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teamBDR
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男性
職業:
高校生
自己紹介:
このブログは退屈な日々を革命すべく集まった6人のブログなんDA。
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[Joker(ジョーカー)]この団を作った人。学園都市の日常・科学サイドを書いてるのはこの人。ボディサイドのガイアメモリをコンプしている。最近、teamBDRが満足同盟となんら変わりない事に気づいたが、狙ってなどいなかった。いや、ホンとにマジで。まあそんな事はどーでもいいから、満足しようぜ!!

[ナレ神(シン)] 貴重な「純粋なツッコミ役」。LUKEとは実況・解説コンビである。最近、兄のオタクライフを書いた記事が大ヒットした。

[ガチャピン]旧かみやん。最近はこっちの名を名乗るほうが多い。通称、魯迅(ろじん)。又は、北大路魯山人(きたおおじろさんじん)。もうなんか『お姉ちゃん』しか言わないかわいそうな人。teamBDRの中でもトップクラスにアレな人なんDA。 

[S(サジタリウス)] 変態である。クラスの女子、挙句の果てには学校の先生にまで変態と言われてしまったぞ!この変態軍人めが!!

[Sgt.LUKE(サージェント.ルーク)] おそらくこの団最強の男。その脳内は無限のユーモアにあふれている。もしかしたらアンサイクロペディアを超えているかもしれない。ちなみに食玩のサイクロンメモリを持っている。

[XILE(ザイル)] 割と普通人。EXILEのファン。この団に入ってからまわりに毒されてきた。被害者。だが本人は楽しそうである。
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第4話 『体の中にブチャラティ』


作者 Luke


 「いくぜ……‼」
 Wは軽く拳を握ると、ブチャラティめがけて一直線に駆けだす。数歩で距離を縮めると、跳躍し、その勢いを利用して左ストレートを繰り出す。
「ハァッ!」
 予想以上に相手の動きが俊敏だったためか、ブチャラティは下手に避けようとせず、ガードをする。大した威力ではなさそうだが、助走と跳躍の勢いが乗っているため突進力が強い。彼の体勢がややぐらつく。
 着地とともに、Wはすかさず右の脚で蹴りをいれる。Wの緑色の部分、すなわち右半分には『サイクロン(疾風)』の能力が宿っている。吹き荒れる風と共に打ち込まれた蹴りは、ブチャラティのガードを弾く。
(……、まずいな)
 ブチャラティの懐はガラ空きになっている。このままでは、決定的な一撃を喰らいかねない。彼は距離をとるため構えを解き、後ろに下がろうとして、
「甘いぜ」
 この一瞬を、Wは逃さなかった。
 言葉と同時。彼は右手で腰のベルトの『ジョーカーメモリ』を引き抜くと、懐から銀色のメモリを取り出して、
(「メタル!」)
 ボタンを押し、『ジョーカーメモリ』の代わりに挿し込んだ。
(「サイクロン! メタル!」)
 Wの左半分の色が黒から銀に変わる。が、注目すべきところはそんなところではない。
 手には、二メートルに届くほどの銀色の棒『メタルシャフト』が握られている。気付いたブチャラティは再びガードをとろうとしたが、
 ゴキリィ! という鈍い音とともに、
『メタルシャフト』がブチャラティの胴体に炸裂した。
「がはッ!」
 ブチャラティは呻(うめ)き声を上げ、ニメートルほど吹き飛ばされる。彼は腹部を抑えながら、荒い息を整え、
「どうやら……、お前はただの探偵では無いらしいな。その力……『ガイアメモリ』だな?」
「アンタが話を聞かせてくれれば、俺もアンタの質問に答えるぜ。だからよぉ、話を聞かせてくれ」
 その言葉に、ブチャラティの表情が一瞬固まる。すると、彼は少し笑って、
「断るッ!」
直後、Wの右フックがブチャラティの顔面めがけて放たれる。ブチャラティは『メタルシャフト』の一撃が相当効いている。そのせいか、彼の両腕は構えも組むことなく、ただ、ぶらりと下がっていた。
さっきの攻撃はかろうじて身を退き、ダメージを軽くしたが、今度は違う。直撃だ。Wの緑色の拳は、ブチャラティの左頬に飛び、
 当たらない。
「!」
 Wのパンチはブチャラティの眼前で、手の甲ですくうように捌(さば)かれていた。
 攻撃を止めたのはブチャラティではない。ましてや、上条や他の乗客でもない。
 Wの目の前には、見たこともない人間が立っていて、それが彼の右の拳を受け止めていた。いや、たしかに人の形をとってはいるが、人間と呼ぶにはあまりにも不思議な見た目だった。一九〇センチくらいの身長で、目と呼べる部位は見当たらず、全身のいたるところにジッパーが取り付けられている。まるで、アメリカのコミックスに出てくるヒーローのようだ。
『なんだ……コイツは……』
 フィリップが思わず声を漏らす。その声からは、どことなく青ざめたようなものが汲みとれた。
 ブチャラティは、まだ荒い息を一つ吐くと、
「ここでやり合ってもいいが、お前のその危険なパワーに近寄るのはコリゴリだ。一旦、距離を置かせてもらう」
 フッ、と彼の姿がWの視界から消えた。
「なッ⁉」
 たしかにブチャラティはWの目の前にいた。しかし、その姿は無い。Wは慌てて周囲を見渡し、視野を巡らせる。と、
「そこだッ‼」
 不意に声。
 それは高校生・上条当麻のものだった。
「そこにいる」
 上条はわき腹を抑えながら、Wの視線の向きとは正反対の場所へ指を向けている。グオォンッ、と音が出そうなくらいの勢いでWは振り向く。と、
 ブローノ・ブチャラティの姿が。
 車内壁にはジッパーが付けてあり、彼はそこを後ろ向きに潜(くぐ)っていた。ジッパーは先程上条に付けたものとおそらく同じものだが、ケーブルカーの硬い壁をもこじ開けている。
ビシィッ‼ と取り付けられたジッパーが閉じる。ブチャラティの姿は完全に消え、車内は何事も無かったかのように静まり返った。

 Wは両サイドの挿し口からメモリを引き抜く。ガチャリ、という音の後、変身が解除された。一応、いつ訪れるかわからない非常事態に備え、翔太郎はWドライバーをそのまま装着しておくことにした。
Wドライバーは変身の他にも、相方となる人物と意識のみで会話できる。さっきフィリップと話せたのは、あらかじめこのベルトを着けていたからである。
翔太郎は一つ、安堵の息をつく。と、フィリップが、
『翔太郎』
 なんだ? と翔太郎はやや疲れ気味な声でフィリップに相槌を打つ。
 フィリップは訝(いぶか)しげな声で、
『さっきの彼……「スタンド使い」だ』
「あぁ、わかっている」
『彼を追うのだろう? 気を付けたほうがいい』
 フィリップは一目見て、ブチャラティの能力の脅威を理解していた。硬い壁をも切開するあの『ジッパー』。おそらく、それは仮面ライダーWになっている状態でも例外なく威力を発揮するだろう。
『あの能力による攻撃は一撃必殺にも等しい。もし彼がその気になれば、僕たちはバラバラになって地面に転がっていても不思議じゃあない』
「危険は承知だ。でも、俺はアイツに訊かなくちゃあならないことがある」
『「ガイアメモリ」……か』ふぅ、とフィリップは憂鬱げな深い息を吐くと、うって変わって明るい調子で『よし、行こうか』
 あぁ、と翔太郎は力強く応じた。
 彼らは、出会ったあの夜――『ビギンズナイト』で誓った。
 二人で一人の仮面ライダーだと。
『翔太郎』
「今度はなんだ?」
『後ろの少年』
 相棒の言葉に翔太郎は後方に目をやる。そこには、自分が駆け付けるまでブチャラティと闘っていた一人の少年がいた。
『彼を放っておくわけにはいかないだろう?』
「ん? あぁそうだな」
 言って、翔太郎は上条に歩み寄る。
「お前、大丈夫か? ケガしてんだろ? 悪かったな、もう少し早く来てやれねーで……」
「そんな、謝ってもらわなくていいですよ。俺は大丈夫ですから。それより、アイツのこと何か知ってるんですか?」
「いいや、全然」
 全然……、と上条は復唱するように呟いて、わずかに肩を落とした。翔太郎はそんな彼に、思わず申し訳なさそうな笑みを浮かべた。
「そういや、まだ名前言ってなかったな。俺は左翔太郎。この街の探偵だ」
「上条です。上条当麻。何の特徴も無いヤツですが、強いて言うなら……『不幸体質』ってところですかね」
 よろしく、と彼らは軽く握手を交わした。
「えーと、当麻。お前、そのナリを見るかぎり学生だろうが、何かアイツに因縁つけられるようなことでもしたのか? たとえば、ヤツがナンパしてた女の子を逃がしたとか……」
 探偵の言葉に、上条の頭にはある一人の人物が浮かんだが、今はソイツは関係ない。彼は一つ息を吸ってから、
「いいえ。俺も理由をよく知らないんです。ただ、わかっているのは、アイツが俺の身内を狙っているということ」
「その『身内』との関係は?」
「さぁ? でもたぶん、お互い面識は無いと思いますが」
「違う」翔太郎は何気ない感じのトーンで、「お前との関係を教えてほしいんだ」
 ……。上条の顔は引きつった。
上条の言う『狙われている身内』とは、彼が面倒を看(み)ている居候外国人少女、インデックスのことだ。彼女は、この学園都市にやってくるきっかけとなった、とある事件を機に上条の家に住んでいるのである。彼は願わくば言いたくない。彼女との関係が説明しづらいというのはもちろんのことだが、絶対誤解されるにきまっている。
 だが、翔太郎の質問に答えないのも気が引けた。上条としてはいち早く己が完全な被害者であることを納得させたい。
 上条は腹をくくった。
 
 
「え、と……。ソイツは、俺の家に居候してる女の子なんです」
 
 
 翔太郎の表情はピクリとも動かない。まったくの無表情のまま、その場で立ち往生している。
「あの、ちょっと待ってくださいよ翔太郎さん。別にソイツとは特別な関係じゃあありませんから。ただの居候ですから」
 翔太郎は無言で固まったままだ。まるで、屍のように返事が無い。
あーもう! と上条は両手で頭を掻(か)きむしる。逆に怖い。言うとき、彼は、一体どんな言葉が返ってくるのだろうとヒヤヒヤしていたのだが、探偵の反応はナシだ。今の場合、それは上条にとって最も恐ろしかった。
 と、何の反応も見せなかった翔太郎が突如言葉を口にした。
「今の話は……本当か?」
 彼の声は真剣味のある声色だったが、どういうわけか声と体が少し震えている。少年の脳裏には嫌な予感がよぎった。
「ええ……はい。本当です……」
 再び沈黙が訪れた。
が、
「アーハッハッハッハッハッハッハッ‼」
 いきなり翔太郎は大声で笑い出した。ケーブルカー内はブチャラティのおかげで静まり返っていたため、それはそれはよく響く。頭を抱える上条の口からは、思わずブルーな吐息がこぼれた。
翔太郎はキリキリと痛む腹を抑えながら、
「お前、その歳で女と一つ屋根の下で暮らしてんのか? やるじゃあねぇか」
「だからですね、変な関係じゃあないって言ってるでしょうが!」
 必死に弁解する上条。翔太郎は笑いながら、少年の肩をポンポンと叩く。
(くそう……。やっぱ言わなきゃよかった……)
 その後も探偵は、若干泣きたい気分の上条の傍で大声で笑い続けていたが、コホン、と一つ咳払いをして、
「さて……」
 クルッ、と上条に背を向けた。
「? どうしたんですか翔太郎さん?」
「あの男を追うんだ」翔太郎は帽子をとって、パンパンと埃(ほこり)を掃(はら)いながら、
「アイツに少し訊いておきたいことがあるからな」
「俺も行きます」
「やめとけ」
ピシャリ、と探偵は言い放った。
「あの能力。お前も見て味わっただろう? さっきは運が良かったから大事には至らなかったが、打ち所が悪けりゃ即死だ」
 たしかに、上条が今無事でいるのは運が良かっただけかもしれない。もしかすれば、ブチャラティの慈悲かも知れない。
 改めて想う。インデツクスのことを。土御門のことを。
「アイツは……俺の友達を殺したんです」
 言葉に、翔太郎は振り向いた。
その表情は、信じられないものでも見たかのように険しい。
 信じられないのだろう。いくらギャングとはいえ、子供を始末するなんて。あまりにも日常離れしたその現実に、翔太郎は吐き気をもよおしたようだった。
「たしかにソイツは、ちょっと危ないことに首をつっこんでるヤツでした。死んだのもソイツの自業自得かもしれない」
 でも、と上条は続けて、
「ソイツは俺と同い年なんだ! まだ酒もタバコも食えない子供なんだ! なのに、アイツはなんで殺せるんだ? どうしてそんなに非情になれるんだ?」
 上条は己を落ち着かせるように、大きく息を吸う。
「もしかしたら、俺の家の女の子までも、その手にかけるかもしれない」
 これ以上、犠牲者を増やすわけにはいかない。
 これ以上、血を流させるわけにはいかない。
そして、なんとしてもあの白い少女を――インデックスを守り抜きたい。
だから、少年は言う。
「お願いです。俺も行かせてください」
 正直、翔太郎は上条を連れていくことに気が進まない。彼はまだ学生であるし、ブチャラティの他に『スタンド使い』の仲間がいるかもしれない。それに、この事件を機に上条が四六時中ギャングに狙われるなんてことになれば取り返しのつかないことになってしまう。
 しかし。
上条は『一緒に行きたい』と言ったのだ。
友達の仇をとってほしいのならば助けを求めればいい。
怖いのならば今すぐこの場から去ればいい。
けれども、彼はブチャラティを追うことを、翔太郎と一緒に行くことを選んだのだ。
それは、『無謀』なのかもしれない。
(……いいや、違うな)
 そう、『無謀』なんかじゃあない。
 これは、『勇気』だ。上条の勇気ある決断なのだ。
 少なくとも、翔太郎はそう感じた。
「わかった。いいぜ」
「ありかとうございます」
 二人の言葉は、力強かった。
「よし、じゃあ行くぜ当麻」
 はい、と上条が返事をすると、翔太郎はケーブルカー内の窓一つを勢いよく開け放った。ブワリ、風が舞い込み、二人は僅かに目を閉じる。
 翔太郎は開けた窓の前の椅子を踏み台にし、ケーブルカーから飛び出した。上条も翔太郎に倣って、車内から飛び出す。
 彼らの追跡は始まった。
 目標は、ブチャラティだ。
 
 
 
 翔太郎と上条は二手に分かれた。
 学園都市は広い。いくらブチャラティがまだ遠くまで行っていないとはいえ、二人で一緒に捜索するのは能率が悪い。二人は携帯電話で時々連絡を取りながら、あちこち走りまわっていた。
『翔太郎』
 フィリップは翔太郎に問う。
『彼は見つかったかい?』
「いいや、まだだな。たぶんこの辺りにいると思うんだが……」
 相棒の返答に、フィリップは訝しげな声で、
『何故そう言い切れる?』
「マーカーだよ」翔太郎は己の腕に着けてある黄色い腕時計を見ながら、「ヤツが逃げる瞬間、『スパイダーショック』のマーカーをくっつけたんだ」
『スパイダーショック』とは、現在翔太郎の腕に着いてある腕時計型の『メモリガジェット』だ。これに『スパイダーメモリ』を挿入するとクモ型のライブモードになる。ケーブルカー内でブチャラティの右手を裂いたクワガタムシ――『スタッグフォン』も『メモリガジェット』の一種で、これは普段は携帯電話の形をとっているが、『スタッグメモリ』を挿し込むことでクワガタムシ型のライブモードとなる。
『なるほど。しかし、マーカーを付けたうえ、近くにいるのに何故位置を特定できないんだい?』
「それがよぉ……」翔太郎は軽く頭を掻くと、
 
 
「どうやら俺は今、ヤツと同位置にいるらしいんだ」
 
 
『…………』
 フィリップは一瞬言葉を詰まらせたが、大して驚きもしない様子で、
『マーカーがその場に落ちている、ということは?』
「念入りに探したが無かったぜ」
『じゃあ彼が「スタンド能力」を使っている可能性は? たとえば、君の真下の地面に潜っているとか……』
「ありえないな。そんなことを実践したら酸欠で死んじまう」
 翔太郎は改めて周囲を見渡す。
 そこには何度も見渡した風景。そしていくらかの通行人。翔太郎のすぐ傍にも何人か人はいるが、ブチャラティはいない。
(くそ……。どこだ?)
すると、不意に人とぶつかった。
 あぁ悪い、と翔太郎は適当に謝っておく。ぶつかったのは翔太郎の目の前にいた、高校生くらいの少年だった。少年は、どでかいヘッドホンを首に引っ掛けていて、アニメ雑誌を読みながら歩いていた。
(なんだコイツ……)
 少年は翔太郎に軽く頭を下げると、そのまま無言で去っていった。
 探偵は一つ大きく息を吐いた後、再び『スパイダーショック』に目をやる。
 そして、気付いた。
「……おいフィリップ」
『なんだい?』
「動いている」
『は?』
「マーカーが……ヤツが動いているんだ」
 そう。
 マーカーは――ブチャラティは動いていた。それも、通常の歩行ペースとなんら変わらない速度で。
 そして同時に、
「そうか……」
 ブチャラティの位置にも、
「そういうことだったのか」
 気付いた。
 合点のいった翔太郎の気分はとても爽やかだった。まるで、胃もたれが一気に解消したかのような清々(すがすが)しさ。
 と、一人で答えを導き出した翔太郎に相棒は、
『ちょっと待ってくれ翔太郎』
「なんだフィリップ?」
『納得がいかない。彼は君と同じ位置にいるのに、その姿はない。じゃあ何故そんなにあっさりと身動きがとれるんだい? 普通なら僕らの目から逃れるようにもっと遅く、もしくはもっと速く移動するはずだ。これじゃまるで――』
 ――まるで、別の人間になっているみたいじゃあないか、と言いかけて、言葉を口の中に呑みこんだ。
 たしかに、ブチャラティはいない。いや、いるはずなのにいない。
翔太郎とブチャラティはまったく同じ位置にいた。ということは、ブチャラティは翔太郎の存在を確認していたはず。動くというのならば、フィリップの言うとおり忍び足で動くか、全力で走るはずだが、
ブチャラティの様子はあまりにも余裕すぎる。
しかし、それが謎を解くカギとなった。
あまりにもナチュラルな、その動きが。
『なるほど……』フィリップは満足げな声を上げると、『じゃあ、今からどうする?』
 対して翔太郎は、まるで返事の内容を用意していたかのように、
 
 
「きまってるだろ。ヤツを引きずり出してやる」
 
 
(「ジョーカー!」)
 翔太郎の懐から取り出された黒のメモリ、『ジョーカーメモリ』が音声を発する。と、フィリップは落ち着いた声で翔太郎に、
『ここは「ヒート」だね? 翔太郎』
「ああ、熱くいこうぜ相棒」
 言葉と同時。フィリップは懐から赤いメモリを取り出し、そのボタンを押す。
(「ヒート!」)
『ヒートメモリ』。文字どおりそれは熱の記憶が封じられている。
 フィリップが己のベルトの右挿入口に『ヒートメモリ』を挿し込むと、翔太郎のベルトにも赤いメモリが現れる。続いて翔太郎は『ジョーカーメモリ』を左挿入口に挿し込んで、
(「ヒート! ジョーカー!」)
 赤と黒の、仮面ライダーWに変身した。
「いくぜフィリップ」
「ああ翔太郎」
 Wは目標を見据えると、それに向かって一気に駆けだす。
 彼らの視線の先――それは、さきほど翔太郎とぶつかった、どでかいヘッドホンを首に掛けた少年だった。少年は猛スピードで迫ってくるWにキョトンとしている。当然の反応だろう。
 と、そんな少年にWは悪気もクソもないようなトーンで、
「ちょいと熱いぜ」
 右手で――熱を帯びた赤い腕で、少年の胸にべったりと触れた。
 ぎゃあああ、と少年は悲鳴を上げ、気絶してしまった。予想外の反応だったためか翔太郎は引きつった声で、
「おい……ちょっとやり過ぎじゃあねぇか?」
『とんでもない。彼はこれくらいしないと出てこないよ』
 直後。
 うつ伏せに倒れた少年の背中から、人間が現れた。
 ブローノ・ブチャラティ。
 突如出てきた彼の体には、数か所火傷がある。ヒリヒリと疼く傷に少し顔を顰(しか)めたが、まるでなんとも無いような平常さで、
「やってくれるじゃあないか探偵。まさか、俺がガキの中に隠れていたことを見抜くとはな……」
「いいや、気付くまでには結構時間がかかったぜ。なぁ相棒?」
 Wは気絶した少年に視線を落とす。
『ああ。まさか、着ぐるみを着るように、少年の中に隠れていたなんて思いもしなかったよ』
 ジッパー。
 少年の背中には、ブチャラティの能力であるジッパーがくっつけられていた。
 ブチャラティの用いたトリックは非常に簡単なものだ。まず、少年の背中にジッパーをくっつけ切開し、その中へと入り込む。入り込んだ後は少年の動きに任せていればいい。まさに、フィリップが形容した様子と同じ状態だ。
 謎は解いた。
 しかし、まだやるべきことは残っている。
「探偵……」ブチャラティは左手の人差指をWに突きつけながら、「どうやらお前のことは相当侮(あなど)れないようだ……。仕方ない。姿を隠せないのなら『殴られるかも』という危険を冒すことになるが、ここでケリを着けるしかないようだな」
 ケリを着ける。
 その言葉に、じりじりと緊迫感が押し寄せる。
 場の空気はとても静か。嵐の前の静けさ、というやつだ。
 スッ、とブチャラティは左腕のみで構えをとる。彼は冷たさを持ちながらも、妙に安心するような声で、
「どちらが先に相手に拳を叩き込むかの勝負だ。まぁもっとも、今の場合『蹴り』を放つのはまずいよな……。足を腕でつかまえられる可能性が高い」
(…………)
 Wは息を呑む。
 それは、ブチャラティの能力の恐ろしさに対してというのはもちろんだ。が、今の状況、一番脅威なのはそこではない。
 彼はあえて決闘のような一対一のガチンコ勝負に出た。つまり奇襲戦法のような芸当はできない。自ら己の戦闘スタイルのいくつかを封じたのだ。
 でも逆に言えば、それはWに正面対決を強制させたようなものだ。
 そう。
 彼は自信があるのだ。
一対一の正面対決に。
「どうした?」スゥー、とブチャラティはさらに手を伸ばして、「来いよ、探偵」
 瞬間。
 Wの左拳――黒の手がブチャラティの右の頬へ飛ぶ。鋭い一撃。だが、ブチャラティは『スタンド』の右腕で見事に捌くと、反対にWの首筋へ手刀を伸ばして、
「オラァァッ‼」
 敏感に反応したWが、ブチャラティの腕に反撃を喰らわせた。
 熱を帯びた拳。怪人である『ドーパント』相手にも十分に通用する威力のため、いくら腕とはいえ効果はあるだろう。痛手とまではいかなくとも、動きを一瞬止めることぐらいできるはずだ。
 が。
 彼の様子にはなんの影響もない。
 それどころか、うっすらとした笑みすら浮かべている。
「⁉」
 不気味さにWが動きを止めた一瞬、
 目にもとまらぬ速さで、まるで引き裂くようにブチャラティはWに連撃を浴びせた。
「くっ……」
 Wの体には無数のジッパーがくっつけられた。あまり深い攻撃ではなかったため、大事には至らなかったが、もう一度同じ個所にダメージを受けたら……。
『……バラバラに解体されるかもしれないね』
「ああ……」
『それにしても』フィリップは険しい色をした声で、『疑問だ。僕らの攻撃はたしかに直撃したはず。なのに、なぜ彼はあそこまで平気なんだ?』
「たしかにな。単純に威力不足ってのは考えにくいぜ」
 と、そんな彼らの会話を聞き取ったのか、ブチャラティは歌うように、
「『先に拳が入ったのに』……なぜ? お前がそう思うのも無理はない」
スッ、と彼は己の服の左肩付近をめくり、肩と二の腕の上部分をはだけさせた。
肩からほんのすぐ下。そこにはジッパーがくっつけられていて、ブチャラティの腕が肩と接合されていた。
「こいつは俺の腕ではない」ブチャラティは言いながら、腕のジッパーをジリジリと外していく。彼は続けて、「俺のスタンド、『スティッキィ・フィンガーズ』の能力は切開だけじゃあない。ジッパーのところで別の物どうしを接続することもできる」
『なるほど。つまり、その左腕は君のものではないということだね?』
 言葉と同時に、Wはブチャラティのすぐ傍で、うつ伏せに気絶(ねて)いる少年に視線を落とす。
「ああ、そうだ。これはさっき体内に隠れさせてもらった『ガキの腕』だ。俺のと取り替えてくっつけといたんだ」
 ブチャラティは腕のジッパーを、さらにジリジリジリジリと外していく。
 ドサァッ、と外れた腕が地面に落ちた。ブチャラティはその様子に一瞬視線をむけて、口をつむぐと、
「始末させてもらうぞッ! 探偵ッ‼」
 直後、彼の右拳がWめがけて飛んだ。
「……ッ!」
 Wは身を固め、ガードの体勢をとる。
ブチャラティには今、左腕はない。ということは、単純に考えても相手の手数は半分に減ったということ。的確に防御すればとてもカウンターをきめ易いのだ。
そんな翔太郎の判断に対してフィリップは、
『翔太郎! 早く避けるんだッ!』
 なに? と翔太郎は相棒の怒号に耳を疑う。フィリップは間髪入れずに、
『僕らの体にはジッパーがついている。これじゃあ防御力は落ちるだろうし、それどころかジッパーのついた部位を狙われたら切り飛ばされてしまう!』
 Wは回避をすべく、とっさに構えを解いた。
 しかし。
 もう、遅い。
 ブチャラティの拳はもうWの目と鼻の先まで迫っている。これじゃあ回避は不可能だ。かといって防御をするにしても、すでに構えを解いてしまっている。間に合わない。
 直撃。
 これは避けられない。
「くッ……」
 覚悟を決め、片目を瞑(つむ)る。
 ジッパーによる痛み。これは一体どんなものなのだろうか? たとえば熱湯をかけられたような鋭い刺激がするのかもしれない。あるいは体の一部分を切断されたような感覚に襲われるのかもしれない。いや、もしかすれば何も感じないのかもしれない。少なくとも『ジッパーの攻撃』というものが翔太郎たちの常識には無いため、予想もつかないことだった。
 だが。
 この一撃が炸裂した後のことは、だいたい想像できた。
 グオォォンッ、という風を切る音。ブチャラティの拳はWの顔面の寸前まで伸び、
 
 
 瞬間、ブチャラティの体が大きくよろめいた。
 
 
『「え⁉」』
 あまりにも突然の事態だったために、Wは思わず間の抜けた声を上げた。
 それは、Wが無意識のうちに己のツールで攻撃したからではない。
 それは、ブチャラティが小石につまずいてしまったからでもない。
 Wではなく、逆にブチャラティの顔面に拳が炸裂していた。
 
 
 高校生、上条当麻の手によって。
 
 

「はぁ、はぁ……」少年は肩で息をしながら、「間に……合ったぜ」
 Wが絶体絶命だった今。
 上条当麻は駆けつけてくれた。
 その姿はどことなく、みんなを守る英雄(ヒーロー)のようにすら見えた。
 Wは予想もしなかった光景に言葉を失っていたが、すぐ我に返って、
「遅いぞ。当麻」
「すんません。でも俺、少しは役に立ったでしょ?」
「ああ。もちろんだ」
 キッ、と上条はブチャラティを睨みつける。するとブチャラティも少年に応じるかのようにひくひくとこめかみを引きつらせながら、まるで刃物のように鋭利な眼差(まなざ)しをむける。
 が。
 そのブチャラティの表情は、すぐに変わった。
上条当麻の表情を見て。
「……せめて」
上条はポツリと言った後、
胸の内にあるものを吐き出すように、
「せめてお前に、一撃浴びせたかったッ‼」
 少年の表情。
 それは、激しい怒りをあらわにしたものではなかった。
 それは、今にも泣き出しそうな悲しいものだった。
「…………」
 ブチャラティは言葉を失う。そんな彼の顔色も、まるで激しいショックを受けたかのように苦い。
 土御門元春を始末した、と聞いた時。
 上条はたしかに憤慨した。
 だが、それ以上に彼は。
 悲しい気持ちでいっぱいだった。
 土御門は上条の家の隣人であり、クラスメートでもある。彼らは互いに仲が良く、一緒に外に出かけたり、くだらない冗談を交わし合ったり、そして時には力を合わせあって困難に立ち向かう大切な友達であった。
 だから、辛い。
 土御門の事を想うと、身が裂けるように痛い。
(「メタル!」)
 突然の音に上条とブチャラティはWの方へと目線を向ける。Wの手には銀のメモリ、『メタルメモリ』が握られていた。
(「ヒート! メタル!」)
『ジョーカーメモリ』の代わりにそれを挿し込むと、Wの左半身の色が銀に染まる。
「…………」
 Wは『メタルシャフト』を構えると、無言のままブチャラティに向かって、
 一気に駆けだす。
「!」
 ブチャラティは構えをとらない。両の手はぶらりと下がったままだ。おそらく彼は攻撃をかわし、カウンターをきめ込むつもりでいるのだろう。横にいる上条にも気を配りながら、じりじりと間合いをとる。
 風を切るような音とともにWがブチャラティの前に迫る。ブチャラティは落ち着いた調子で相手の動きを見ながら、『スタンド』の右腕を出して、
 いきなりその場で膝をついた。
 かすかに呻き声を上げながら、彼はわき腹を抑える。これはケーブルカー内での一撃の余韻によるものだろう。よってブチャラティは無防備。Wにとってはこの上ない好機だ。
 二人の距離は一メートル未満。数秒後にはコイツの攻撃が飛んでくるだろう、とブチャラティは唾を呑んで、
 
 
 がちゃり、と。
『Wドライバー』に収められた日本のガイアメモリが抜き取られた。
 変身解除である。
 
 
「…………!」
 ブチャラティは目を丸くする。いや、彼だけではない。上条もだ。二人はまったく予想外の展開に言葉を失っていた。
「ほらよ。大丈夫か?」
 翔太郎はゆっくりとブチャラティに手を差し出す。探偵の様子や表情に偽りの色は見当たらない。つまり、純粋な気持ちでブチャラティを心配しているのだ。
 と、そこで上条当麻は、
「何故です翔太郎さん」
「ん?」
「なんでさっき攻撃しなかったんですか! あんなチャンスを何故みすみす見逃したんですか!」
 そんな少年の一言に、黙っていたブチャラティも、
「……アイツの言っていることは正しいぞ探偵。それに、もしかしたら俺はこの状況、不意打ちをきめ込むつもりでいるかもしれないんだぞ?」
 その一言に翔太郎は少し黙った。が、すぐにあっさりした様子で、
「いや、それはねぇな」
「……何故そう言い切れる?」
「アンタがいい人だからだ」
 翔太郎はブチャラティが囮に使った腕――少年の左腕に視線を送って、
 
 
「アンタはショックを受けたんだ。ガイアメモリの『生体コネクタ』がついたこの腕を見て」
 
 
 そう。
 先程ブチャラティが攻撃を繰り出した時、彼はたしかに囮の腕に視線を落として、
 そこでショックを受けた。
「そこのボウズが持ってる学生証を見ればわかる。十六歳。まだ高校生だな」
 ショックを受けたから一瞬動きが固まってしまった。すぐにWに攻撃できなかった。
「アンタがそこで何も感じず、容赦なく攻撃をする人間だったなら、俺は今頃地面に転がっていたはずだぜ。当麻の助けも間に合わなかっただろう」
 ほら、と探偵は再びブチャラティに手を取るようにと促す。彼は少しだけためらったが、やがて手を取り立ちあがった。
 ギャングの男は問う。
「……俺をどうする気だ?」
「俺はもうこれ以上アンタを攻撃する気は無い。ガイアメモリの話は後でじっくり聞かせてもらうつもりだがな」
「ちょっと待ってくださいよ翔太郎さん」
 翔太郎は声のした方へ視線を向けた。言うまでもなくその声は上条のものだ。
 上条は翔太郎とブチャラティに歩み寄って、
「翔太郎さんはコイツをいい人と判断しましたよね?」
「ああそうだぜ」
「でも俺は大切な友達を殺されてるんだ! 納得できるかッ‼」
 少年はまるで刺し殺すかのような鋭い目でブチャラティを睨(ね)めつける。その視線に対し彼は黙ったままだった。
「俺はコイツを許さない」
 上条は右手を握り固める。ブチャラティはそれに気付いていたみたいだが、身構えたり逃げ出したりするようなそぶりは見せない。無防備そのものだ。
 ガッ! と。
 左足を踏み込む音とともに、上条は右腕を大きく振りかぶって、
「はい、ここまでです」
 突如した声に動きを止めた。
上条、いや三人は声のした方へ目をやる。
「まさか……。こんな事になっているとは……」
 金髪の少年。それが声の主だった。彼は少し申し訳なさそうに呟いて、三人のもとへゆっくり歩み寄る。
 ジョルノ・ジョバーナ。
 イタリアのギャング『パッショーネ』の一員。
「あーッ! お前はーッ!」
 翔太郎は思わずジョルノに指をさして叫ぶ。彼は探偵の姿を確認すると、表情をやや引きつらせながら、
「知り合いですかブチャラティ?」
「知り合い、というのは少し違う気がするが……。ところでジョルノ。何故お前はここへ来たんだ?」
「ええ、そのことですが」ジョルノは一息吸って、「ブチャラティ。もしかすればあなたが誤解をしている可能性があると踏んで、ここへ来たんです」
 なに? とブチャラティは訝しげに眉を顰(ひそ)める。残り二人も興味深そうに耳を傾けた。
「どういうことだ? 俺がなにに対して誤解しているというんだ?」
「始末の件についてです」
 言葉と同時に上条が前へ出ようとしたが、翔太郎はゆっくり手をかざして少年を抑えた。ジョルノは続けて、
「アバッキオはあなたに『始末した』と言ったはず。ですが、最終的な収拾をつけたのは僕です」
「それがどうかしたのか?」
「ええ」
 金髪の少年は言葉を切って、
 
 
「『始末』と言っても、僕は『殺し』をしたわけではありません」
 
 
 瞬間、一同の後方から声がした。
 その声は翔太郎やブチャラティには聞き覚えのないものだろう。しかし、上条当麻はその声を知っている。
(まさか……)
 バッ! と文字通り音が鳴るような勢いで振り向く。と、そこには、
 
 
 ニヤニヤしながらこちらを見ている、土御門元春の姿が。
 
 

「よーう。カミやん」
 一八〇センチくらいの身長に、ツンツンに逆立たせた金髪。薄く青みのかかったサングラスといい、飄々(ひょうひょう)とした口調といい、間違いなくそれは上条の知っている『土御門元春』であった。
なっ……、と上条はかなりうろたえた様子で、
「なんでお前……ここに……」
「ん? 話を聞いてなかったのかにゃ? 俺はぜーんぜん問題ないって」
「いや、聞いてたけども……。まさかお前、化けて出てるんじゃ――」
「それはない」
 ぎゃーぎゃーと騒ぐ上条と土御門。その横で残された三人は、学生二人とは対照的に落ち着いた様子で、
「結局、このブチャラティは何もやってないってわけだな?」
「ええそうです。彼は『とある人物』の調査をしていただけで、とりわけ問題になることはしていません」
「そうか……」翔太郎は帽子を弄(いじ)りながら、「でもとりあえず、ガイアメモリのことについては話してもらうぜ」
「いいだろう。俺はガイアメモリについては否定的だ。もちろん、それを子供に売りさばく組織の『ボス』もな」
「僕も一緒にお話ししましょう。安心してください。今ブチャラティが言ったとおり、僕らは自分たちの組織の『ボス』が嫌いですからね」
「ありがとう。助かるぜ」
 翔太郎は大きく息を吸って、空を見上げて、
「あー。いい天気だな」
 呟く。
 雲一つ無い青空。それはまるで、今の翔太郎の心のように澄んでいた。
『とりあえず一件落着だね。翔太郎』
「そうだな、フィリップ」
 上条当麻。左翔太郎。ブローノ・ブチャラティ。三人は一つの小さな事件をきっかけに出会った。
 それは偶然だったのか、運命によって定められていたのかはわからない。
 ただ。
 彼らはいつもどおりの、平和な日常に戻っていった。

TO BE CONTINUED


次回予告
ジョルノ「君には僕たちの仲間に会ってもらいます」
ブチャラティ「てめーらッ! 何やってんだーーーーッ!」
ナランチャ・ギルガ「ってコトはソイツはまだヴァージンなのかよォッ」
上条「今のは……一体なんなんだ?」
グイード・ミスタ「銃声だよ。映画みたいにでかい音じゃあなかったはずだが」
次回の学園都市の日常・魔術サイドは第5話。お楽しみに!
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変更
by luke 2012/06/19(Tue)15:58:00 Edit
変更したのです。

出典
※BGM1『アバン』(アニメ ボボボーボ・ボーボボより)
※OPおよび挿入歌『flying』(GARNET CROW)
※BGM2『ハードボイルド』(特撮 仮面ライダーWより)
※EDおよび挿入歌 『Tactics』(THE YELLOW MONKEY)
※BGM3『Gene's Rock-a-bye』(ゲーム GOD HANDより)
※BGM4 『名探偵コナン メインテーマ(次回予告ver.)』(アニメ 名探偵コナンより)
続・あとがき
by Sgt.LUKE HP 2010/08/04(Wed)07:24:39 Edit
書き方は人それぞれだからねェ。実際自分も脚本文章的な小説を何度か読ンだコトあるよ

S、ホントご愁傷様です。あと上条はリエですwww
ついに山から帰還しました。
by Joker 2010/08/03(Tue)19:47:03 Edit
来週のW休みかよーッ
甲子園死ねッ!!
・・・というのはさておき、魔術4話面白かったよ。
なんかそっちはちゃんと小説の文章になってるけど、こっちは脚本の文章みたいになっちゃってるんだよね。うン。

とりあえず、どでかいヘッドホンでアニメ雑誌を読み歩いてる奴www
S、ご愁傷様です。
あと、上条はリエかよwww
あとがき
by Sgt.LUKE 2010/08/01(Sun)01:43:36 Edit
結局すこし遅くなりました。4話です。今回もだいぶ長い…。
今回でとりあえずW、ジョジョ、とあるの土台がある程度固まったかと。これで結構遊べます。うふ、うふふふふ。

というわけで、今後もよろしくお願いしま~す
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