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~teamBDRの酒場~
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teamBDR
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男性
職業:
高校生
自己紹介:
このブログは退屈な日々を革命すべく集まった6人のブログなんDA。
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[Joker(ジョーカー)]この団を作った人。学園都市の日常・科学サイドを書いてるのはこの人。ボディサイドのガイアメモリをコンプしている。最近、teamBDRが満足同盟となんら変わりない事に気づいたが、狙ってなどいなかった。いや、ホンとにマジで。まあそんな事はどーでもいいから、満足しようぜ!!

[ナレ神(シン)] 貴重な「純粋なツッコミ役」。LUKEとは実況・解説コンビである。最近、兄のオタクライフを書いた記事が大ヒットした。

[ガチャピン]旧かみやん。最近はこっちの名を名乗るほうが多い。通称、魯迅(ろじん)。又は、北大路魯山人(きたおおじろさんじん)。もうなんか『お姉ちゃん』しか言わないかわいそうな人。teamBDRの中でもトップクラスにアレな人なんDA。 

[S(サジタリウス)] 変態である。クラスの女子、挙句の果てには学校の先生にまで変態と言われてしまったぞ!この変態軍人めが!!

[Sgt.LUKE(サージェント.ルーク)] おそらくこの団最強の男。その脳内は無限のユーモアにあふれている。もしかしたらアンサイクロペディアを超えているかもしれない。ちなみに食玩のサイクロンメモリを持っている。

[XILE(ザイル)] 割と普通人。EXILEのファン。この団に入ってからまわりに毒されてきた。被害者。だが本人は楽しそうである。
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第22話「2人の約束」
 
作者 Joker 

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!
ドヒュン ドヒュン ドヒュン ドヒュン ドヒュン ドヒュン ドヒュンッ!!
カブトに向かって大量の砲弾が発射される。
―clock up(クロックアップ)―
カブトはクロックアップしてそれらをかわしつつ、カイザに接近していく。
―clock over(クロックオーバー)―
「はァッ!」
カブトはカイザを殴り飛ばす。
「ぐぅ・・・うおおおおッ!!」
カイザブレイガンでカブトを狙撃するカイザ
ギンッキンッギンッキンッキンッ
カブトは右手にカブトクナイガン・ナイフモードを持ち、カイザと並行して走りながら銃撃を切り落としていく。
そんな2人を尻目に、名護はイクサの変身を解除した。
「名護さん!」
仗助たちが走りよってくる。
「名護さん、そのアイテムは・・・?」
「これはイクサナックル。ジャッジメントが開発したマスクドライダーシステムだ。
そんなことより、逃げ出したオルフェノクを追うぞ」
「「「「はい!」」」」
名護たちは公園から立ち去った。
 
「ハァァァァァッ!!」
公園から出たカブトとカイザは橋の上でカブトクナイガンとカイザブレイガンで切りあっていた。
「くッ!」
カイザは2、3歩下がってカブトとの距離を取り、右足にカイザポインターを装着する。
―put on(プットオン)―
カイザが必殺技を放つことを察知したカブトはライダーフォームからマスクドフォームへと戻り、防御力を高める。
―EXCEED CHARGE(エクシードチャージ)―
「だァァァァァッ!!」
カイザの必殺のドロップキック・ゴルドスマッシュがカブトに向かう。
カイザポインターから放たれた二重の四角錐状の金色の光がカブトを拘束する。
しかし、カブトはまったく動じない。
「でやァァァッ!!」
「キャストオフ!」
―cast off(キャストオフ)―
跳んできたカイザをマスクドフォームのアーマーが吹き飛ばす。
「ぐあぁぁぁぁぁッ・・・・・・!!」
ドッボォーーーーーンッ
吹き飛ばされたカイザは橋から落下して下の川に落ちた。
―clock up(クロックアップ)―
カブトはその場から立ち去った。
「はァ・・・はァ・・・」
川に落ちた時の衝撃で強制的に変身解除させられ、ずぶ濡れの草加は岸に上がった。
「総司ィッ! 逃げるな! もう1度・・・俺と戦えッ!!」
今の屈辱的な負けを取り戻すため、草加は叫んだ。
しかし、その声は天道には届かなかった。
 
「いいからこの女を捜しなさい! この女はオルフェノクだ。早急にこの世界から抹殺しなければならない」
名護は先ほどのリーチオルフェノクの女の写真を突き出しながら言う。
「名護さん、オルフェノクっていったい何なんスか?」
仗助が聞く。
「オルフェノクは死んだ人間が怪物となってよみがえった姿。例えるならゾンビのようなものだ」
「え、ゾンビ!? たしかにそれは怖いなぁ・・・」
康一がつぶやく。
「でも名護さん、学園都市の記録書によるとこの女はオルフェノクになった後も狂行には走っておらず、
平和に暮らしているようですわ。人間だったときと同じように。
抹殺を判断するには早すぎるんじゃあありませんの?」
黒子が名護に食いかかる。が、
「お黙りなさい。奴はこの街に巣食うウイルスのようなものだ」
「どういうことだよ?」
億泰が聞き返す。
「オルフェノクに殺された人間は、オルフェノクになる可能性がある。
早く対処しなければこの街は侵されてしまう」
「・・・名護さん、風都地区のジャッジメントに初春飾利というパソコンや監視カメラに精通した者がおりますわ。彼女に頼めばその女を早急に探し出すことも可能かと」
「よし、さっそくその初春さんのところへ向かおう」
名護たち5人はジャッジメント風都支部へと向かった。
 
杜王地区にあるイタリアンレストラン・トラサルディー
ここでひよりは今日もバイトをしていた。
カランコロ~ン
「いらっしゃ・・・雅人」
「久しぶりだな。ひより」
トラサルディーにずぶ濡れの草加が入ってきた。
「どうしたんだ、いったい?」
「なに・・・ちょっと足を滑らせてしまって・・・橋から落ちたんだ」
「風邪ひくぞ。奥の部屋で着がえてこい」
「ああ、恩にきる」
草加は奥の部屋に入った。
「・・・お前、昔はよく川に落とされたよな」
ひよりが扉越しに話しかけてくる。
「ああ、そうだな。昔の俺はたしかによくいじめられていた。
だが今の俺は違う。俺は強くなった。そしてこの街に来た。
すべて君のためにだ、ひより。覚えているかな? 昔、君と交わした約束を」
「・・・うん」
 
―10年前
草加雅人(当時 11歳)はクラスメイトからのいじめを受けていた。
気の弱かった雅人は抵抗することもできず、両親は仕事で出張続きでたまにしか会えず、毎日を地獄のように感じていた。
そんな彼の心をいつも癒してくれたのがひより(当時 8歳)であった。
ひよりはザ・ワンの渋谷地区襲撃で両親を亡くし、兄の総司と生き別れていた。
そしてひよりは草加の家に引き取られたのだ。
ひよりは病弱だが気の強い子で、家族を失いながらもたくましく生きる姿は雅人に勇気をくれた。
だが、ひよりの強さも完璧ではなかった。
ある日のこと、テレビでウルトラマンとダークザギの決戦が生中継されていたとき、
突然ひよりが泣き出して部屋に閉じこもってしまった。
雅人は扉越しにひよりに問いかけた。
「ひより! 何故泣いているんだ!!」
「・・・私、怖いんだ。もしあの闇の巨人が5年前の怪獣が私のお母さんとお父さんを殺したみたいに、
私や私の周りの大切な人たちを殺したらって思うと・・・」
ひよりはなおも泣き続ける。
「安心しろ、ひより! お前は死なない。お前は俺が守ってやる!!」
「でも・・・雅人は」
「たしかに、今の俺は弱い。
でも! いつか絶対に強くなって、君を怖がらせるものすべてを俺が倒してやる!!」
 
「・・・そして俺はあの時の約束を守り、今ここにいる」
「雅人・・・」
草加は着がえて部屋から出てきた。
「ひより、ちょうどまかないの時間だ。
君の料理が食べてみたい」
「ああ、今から作るよ」
ひよりは厨房に入っていった。
草加はいすに座ってひよりの料理を心待ちにしている。
2人は気づいていなかった。
入り口のドアから2人を見つめる視線に。
先ほどからの2人のやり取りを一言漏らさず聞き続けた耳に。
「雅人・・・」
天道総司のつぶやきに。
 
「なに!? 初春さんは今日、休みだって!?」
「ハイ、今日は非番なので友人の佐天さんと遊びに行くと言って・・・」
「今すぐ呼び戻しなさい!」
「無理です。休むときに休んでもらわないと仕事のローテーションがうまくいかなくなります!」
「それでも、呼び戻しなさい!」
「無理です!」
「呼び戻しなさい!」
「無理です!」
それから3時間、
ジャッジメント風都支部に着いてから名護はずっとこんな調子だ。手当たり次第に人を捕まえて“「初春さんを呼び戻せ!」”と言っている。
「まったく・・・融通の効かんやつらだ」
「それはあなたでしょう・・・」
黒子が嘆く。
「もういい! こうなったら自分たちの手で直接探すしかない!!
全員、散らばって探しなさい!!」
 
仗助、黒子、億泰、康一の4人は固まって歩いていた。
「黒子、お前初春が非番だって知ってただろ。それでもなんで風都支部に行くようにしたんだ?」
仗助が問う。
「どうにも私にはあの名護啓介の正義感がわかりませんの。
あの男は自分にとって有害だとわかれば誰であろうと手にかける男ですわ。
あの女が名護啓介に見つかったら殺されるのは必至。
だからあの男に見つけさせないようにしなければ・・・」
「なるほど! つまりさっきのは時間稼ぎだったんだ」
康一が納得して手をたたく。
「でもよお、それならあいつより早く俺たちがあの女を見つけねえと」
億泰はそう言う。が、
「問題はそこですの。今は4時30分頃。
名護啓介の方もでしょうけど、この広い学園都市の中から残り数時間であの女を捜し出すというのは無理なことですわ。雪の中に隠された自転車の鍵を見つけることよりも難しいんですもの」
「おまけに明日は初春がいるっすからねぇ・・・」
「・・・明日、名護啓介が女を見つけた瞬間に私たちが妨害する。これしかなさそうですわね」
幸いにも、この日名護が女を見つけることはなかった。
 
「ただいま・・・」
草加が家に帰ってきた。
「雅人、お前に話がある」
待ち構えていたように出てきた天道はそう言った。
玄関からリビングに場所を移し、2人はにらみ合う。
「おい照井、どういうことだ?」
「俺に質問するな・・・」
その様子を心配そうに見つめる橘と照井。
「雅人、お前・・・ひよりに気があるな」
「・・・そうだ。だからどうした」
「やめておけ」
「ッ!! 総司ィィィッ!!」
草加の頭に一気に血が昇る。
草加は天道の襟首をつかんで怒鳴る。
「やめておけとはどういうことだ!! 俺は本気なんだぞッ!?」
「わかっている」
「じゃあなんだ!! まさか愛しの妹を他人にやるだなんて嫌だと思ってるんじゃあないだろうなぁ!?」
「あるわけ・・・ないだろう・・・」
「貴様ァ・・・ふざけるのもたいがいにしろォッ!!」
バキィッ
草加は右の拳で天道を思いっきり殴り飛ばした。
「兄妹といっても所詮は他人。第三者が口を出さないでくれるかなァ?
ましてや、君はひよりの何を知っているというんだ。一緒に住んだこともないくせに!」
それを聞いた天道は起き上がって、
バッキィィィンッ
草かを右の拳で思い切り殴り飛ばした。
唇から血を飛ばしながら草加は派手に吹き飛んだ。
「草加!!」
橘が草加に駆け寄る。
「うぅ・・・総司ィ・・・」
ペッ
草加は床に血を吐き捨てて2階の自室に向かい、そして閉じこもった。
「草加!!」
橘は救急箱を持って草加の後を追った。
よろよろとソファに倒れこむ天道。
「何故だ、天道。どうして草加の想いを認めてやらない」
照井が天道に問う。
「あいつのためなんだ・・・雅人とひよりは相容れない」
「どういうことだ?」
「ひよりは・・・ワームだ」
「ッ!! ・・・何!?」
「本当のひよりはもう・・・死んでいるんだ」
 
「今のひより、つまりひよりに擬態したワームが話したことだ・・・」
15年前、ザ・ワン襲撃の際にひよりは宇宙から来たウイルス病にかかっていた。
周りに感染が拡大することはないが、発症すればほぼ確実に死に至るウイルス。
検査の結果わかったことはそれだけで、治療法は見つからなかった。
雅人の両親はこの事実を雅人には隠した。
それを知れば雅人が絶望に心を閉ざすのは目に見えていたから。
いつ発症するかわからないウイルスの恐怖と戦う日々の中で、ひよりは誰も知らない秘密の友達と出会った。
自分に擬態したワーム、もう一人の自分に。
ワームに敵意は無く、ひよりも病弱で友達があまりいなかったこともあり、2人は日を追うごとに仲良くなっていった。
だが、その時が訪れた。
ひよりがウイルスを発症したのだ。
もう助かる見込みは無い。そんな中、ひよりはもう一人の自分に願いを言った。
「お願い・・・私の代わりに、私として生きて」
「僕が・・・か?」
「うん・・・約束して。私の分も・・・生きるって」
「・・・わかった。君の頼みなら、僕は君になって生きよう」
そして、本物のひよりは9歳で死んだ。
ひよりのワームは約束通り、ひよりに成り代わった。
雅人の両親は出張していたこともあって本物のひよりが死んだことを知らなかったので、ただひよりの病気が治ったと喜んだ。
当然、雅人もこの事実を知らなかった。
 
「雅人はひよりがワームだということを知らない・・・知れば奴は絶望するだろう。
自分が守ろうとしている“ひよりが怖いと思うものすべてを倒す”という約束と、
ひよりへの愛との矛盾の中で・・・」
「・・・・・・・・・」
照井は何も言えなかった。
「このことは誰にも話すなよ。ましてや雅人には・・・」
天道家に深く暗い夜が訪れた。
 
「よし、今日こそあの女を見つけましょう。初春さん、始めなさい」
「はい」
仗助たちにはまったく理解できないが、初春がキーボードたたいたり、画面をいくつも開けたりして、どうやら監視カメラを操作しているという事実はわかった。
「まったくよぉ、よく手元見ずにしかもあんな高速でキーボードたたけるよなぁ・・・」
「感心してる場合じゃあありませんの、仗助。
私たちの今日の目標は名護啓介を妨害して、あの女を保護すること。
私たち4人の力を合わせれば、たとえ相手がイクサでも勝ち目はありますわ」
その時、初春の手の動きが止まった。
「見つかりましたよ、皆さん。相手は現在、風都地区C‐3ポイントにいます!」
「よし! 行きましょう」
「私も行きます!」
初春がノートパソコンを持って一緒について来る。
名護たち6人はC‐3ポイントに向かって走る。
「目標、C‐2ポイントに移動します!」
初春のナビゲーションで名護たちは女に向かって的確に移動していた。
そして、
「見つけたぞ! オルフェノク!!」
ついに女にたどり着いた。女は人通りの少ない小道にいた。
「その命、神に・・・」
名護がイクサナックルを取り出した。その時、
「今ですわッ! 仗助! 億泰!」
「クレイジー・ダイヤモンドッ!」
「ザ・ハンドッ!」
仗助と億泰がスタンドで名護を取り押さえる。
「君たち何をしているのです! 早く放しなさいッ!」
イクサに変身すればスタンドは見えるし、触ることもできる。
しかし、今の名護はただの人間。スタンドを振りほどいてイクサに変身することはできない。
「今だッ! 黒子! 康一!」
黒子と康一は女のそばに走りよった。
「もう大丈夫です。安心してください!」
康一が女に声をかける。黒子もテレポートして逃げる体勢を取る。
「ふふふ・・・そうね。これで安心だわ」
「・・・?」
黒子は違和感を覚えた。
(この女・・・怯えが無い!? 目の前に自分を殺そうとしている者がいるのに・・・まさか!!)
「康一ッ! その女から離れてッ!!」
「え!?」
黒子は叫ぶ。だが、もう遅い。
「フフフフフ・・・」
女はリーチオルフェノクに変身した。
ブシュリッ
リーチオルフェノクは康一の首筋に噛み付いた。
「あッ!!」
「ふふふ・・・一気に吸い尽くしてやる」
「うおおおおッ! クレイジー・ダイヤモンドッ!!」
「ザ・ハンドッ!!」
名護の拘束を解いてクレイジー・ダイヤモンドとザ・ハンドがリーチオルフェノクを蹴り飛ばす。
「くうぅ・・・」
リーチオルフェノクは康一を手放して後ろに下がる。
「なんで・・・!?」
黒子はわからない。何故この女が突然、康一を・・・人を襲うようになったのか。
「上から言われてるのよ。早く人を襲えって。さもなくばお前の命は無いってねぇッ!!」
リーチオルフェノクが黒子を左手で弾き飛ばす。
「きゃあッ!!」
「黒子ぉッ!!」
「白井さんッ!!」
仗助、初春たちが黒子に駆け寄る。
「だ・・・大丈夫ですわ」
「これでわかっただろう。オルフェノクがいかに危険な存在であるか・・・」
名護は前進しながらイクサナックルを取り出す。
―レ・ディ・ー ―
「今度こそ・・・その命、神に返しなさい! 変身!!」
―フィ・ス・ト・オ・ン―
名護は仮面ライダーイクサに変身した。
「はぁッ!!」
グチュルチュルチュル
リーチオルフェノクの下半身がヒルやナメクジのように長く丸くなり、ケンタウロスのようなシルエットの吸血態になった。
「たあッ!」
リーチオルフェノク・吸血態はジャンプしてイクサにのしかかった。
「くッ!」
たくさんの触手がうごめいてイクサを包みこむ。
「丸のみにしてやる!!」
リーチオルフェノク・吸血態の下の口が開く。
「うおおおおッ!!」
イクサは右手でイクサカリバー・ガンモードを持ち、右腕をリーチオルフェノク・吸血態の下の口に突っ込んだ。
ドギュンドギュンドギュンッ
そして口の奥に向けて弾丸を打ち込んだ。
「ギヤアアアアアアアアッ!!」
リーチオルフェノクが悲鳴を上げながら後ろに跳び、吸血態から普通の状態に戻った。
「フンッ!」
ジャキィンッ ジャキィンッ ジャキィンッ
イクサカリバーをカリバーモードへ変形させたイクサはリーチオルフェノクを何度も切りつける。
「ぎゃアアアアアッ!!」
 
(雅人・・・)
天道はカブトエクステンダー(バイク)に乗り、街を走っていた。
「おばあちゃんが言っていた。“人が歩むのは人の道、その道を拓くのは天の道”・・・」
天道は自分で自分に言い聞かせた。
 
「ハッ!」
イクサは左ストレートでリーチオルフェノクを殴り飛ばした。
「ぐぅぅ・・・」
地面を転がりまわるリーチオルフェノク
―イ・ク・サ・カ・リ・バ・ー・ラ・イ・ズ・アッ・プ―
「フンッ!!」
イクサの背後に燃え盛る太陽のイメージが浮かぶ。
「は・・・はァ・・・!!」
ふらふらと起き上がるリーチオルフェノク
「ハァッ!!」
それをイクサは光を纏ったイクサカリバー・カリバーモードで一刀両断した。
必殺技のイクサ・ジャッジメントである。
グショオッ!!
「うグッ!!」
リーチオルフェノクは崩れ落ちて、うつ伏せになって倒れた。
体から青色の炎が燃え上がる。
名護は変身を解除する。
仗助、黒子、億泰、康一、初春の5人は青く燃え盛るリーチオルフェノクの死体を見る。
「・・・・・・・・・」
何も言えなかった。ただ虚しいような、意味不明の感情だけがそこにあった。
「わかりなさい。奴らの存在は罪なのです」
「それは違うな」
「あなたは・・・天道さん?」
仗助は突然現れたこの男に見覚えがあった。
「その声・・・なるほど。昨日の・・・」
名護は昨日の赤いカブトムシのような仮面ライダーを思い出して納得する。
「何が違うというのです。私は常に正しい。私が間違うことは無いというのに」
「おばあちゃんが言っていた。“本当の罪は、自分の間違いを悔い改めないこと”だって」
「・・・わざわざけんかを売りに来たのですか?」
「違う。ただ・・・」
天道はリーチオルフェノクの死体を見る。
そして名護に背を向けて言った。
「人の道を拓くのも、楽じゃあない」
 
TO BE CONTINUED 
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作者 あとがき
by Joker 2010/05/16(Sun)06:24:34 Edit
自分は子供の頃、タイムレンジャーのおもちゃを大量に所持していました。
ロボットなんか全部持ってて、後にタイムレンジャーが玩具売り上げにおいて不振だったことを知って意外に思いました。
個人的には次の年のガオレンジャーよりも、タイムレンジャーのロボの方が1つで4通り(合体前、α、β、γ)遊べてお得だと思っています。
自分はガオレンジャーみたいに十数個も出されると、全部集めないと気が済まない性質(たち)なんで、どうせ全部集められないなら最初から何もいらないっていう考えなんですよね。
というわけで、毎日のようにタイムロボ、タイムシャドー、Vレックス、未来からパンチでマシン送り出してるあのロボ(名前忘れた)で遊んだり、なんか合体する銃(バズーカ?)とかで遊んでたのですが、なぜかタイムレンジャーの玩具については肝心のクロノチェンジャーだけ買ってもらっていませんでした。
理由ははっきりしています。
クウガのベルトの方が1つで4通り(マイティ、ドラゴン、ペガサス、タイタン)遊べてお得だからです。
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