTの黒い夏用スーツに身を包み、特徴的な長い髪を首の辺りで結った佐天涙子がそこにいた。右手には刀型のZECTの新型ライダーシステム、サソードヤイバーを持って肩に担いでいる。
突然の佐天の帰還に皆驚いている。佐天はその様子を確認すると、
「翔太郎さん、フィリップさん・・・後は私に任せてくれませんか?」
「涙子ちゃん・・・君はまさか・・・」
フィリップは佐天の姿、そして任せろという言葉から彼女が新たな戦う力を得たのだろうと思った。
「そういう事なら任せよう・・・」
ダブルは佐天の後ろに下がった。

「サソード、ショータイム」
「Stand by(スタンドバイ)」
佐天が呼ぶと蠍(さそり)型のゼクター、サソードゼクターが地中より現れて佐天の左手に乗った。
「変身!」
佐天はサソードゼクターをサソードヤイバーにセットした。
―Henshin(ヘンシン)―
佐天の体を紫の重厚な鎧が覆っていく。佐天は仮面ライダーサソード・マスクドフォームへと変身した。
「サソード、アクション」
佐天はサソードヤイバーを右手にチェリーブラッサムオルフェノクへとのっそり歩み寄っていく。
「佐天さん・・・!!」
チェリーブラッサムオルフェノクは七支刀を頭上から勢いよくサソードに向かって振り下ろす。サソードは七支刀に対して十字になるようにサソードヤイバーを構えて受け止めた。チェリーブラッサムオルフェノクは剣に力を込める。だがサソードの刀は全く退かない。こちらは両手、サソードは右手だけであるにもかかわらずである。
「初春、辛いんだよね。自分の辛さをわかってくれる人がいないのが・・・なら今ここで全部ぶつければいいよ。私がそれに応えるから!!」
強くなったな、と翔太郎は思った。この状況は佐天がドーパントになってしまった時とよく似ている。あの時の事を乗り越えて、今は佐天が初春を助けようとしている。
「佐天さん・・・!!」
初春は両腕にさらに力を込めた。
「キャストオフ!」
サソードは左手でサソードゼクターの尾の部分を押し込んだ。
―Cast Off(キャストオフ)―
サソードの装甲が弾け飛ぶ。チェリーブラッサムオルフェノクは桜の花びらと化して消えた。
―Change Scorpion(チェンジスコーピオン)―
桜吹雪の中、緑の目を光らせた紫の蠍の侍が立っていた。サソードはライダーフォームへとチェンジした。
「全力でおいで、初春」
サソードはそう言って何もせずにただ突っ立っている。これでは本当に命を投げ捨てているようなものだ。だが翔太郎もフィリップも止めない。佐天の初春を救おうという気持ちを信じているからだ。
無数の桜の花びらが集まってチェリーブラッサムオルフェノクが再び姿を現す。
「佐天さん・・・じゃあ、行きます。私の・・・全力全開で!!」
チェリーブラッサムオルフェノクが右手を挙げるとサソードの周りを今までで一番大きな竜巻が包んだ。そしてチェリーブラッサムオルフェノクの体が桜の花びらの刃となって竜巻に混ざる。天にまで届くほど巨大な竜巻は一瞬で桜色に染まった。すさまじい大気の流れをダブルと承太郎も離れた位置から感じる。やがて竜巻は渦の中心のサソードに向かって縮小し始めた。圧縮された大気の流れに乗った桜の刃がガリガリとサソードの鎧を切り刻む音がこだまする。最後に竜巻は上昇気流となってサソードを高度50メートルまで打ち上げた。チェリーブラッサムオルフェノクは四肢をついた状態で地上に再出現した。もはや立っているだけの体力もない。宣言した通りの全力全開を出し切ったのだ。
サソードは高度50メートルから落下して地面に打ちつけられた。コンクリート片と砂煙が空に向かって伸びる。普通ならこれで平気な者はいない。だが、サソードは立った。しかも何事も無かったかのように。
「これが初春の全力・・・じゃあ、次は私の番・・・!!」
チェリーブラッサムオルフェノクはゾクッと寒気を感じた。手足が全く言う事を聞いてくれない。
―Clock Up(クロックアップ)―
サソードはサソードヤイバーを構えてチェリーブラッサムオルフェノクに高速で接近する。
「たああアッ!!」
サソードヤイバーの峰をチェリーブラッサムオルフェノクの腹に当てて両腕の力で上空に打ち上げる。そしてサソードはサソードゼクターの尾を1回引いてまた押し込んだ。
「ライダースラッシュ!!」
―Rider Slash(ライダースラッシュ)―
サソードは飛び上がってチェリーブラッサムオルフェノクに突撃する。そしてタキオンを纏ったサソードヤイバーで唐竹、袈裟斬り、右薙、右斬上、逆風、左斬上、左薙、逆袈裟、刺突の9つの斬撃を1度に叩きこんだ。
―Clock Over(クロックオーバー)―


初春は目を覚ました。そこには見慣れた鳴海探偵事務所の天井、そして佐天の顔があった。佐天は穏やかな表情で自分の顔をのぞきこんでいる。初春はベッドに寝かされていた。初春は上半身を起こす。
「佐天さん・・・私はもう・・・以前の私じゃ・・・」
佐天は首を横に振る。
「いいんだよ。何があったって、初春は私の友達だから」
初春は目頭がどんどん熱くなっていくのを感じた。そしてついに耐え切れずにボロボロと泣き始めた。
「うっ・・・しゃてんしゃん・・・うっ・・・うっ・・・お帰りなさい・・・!!」
佐天は初春の頭を抱えて抱き寄せた。
「うん、ただいま・・・初春」
2人の様子を翔太郎、フィリップ、承太郎は微笑ましく見ていた。
「これにて一件落着だな」
「ああ、飾利ちゃんに関してはね・・・」
フィリップがそう言うと承太郎も同調する。
「スマートブレインの連中が次に何をしてくるかわからない・・・油断は禁物だ」
「ああ・・・そうだな」
不安な事はいくらでもある。だが、と思って翔太郎は再び佐天と初春の方を見る。この2人には人間とオルフェノクの溝を埋める可能性がある・・・翔太郎はそう思えてならなかった。

スマートブレイン本社ビル・社長室
「結局、初春さんは人間の側についてしまいましたか・・・」
村上は苛立ちを押さえるために深く溜息をついた。目標のためには強い仲間が大勢必要だ。なのにこの状況は許せない。
村上は禁断のベルトの存在を思い出す。オーガドライバー・・・もしかしたらあの力を使う事になるかもしれない。村上は嘆くように目を閉じた。
その時、扉をノックする音が響いた。
「どうぞ」
扉が開いて受付嬢が1人の中年の男と共に入ってくる。
「あなたは・・・?」
「ミュージアム四天王が1人、利根川幸雄」
訝しむ村上に向かって利根川は不敵な笑みを浮かべてみせた。

次回予告
スマートブレイン社員「社長がお前たちに話があるそうだ。全員ついてきてもらおう」
翔太郎「いったいどういう事なんだ? 昨日まで俺たちを殺そうとしてたのに、今度は一緒にミュージアムと戦おうってのは?」
琢磨「なッ! う、うわああああああああああッ!! 助けてえええええええええええええッ!!」
トライアルR「ロッキンポ殺し・・・」
トライアルP「ポリスマンファック・・・」
トライアルT「爪爪爪・・・」
翔太郎「あいつらもスタンド使いだと!?」
初春「私もこの街を守る仮面ライダーとして戦います! 変身!
次回、学園都市の日常・科学サイド『勇ましきB/怪人総進撃』
これで決まりだ!!」


天道「ウホッ、左」
翔太郎「ウホッ、天道。その様子だと読んだみたいだな」
天道「ああ。ヤマジュン・・・なんて高度なギャグマンガなんだ。特に《男狩り》が最高だった・・・恨むならこのデカすぎるペニスを恨みな」
翔太郎「フフン、レザーをつけるとすぐ勃ちやがる」
天道&翔太郎「ハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」ピシガシグッグ
佐天「久しぶりに帰ってきたら2人がホモになってる・・・!!」
次回もお楽しみに!
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ただいま伯爵
by luke 2012/08/06(Mon)00:52:02 Edit
なんだか凄まじい戦闘シーンやったなぁ佐天さん。50メートルから落ちても無事とかどんな体しとんねんw

あと、ライダースラッシュどっかでみたことあるぞw
使用BGM
by Joker 2012/07/30(Mon)23:37:09 Edit
#1「今回の依頼は」 仮面ライダーWより
#2「ぶっ生き返す!!」 マキシマム ザ ホルモン
#3「ルイジアナ・ボブ」 マキシマム ザ ホルモン
#4「交響曲第9番第2楽章」 ベートーヴェン
#5「ハードボイルド」 仮面ライダーWより
#6「一筆奏上!」 侍戦隊シンケンジャーより
#7「Dear My Friend」 とある科学の超電磁砲より
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