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teamBDR
性別:
男性
職業:
高校生
自己紹介:
このブログは退屈な日々を革命すべく集まった6人のブログなんDA。
メンバーの紹介なんDA
[Joker(ジョーカー)]この団を作った人。学園都市の日常・科学サイドを書いてるのはこの人。ボディサイドのガイアメモリをコンプしている。最近、teamBDRが満足同盟となんら変わりない事に気づいたが、狙ってなどいなかった。いや、ホンとにマジで。まあそんな事はどーでもいいから、満足しようぜ!!

[ナレ神(シン)] 貴重な「純粋なツッコミ役」。LUKEとは実況・解説コンビである。最近、兄のオタクライフを書いた記事が大ヒットした。

[ガチャピン]旧かみやん。最近はこっちの名を名乗るほうが多い。通称、魯迅(ろじん)。又は、北大路魯山人(きたおおじろさんじん)。もうなんか『お姉ちゃん』しか言わないかわいそうな人。teamBDRの中でもトップクラスにアレな人なんDA。 

[S(サジタリウス)] 変態である。クラスの女子、挙句の果てには学校の先生にまで変態と言われてしまったぞ!この変態軍人めが!!

[Sgt.LUKE(サージェント.ルーク)] おそらくこの団最強の男。その脳内は無限のユーモアにあふれている。もしかしたらアンサイクロペディアを超えているかもしれない。ちなみに食玩のサイクロンメモリを持っている。

[XILE(ザイル)] 割と普通人。EXILEのファン。この団に入ってからまわりに毒されてきた。被害者。だが本人は楽しそうである。
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第15話「佐天―フェイト―」
 
作者 Joker 

「ここは・・・?」
幻想御手(レベルアッパー)の副作用により病院のベッドで眠っている佐天。
彼女は夢を見ていた。
見たこともない遺跡の夢。
佐天はそこを導かれるように歩いていく。
遺跡の壁には巨人と怪獣が戦っている絵が彫られている。
夢だというのに・・・やけに鮮明だな。と、佐天は思った。
やがて佐天は遺跡の最深部に到達した。
そこには石でできた飛行機のような像があった。
するとそこから突如として強烈な光が発せられた。
佐天の視界を光が覆ってゆく。
そして光の中に巨人が現れた。
「・・・あなたが私を呼んだの?」
佐天は巨人に問いかける。
巨人は無言でうなずいた。
巨人はテレパシーで佐天に訴えかける。
「そう・・・私の力が必要なんですね。あなたが、人々を守るために。
・・・いいですよ。こんな・・・私で良ければ。私を・・・必要としてくれるのなら。」
佐天を更なる光が包みこんでゆく。
やがてその光は病院のベッドの上の佐天をも包みこみ、光は風都地区へと向かった。
 
「キュルォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!」
怪物は産声を上げる。
「なんだよ・・・これ・・・」
翔太郎たち3人は絶句する。
「ピッシャァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
怪物が3人を捕食しようと触手を伸ばしてきた。
その時、
ドッグオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
突然銀色の拳が空から降ってきて怪物をつぶした。
3人は何が起こったのかわからず空を見上げた。
そこには金色の月を背にして銀色の巨人が立っていた。
「ウルトラマン・・・」
翔太郎は口にする。
翔太郎はこの巨人を前にも見たことがあった。
10年前の学園都市、新宿地区で・・・
 
10年前・・・
学園都市・新宿地区で起こった大災害
闇の巨人・ダークザギと光の巨人・ウルトラマンネクサスの大決戦
当時、12歳だった翔太郎はこの2体の戦いを避難所で必死になって見ていた。
これからの人類の未来が決まる戦い・・・翔太郎以外の人々も必死になって見ていた。
結果は人々の声援でウルトラマンノアへと変身した光の巨人の勝利。
それにより闇の巨人が裏で操っていたスペースビーストと呼ばれる怪獣の動向もかなり落ち着き、
スペースビーストに対抗するための組織・TLT(ティルト)が運営していた対スペースビースト殲滅チーム・ナイトレイダーも、スペースビーストの沈静化により事実上の消滅となった。
なおこの大災害以前、TLTはスペースビーストの存在を隠蔽していたようで、
それに関する話も多々あるのだが・・・今はそれどころじゃあない。
翔太郎は月に照らされた巨人の姿を見る。
まちがいない。この巨人こそ、10年前人類の未来を救ってくれたあの銀色の巨人なのだ。
しかし、TLTが大災害後に行った発表はスペースビーストに関するもののみで、
ウルトラマンに関する発表はほとんどなかった。
だから翔太郎やその他の大勢の人々はウルトラマンの正体や素性を一切知らなかった。
しかし今、翔太郎はまるで子供のように胸が踊っていた。
子供の頃にあこがれたウルトラマン・・・それが今目の前にいるのだ。
翔太郎の相棒・フィリップは何かに夢中になった時、よくゾクゾクすると言っているが、
その気持ちが今、翔太郎にもはっきりとわかった。
「あ~~~ッ ゾクゾクするじゃあねえか・・・」
「なにを言っているんだ翔太郎!早く逃げるぞッ!」
「えッ?」
翔太郎を我に帰らせたのは承太郎の言葉だった。
承太郎と御坂は先ほど壊した自分たちの車の代わりに木山の車に乗り込み、
早く逃げるように催促している。
「いったいなにを言っているんだ・・・」
翔太郎は不安を抱きながら先ほど潰された怪獣の方を見る。
そこには先ほどの怪獣が50メートルほどの大きさになって再生していた。
「ブッシャァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
「うぉぉおおおおおおぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉッ!!」
翔太郎は恐怖と驚きのあまり叫びながらハードボイルダーにまたがり、
承太郎たちの乗る車とともにその場から走り去った。
「シェアッ!」
ウルトラマンが怪獣に向けて殴りかかった。
 
『―学園都市のみなさん、TLT・作戦参謀の吉良沢 優(きらさわ ゆう)です。
現在、学園都市・風都地区・風都インター付近にて、スペースビースト・コードネーム・サイコレアルとウルトラマンが交戦中。現地の人々は速やかに避難してください。繰り返します。現在・・・』
カーラジオが承太郎たちに現状を伝える。
「・・・どうやら大変なことになっているようだな。」
車が渋滞につかまっている中、承太郎が車の中でつぶやいた。
「でも・・・どうしてあのスペースビーストは現れたんだ?
木山のM(マスター)ドライバーが突然光って・・・それから現れたが・・・」
窓の外で翔太郎が疑問を口にする。
「木山は最後に自分のことを“奴らの手の上で踊らされていたモルモット”と言っていた・・・
おそらく、その奴らが木山のM(マスター)ドライバーに何かを仕掛けていたんだろう。」
「そして木山は・・・あのスペースビーストに吸収された。」
「じゃあ・・・木山はもう・・・!」
助手席の御坂が悲痛な心で言う。
「ああ・・・木山はすでに・・・死んでいる。」
翔太郎はつらい現実を確認し、それに心が押しつぶされそうになった。
が、今はそれどころではない。
「承太郎さん、俺たちも・・・戦わなくていいんですかねえ?」
「・・・無理だ。敵のスケールが違いすぎる・・・」
承太郎が苦虫を噛み潰したように顔を歪める。
「あの巨人に任せるしかない。」
「じゃあ私たちはただ見てる事しかできないっていうの!?
冗談じゃあないわよッ!私は戦うわよッ!!戦って・・・私もこの街を守る!!」
御坂は車から降りて戦場へと向かった。
「待て御坂!勝手なことをするんじゃあないッ!」
承太郎が叫ぶ。が、御坂は振り向きもせずに走り去っていく。
「クソッ!」
渋滞の中、車を動かすことは絶対にできないことだった。
「俺が追います!」
翔太郎は渋滞の中にハードボイルダーを置き去り、車の波をかきわけて翔太郎は御坂を追う。
 
「シェアァッ!」
ウルトラマンネクサスのパンチとキックの応酬にスペースビースト・サイコレアルはたじろぐ。
「キュルルルルルゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」
サイコレアルは空中を浮遊しながら触手でネクサスを攻撃する。
「シュッ!?」
触手がネクサスの両手首を絡めとった。
バチバチバチバチバチィィィィィンッ
「ジェアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
触手にエネルギーが流されネクサスはダメージを受ける。
「キュォォォオオオオオオオオオオン!」
サイコレアルが雄叫びを上げる。
シュピィーーーーーーンッ プッシャアーーーーーーーーンッ!
しかし、ネクサスの両腕の闘具・アームドネクサスの放つ光の刃によって触手は切断された。
「キャァァァアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!」
サイコレアルが今度は悲鳴を上げる。
「シュッ!ハァァァアアアアア!ハアッ!!」
触手から開放されたネクサスは胸の前に左手を持ってくる。
するとネクサスの身体を青い光が包みこむ。
そしてネクサスが左手を下げる。
するとネクサスは銀色の初期形態・アンファンスから、
銀と緑のボディを金色のラインで彩られた強化形態・ジュネッスグリーンに変身した。
「フウゥゥゥゥゥゥゥゥ!ヘアァァァァァッ!!」
ネクサス・ジュネッスグリーンは戦闘結界・メタフィールドを張るための光線を空に向けて打ち出した。
しかし、
「キュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!」
シュゥゥゥゥゥ・・・ボガァァァァァァァァンッ!!
サイコレアルの雄叫びによって光線は打ち消されてしまった。
「ハッ!?」
ネクサスは驚愕する。
「キャシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
仕方なく、ネクサスは現実世界でサイコレアルを倒すことにした。
なるべく被害を出さないように、注意を払いながら。
そんな時、1人の少女が足元に近づいてきた。
「私だって・・・この街を守るのよォおおおおおおおおおおオオオオッ!!」
御坂だった。
「ピシャアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
ドヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ
サイコレアルが御坂に向けて光弾を発射した。
「えッ!?」
思わず立ち止まる御坂。
このままでは御坂は光弾にあたって死ぬ。
「シャアアアッ!!」
ドッキョオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
ネクサスが背中を盾にして御坂を守った。
「ヘアアァァァ・・・」
ネクサスはその場にしゃがみこむ。
どうやらかなりのダメージをくらったようだ。
「ウルトラマン!!」
御坂が叫ぶ。
「ピキュウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッ!!」
サイコレアルが再生した触手でネクサスの背中を攻撃する。
「ジェアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
ネクサスは悲鳴を上げる。
「シュッ・・・シャアッ!!」
しかし、ネクサスは再び立ち上がった。
「御坂ッ!!なにやってんだ!早く逃げるぞッ!!」
「翔太郎さん!?」
御坂を追ってきた翔太郎によって、2人は少しはなれた場所へと逃れた。
「シュゥゥゥ・・・ヘアァッ!!」
ネクサスは構える。
「キュピシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!」
ボゴォーーーーーンッ!! ボゴォーーーンッ! ボゴォーーーーーーーーンッ!!
サイコレアルがネクサスのまわりに向けて光弾を連続発射する。
自分のまわりで爆発が起こる中、ネクサスは必殺技の構えを取った。
シュゥゥゥゥゥウウウゥゥゥウウウウウウゥゥゥゥゥン・・・
「ハァアアアアアアアアアアアアアッ!!」
ネクサスが両腕を前に突き出すと、光でできたドリル状の巨大なエネルギーが出現した。
それを右腕に集めるとネクサスは一振りでエネルギーをサイコレアルに向けて飛ばした。
ネクサス・ジュネッスグリーンの必殺技サイクロンレイ・シュトロームである。
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!
竜巻のように高速回転しながら突き進むドリル状のエネルギーは、
やがてサイコレアルの腹部に命中した。
「キャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!」
サイコレアルは雄叫びを上げながら爆発し、青い光の粒子となって消え去った。
「やった!」
御坂が歓喜の気持ちで叫ぶ。
しかし、
「シュッ・・・ジェアァァァ・・・・・・」
ネクサスはその場に倒れこんだ。
そして光となってその姿を消した。
「ウルトラマン・・・・・・」
翔太郎はスペースビーストが倒されたことによる喜びの気持ちと、ウルトラマンが苦しげに消えていったことを心配する気持ちが入り混じって複雑な心境になった。
その時、
「ねえ、見て翔太郎さん!あれ!」
御坂が指差す場所。そこはさっきまでウルトラマンがいた場所だ。
そこには今、いるはずのない人物が倒れていた。
「佐天・・・!?」
翔太郎たちは駆け寄ってみる。
まちがいない・・・佐天だ。だが何故ここに?佐天は病院のベッドで眠っているはずだ。
よく見てみると佐天の背中が血で染まっている。怪我をしているようだ。
翔太郎は先ほどのウルトラマンの戦いを思い出す。
たしかウルトラマンはスペースビーストの攻撃から御坂を背中でかばっていた。背中で。
「まさか・・・ウルトラマンの正体は・・・佐天・・・・・・」
翔太郎をそう納得させるにはあまりにも条件がそろいすぎていた。
まちがいない。ウルトラマンの正体は佐天だ。
翔太郎は確信した。
しかし、このとき翔太郎は知らなかった。
すでに佐天に突きつけられているつらい現実と、これから彼女に襲いくる運命を。
 
TO BE CONTINUED 
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作者 あとがきのあとがき
by Joker 2010/04/03(Sat)16:10:14 Edit
え~と、タイトルをちょっと変更しました。
最初に言っておきますが、あっちのフェイトとは一切関係ありません。
普通に“運命”とか“宿命”とかいう意味です。
無題
by S 2010/03/26(Fri)23:36:08 Edit
かっこよい
しびれたぜっ
作者 あとがき
by Joker 2010/03/26(Fri)01:35:31 Edit
というわけで始まりました。とあるMAD・佐天ネクサス編です。
え~自分はこの章をとあるMAD序盤で最大の盛り上がりポイントだと思って書いております。
だからいつもよりもかなり力をこめて書いていきたいな~なんて・・・ねぇ。
ちなみに佐天ネクサス編のOPとEDは自分で編集して作りました。
ネクサス本編の映像だとこっちの物語とずれが起こってしまいますからねえ。
まあとってもチープなつくりなんですが・・・個人的には気にいっています。
一応OPの方はウルトラマンが佐天に見せた過去の戦いの記憶・・・
という脳内設定があるんですが・・・
前期OPと後期OPを倍速セピアでつなげただけですね。ハイ。
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