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メンバー自己紹介
HN:
teamBDR
性別:
男性
職業:
高校生
自己紹介:
このブログは退屈な日々を革命すべく集まった6人のブログなんDA。
メンバーの紹介なんDA
[Joker(ジョーカー)]この団を作った人。学園都市の日常・科学サイドを書いてるのはこの人。ボディサイドのガイアメモリをコンプしている。最近、teamBDRが満足同盟となんら変わりない事に気づいたが、狙ってなどいなかった。いや、ホンとにマジで。まあそんな事はどーでもいいから、満足しようぜ!!
[ナレ神(シン)] 貴重な「純粋なツッコミ役」。LUKEとは実況・解説コンビである。最近、兄のオタクライフを書いた記事が大ヒットした。
[ガチャピン]旧かみやん。最近はこっちの名を名乗るほうが多い。通称、魯迅(ろじん)。又は、北大路魯山人(きたおおじろさんじん)。もうなんか『お姉ちゃん』しか言わないかわいそうな人。teamBDRの中でもトップクラスにアレな人なんDA。
[S(サジタリウス)] 変態である。クラスの女子、挙句の果てには学校の先生にまで変態と言われてしまったぞ!この変態軍人めが!!
[Sgt.LUKE(サージェント.ルーク)] おそらくこの団最強の男。その脳内は無限のユーモアにあふれている。もしかしたらアンサイクロペディアを超えているかもしれない。ちなみに食玩のサイクロンメモリを持っている。
[XILE(ザイル)] 割と普通人。EXILEのファン。この団に入ってからまわりに毒されてきた。被害者。だが本人は楽しそうである。
メンバーの紹介なんDA
[Joker(ジョーカー)]この団を作った人。学園都市の日常・科学サイドを書いてるのはこの人。ボディサイドのガイアメモリをコンプしている。最近、teamBDRが満足同盟となんら変わりない事に気づいたが、狙ってなどいなかった。いや、ホンとにマジで。まあそんな事はどーでもいいから、満足しようぜ!!
[ナレ神(シン)] 貴重な「純粋なツッコミ役」。LUKEとは実況・解説コンビである。最近、兄のオタクライフを書いた記事が大ヒットした。
[ガチャピン]旧かみやん。最近はこっちの名を名乗るほうが多い。通称、魯迅(ろじん)。又は、北大路魯山人(きたおおじろさんじん)。もうなんか『お姉ちゃん』しか言わないかわいそうな人。teamBDRの中でもトップクラスにアレな人なんDA。
[S(サジタリウス)] 変態である。クラスの女子、挙句の果てには学校の先生にまで変態と言われてしまったぞ!この変態軍人めが!!
[Sgt.LUKE(サージェント.ルーク)] おそらくこの団最強の男。その脳内は無限のユーモアにあふれている。もしかしたらアンサイクロペディアを超えているかもしれない。ちなみに食玩のサイクロンメモリを持っている。
[XILE(ザイル)] 割と普通人。EXILEのファン。この団に入ってからまわりに毒されてきた。被害者。だが本人は楽しそうである。
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第10話「イタリア料理を食べに行こう」
作者 Joker
作者 Joker
5月も下旬に差し掛かったある日のことだった。
「そういえば、もうすぐ仗助の誕生日でしたわよね?」
「ン?ああ、そうっすけど。」
「じゃあよお、これから3人でなんかうまいもんでも食いに行こうぜ。
ちょうどカフェドゥ・マゴの正面にうまそうなレストランがあるんだ。」
億泰に連れられて仗助、黒子は仗助の誕生日祝いを兼ねた昼食に行くことにした。
『イタリアンレストラン・トラサルディー』
「へ~、イタ飯かあ・・・億泰、お前この店に入ったことはあるのか?」
「いいや、ないぜ。ただ前から気になってたんだよ。
前を通ったらいっつもうまそうなにおいがするからよぉ~
それに俺、イタリア野郎のセンスとかデザインてすげー好きなんだよなあ~~~」
「とにかく入ってみましょう。私もイタリア料理は大好物ですわ。」
3人は店に入った。
昼飯時を少し過ぎた午後2時だったせいか、店に客は他にいなかった。
店の中は小さめの喫茶店といった感じの広さで、億泰が好きだというイタリアンチックな雰囲気だった。
「いらっしゃい・・・」
ウェイトレスらしき18歳ぐらいの女の子が少し愛想なさげにあいさつして来た。
「ああ、どーも。」
仗助は思いがけずあいさつを返した。
3人は席につくとメニューを見ようとした。しかし、普通あるはずのメニュー表がこの店にはなかった。
「おい、ウェイトレスのねーちゃん。この店にはメニュー表は置いてねーのかよ。」
億泰が聞く。
「そうだけど・・・」
ウェイトレスは答えた。
「じゃあどうすんだよ?どうやって料理を選べばいーんだよ。」
億泰がいった。すると、
「あなたたちが料理を選ぶ必要はアリません。」
厨房から男が1人出てきた。
「誰だ?」
「ワタシこの店のオーナーのトニオ・トラサルディーといいマス。イタリア人です。
ワタシの店ではお客様が料理を選ぶのではなく、ワタシ自らがお客様を見て料理を選ばせていただいていマス。」
「どういうことですの?」
「お嬢さん、少し手を見せてください。」
トニオは黒子の右手を少しの間見た。
「お嬢さん、あなた最近寝てないネ。それから肩もコってる。徹夜でパソコン作業とかシテました?」
「え!?当たってますわ!どうして?」
「ワタシ世界中をまわって料理の修業してきまシタ。その中で人の健康状態をみるすべも教わりました。料理とは人を元気にするためにあると考えたからデス。
いまでは手相を見るだけでその人の健康がわかりマス。あとのお二人もワタシに手相見せてください。」
仗助と億泰もトニオに手相を見せた。
「オ~、ワカリました。ではアナタたちを元気にする料理作ってきマス。
ひよりさん、この人たちにお水を運んであげてくだサ~イ。」
ウェイトレスは水を運んできた。
「どうぞ・・・」
仗助たちは水を飲んだ。
「!」 「!」 「!」
3人は驚いた。
「このお水・・・とってもおいしいですわ!」
「ああ!たとえるならアルプスのハープを弾くお姫様が飲むような味っつーか、3日間砂漠をうろついて初めて飲む水っつーかよぉーっ、スゲーさわやかだぜ・・・」
「たしかにこりゃあうまいッ!なんつー銘柄の水だ、これは?」
「それはアフリカ キリマンジャロの5万年前の雪解け水だよ・・・・・・」
ウェイトレスが説明した。
「へぇ~~~」
「うっ・・・ひっくひっく・・・ううっ・・・」
「どうした?黒子・・・」
黒子が突然泣き出した。
「おいおい、まさか水がうますぎて泣けてきたってんじゃあ・・・」
しかし次の瞬間、仗助と億泰は息を呑んだ。
黒子の目からまるで滝のように涙が流れ出てきたのだ。
「おっ・・・おいおい、なんだ?この尋常じゃねー量の涙は!?」
「わっ・・・わかりませんの・・・でも・・・次から次にあふれ出てきて・・・ひっくひっく・・・・・・」
「おい!ウェイトレスッ!いったいこれはどーなってんだッ!あのトニオとかいう奴を早く呼んでこい!
どういうことか説明してもらうッ!」
「大丈夫だよ・・・これはトニオさんの能力だから・・・」
「何!?」
「そうデス。これはワタシのスタンドという特殊な超能力です。
ワタシはこれを“パール・ジャム”と呼んでいマス。」
厨房から再びトニオが現れた。
「なんだって!スタンド!?」
仗助たちは驚愕した。
「オ~、スタンド知ってるデスか?」
「ああ、俺とそこの億泰っつーやつはスタンド使いなんだよ。」
仗助と億泰はスタンドを出してみせた。
「ワ~オ、そうだったんデスか~~~っ
ワタシのスタンド能力は“料理に秘められた効能を数十倍にして、それを食べた人を健康にする”です。少しオーバーアクションになってしまいマスが・・・
そのお嬢さんは目が疲れていまシタ。だからその水を飲んだことで涙を大量に流すようになったのです。
でも大丈夫デス。涙はじきに止まり、お嬢さんの目は健康な状態になりマス。」
「仗助!億泰!」
黒子が呼んだので2人は振り返る。
「目の疲れが吹っ飛びましたわッ!10時間熟睡して目覚めたかのような気分ですわッ!!」
「・・・どうやら本当(マジ)みてーだな。そしてあんたからは悪意をまったく感じない。
俺たちに敵意のあるスタンド使いじゃあねーみたいだな。」
「はい、当然デス。ワタシ、生まれたときからこの能力を持ってまシタ。
そしてワタシ、この能力とワタシ自身の料理の腕で人々を幸せにしたいと願うようになりました。
この街、心も体もつかれてる学生多いネ。だからこの店で元気になっていって欲しいと思ってるヨ。」
「あんた・・・いい人だな。」
「グラッツェ~~~(ありがとうございます)」
「よし!じゃあ次の料理持ってきてくれよ、トニオ!俺たち、あんたの料理で元気になりたいからよっ」
「いや~、すごかったですわねぇ。肩こりが治るのに肩から垢が大量に出てきたり・・・」
「虫歯が治るのに歯がミサイルのように飛んでって、新しいのがすぐ生えてきたりなあ・・・」
「でもスゲーうまかったよな。また来よーぜ。」
仗助が言った。
その時、店に誰か入ってきた。
「天道・・・」
ウェイトレスがその男を見てつぶやいた。
男は浴衣に下駄といういでたちで、左手には大きな発泡スチロールの箱を提げていた。
「ひよりか。トニオさんはいるか?いいサバを仕入れたんで持ってきた。」
男は言った。
「なんだぁ?このうさんくせえ男は?」
億泰がつぶやいた。
すると男は右手の人差し指を天に向かってつき出しながら、
「おばあちゃんが言っていた・・・“俺は天の道を往き、総てを司る男”・・・天道・・・総司・・・・・・」
男のつき出した人差し指にドアの窓から差し込む光が集まり男はシルエットになる・・・
天道 総司(てんどう そうじ)、それが男の名前だった。
「お前たち学生か・・・おばあちゃんが言っていた・・・
“どうせ食べるなら、最初に最高のものを食べなさい。”・・・と、
トニオさんの料理は最高だ。俺が認めるんだから間違いはない・・・」
「はあ・・・そりゃどうも・・・・・・」
仗助たちは天道から発せられる意味不明の威圧感に圧倒されるばかりだった。
「オオ、天道さん!来てくれたんデスか。」
厨房からトニオが出てきた。
「ああ、トニオさん。松輪サバを仕入れたので持ってきたんです。」
「ディ・モールト・グラッツェ~(どうもありがとう) さっそく、ひよりさんに料理してもらいましょう。」
「俺もひよりにサバ味噌にして欲しいと思って持ってきた。」
その時、店に客が入ってきた。
客は20代前後の若者2人組で、1人は大音量のラップを首に提げているヘッドホンから流し、もう1人はタバコを吸っていた。
2人の若者は席につくと、
「オイ、ねーちゃん!とっととメニューよこしな!・・・いや、ねーちゃん・・・あんたをもらいてえなあ!ギャハハハハ!」
天道は若者2人にコップの水を思いっきりぶっかけた。
「ップ!何すんだテメーッ!」
若者は激怒する。
「おばあちゃんが言っていた・・・“食事をする場所は人々が常に平和でいられる聖域。そこを乱す奴は文句なく悪人”ってなあ・・・
それからそのヤニくさい体で他人(ひと)の妹に近づかないでもらいたい。」
どうやらひよりという名のウェイトレスは天道の妹らしい。
「天道さん・・・ワタシがおいはらいましょうか?」
トニオが天道の耳元でささやいた。
「いや、あなたに万が一のことがあっては大変だ。俺がやろう。」
天道は若者たちとともに表へ出た。
「おい仗助ぇ・・・あのヘッドホンの奴・・・スタンド使いだぜ・・・」
「ああ、出してやがるなあ・・・だがあの天道って奴には見えてないみたいっすねえ・・・」
「もう片方のタバコの方・・・データベースに問い合わせてみたところ、レベル3の空間移動能力者(テレポーター)ですわ・・・」
仗助たちは店の窓から天道たちの様子をうかがっていた。
「・・・おいアンタ・・・俺は最近変な“矢”に貫かれてなあ・・・それから変な能力が使えるようになったのよ・・・他の者にはわからない、便利な能力がなぁ・・・
おい相棒!奴の腹ん中にこれをテレポートさせろ!」
「あいよ・・・」
ヘッドホンの男が取り出したのは書道で使う文鎮5本ほどだった。
「こいつを胃の中にテレポートさせれば・・・胃がもたれるってぇレベルじゃあねーぞッ」
若者たちは天道を威嚇するように叫んだ。
しかし天道は冷静に、
「お前たちは馬鹿か・・・敵にあっさり能力を教えてどうする。
そんなことではすぐに敵に対策を練られて終わりだろう・・・」
「うるせえっ 俺たちの能力は誰にも止められねえ!無敵だッ」
「たしかに俺は無能力者でトニオさんのようにスタンドも持ち合わせていない・・・
だが・・・お前たちごときにやられる俺ではない。」
「うるせえッ ブッ殺すッ!」
タバコの男が文鎮をテレポートさせようとした瞬間、天道は空高くジャンプした。
「何ッ!テレポートは対象地点の座標を割り出してそこへ移動させる・・・
しかし!相手が移動・・・ましてや空中では!相手の座標が常に移動して特定できない!」
天道はタバコの男の顔面にとび蹴りをくらわせた。
「グヘェッ!」
「ほう・・・相棒のテレポートを・・・なかなかやるじゃあないか。・・・だが、俺のスタンドはどうかな!?」
気絶しているタバコの男の手から文鎮が天道めがけて飛んでいく。
「なるほど・・・“磁力を自由自在に操る能力”か・・・」
「察しがいいなぁ、その通りよ!テメーが相棒に触れることで、おまえは俺の自動追跡鉄塊(ホーミング・マグネット)の追跡目標になったのさッ!」
「なら簡単だ。」
「へ!?」
天道は自動追跡鉄塊(ホーミング・マグネット)と化した文鎮を難なく切り抜け、ヘッドホンの男を後ろからつかみかかった。
自動追跡鉄塊(ホーミング・マグネット)はヘッドホンの男の腹に命中した。
「ゲッ・・・ブルス・・・・・・」
「おばあちゃんが言っていた・・・“自分に溺れる者はいずれ闇に落ちる。”・・・
お前たちは自分の能力に溺れていた。」
天道は店の中に戻ってきた。
「さあひより、サバ味噌を作ってくれ。・・・お前たちも食うか?」
天道は仗助たちに問いかけてきた。
「自分の体ひとつで超能力者とスタンド使いを倒すなんて・・・」
「いったい・・・何者なんだ・・・・・・!?」
もちろんサバ味噌は食べた。この世のものとは思えないくらいうまかった。
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