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teamBDR
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男性
職業:
高校生
自己紹介:
このブログは退屈な日々を革命すべく集まった6人のブログなんDA。
メンバーの紹介なんDA
[Joker(ジョーカー)]この団を作った人。学園都市の日常・科学サイドを書いてるのはこの人。ボディサイドのガイアメモリをコンプしている。最近、teamBDRが満足同盟となんら変わりない事に気づいたが、狙ってなどいなかった。いや、ホンとにマジで。まあそんな事はどーでもいいから、満足しようぜ!!

[ナレ神(シン)] 貴重な「純粋なツッコミ役」。LUKEとは実況・解説コンビである。最近、兄のオタクライフを書いた記事が大ヒットした。

[ガチャピン]旧かみやん。最近はこっちの名を名乗るほうが多い。通称、魯迅(ろじん)。又は、北大路魯山人(きたおおじろさんじん)。もうなんか『お姉ちゃん』しか言わないかわいそうな人。teamBDRの中でもトップクラスにアレな人なんDA。 

[S(サジタリウス)] 変態である。クラスの女子、挙句の果てには学校の先生にまで変態と言われてしまったぞ!この変態軍人めが!!

[Sgt.LUKE(サージェント.ルーク)] おそらくこの団最強の男。その脳内は無限のユーモアにあふれている。もしかしたらアンサイクロペディアを超えているかもしれない。ちなみに食玩のサイクロンメモリを持っている。

[XILE(ザイル)] 割と普通人。EXILEのファン。この団に入ってからまわりに毒されてきた。被害者。だが本人は楽しそうである。
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第8話「泥棒猫ってみんなそんな態度をとるのよねェー」

作者 Joker

 4月も終わり、5月がやって来た。
虹村形兆は杜王地区西の霊園に埋葬され、
億泰は仗助や康一と同じぶどうヶ丘高校に通うことになった。
 
―そんなある日の事
「あ~あ、ゴールデンウィークも今日で終わりっすか~」
仗助はタメ息をついた。
仗助、黒子、億泰の3人はゴールデンウィーク最終日を街で遊んで過ごすことにしていた。
「仗助、朝からそんな事を言わないでくださいます?ムナシクなりますわ。」
「そうだぜ仗助~ せっかく、黒子ちゃんと一日カラオケしたりして遊べるってのにシケたつらすんじゃあねーよぉ~~~」
「億泰・・・どんだけがんばっても黒子はレズだぞ?」
「ああ・・・それを知った夜にゃあ一晩中泣き明かしたよ・・・・・・」
億泰はつらい過去を振り返る。
「あら?私は尊敬できる魅力的な男性(ひと)ならお付き合いして差し上げてもいいんですのよ。」
「よし!俺、尊敬される魅力的な男になるぜッ!」
億泰はガッツポーズしながら叫んだ。
「ところで康一と御坂はどうしたんだ?あの2人も呼んでたじゃねえか。」
仗助は疑問を口にする。
「お姉さまは上条 当麻(かみじょう とうま)という殿方のところへ決闘に、
広瀬さんなら昨日、“明日は急用ができて行けなくなった”と私のところに電話が来ましたわ。」
「ふ~ん・・・」
その時、
「!! おい仗助、黒子ちゃん・・・見ろよ、アレ・・・・・・」
億泰が指さす方向にはカフェドゥ・マゴ(喫茶店)、そしてそこには女と2人で茶をしている康一の姿があった。

「ところで山岸(やまぎし)さん、用ってなんなの?」
康一は女に問う。
女の名前は山岸 由花子(やまぎし ゆかこ)、康一と同じ学校に通う同級生だった。
「突然呼び出したりしてごめんなさい・・・
・・・・・・康一君、あたし・・・今日はあなたに伝えたいことがあるんです。」
「伝えたいこと?」
「康一君、思い切って言います。
あたし、康一君のこと好きなんです。」
「えッ?」
康一は驚いた。まさか自分を好いている女の子がいるなんて・・・
「なんだってェーーーーーーっ!!」
隠れて見ていた億泰も驚いた。まさか友人が女(しかも超美人)に告白されるなんて・・・
「おい!静かにしろ億泰!」
「そうですのよ!もし気づかれでもしたら面白いものが見れなくなるじゃあありませんの!」
「あ・・・ああ、すまねえ2人とも・・・・・・」
3人は康一と由花子の様子を固唾を呑んで見守っている。
(ぼ・・・僕はもしかして、恋の告白をされているのか・・・? うっ・・・うれしい!)
康一はこの状況に心から満足していた。
「あたしのこと・・・嫌いですか?」
由花子は返答を求めてきた。
「え?」
康一は戸惑う。たしかにうれしいが一時の思いでのちのち後悔するのはいやだ。
だが、せっかく勇気を振り絞って告白してくれた女の子を突き放すのも気が引ける。
「あ・・・あの嫌いって?いきなり・・・そんなことは・・・・・・ないですけど。」
康一は曖昧かつ優柔不断気味な返答をした。
「好きですか?」
由花子はそんな康一の返答を受けてさらに聞いてきた。
「えッ!ちょっちょっと待って・・・そうじゃなくて・・・
まだその・・・なんていうか突然、好きだとか嫌いだとか・・・は」
康一はあせる。
「やっぱり嫌いなんですね。」
「え?違いますよ。ですから・・・いきなりそんなこと聞かれても・・・」
ドンッ
「どっちなの!?あたしのこと!愛してるの!?愛していないの!?
さっさと答えてよっ!こんなに言ってるのに!!」
由花子は突然立ち上がり、康一に詰め寄った。
ガシャン!
衝撃でコーヒーカップが倒れ、中のコーヒーがこぼれた。
「ハッ! あ・・・あの・・・つ・・・つい夢中になって・・・・・・あたし一人で勝手なことばかり言って・・・
そ・・・そうよね?すぐに決められるわけないわよね・・・・・・ごめんなさい!あたしって・・・・・・」
シク シク シク シク
由花子は突然泣き出した。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
康一は唖然としている。
隠れて見ていた3人も青ざめていた。
「・・・・・・ところで、また・・・会ってくれますよね・・・・・・?」
由花子はその言葉を残して立ち去った。
 
―その次の日・・・
「じょっ仗助君!億泰君!た・・・たすけてっ」
昼食の時間、康一が仗助と億泰のクラスに駆け込んで来た。
「どうしたんスか?康一・・・」
「これ見てよ!」
康一が見せたのはセーターとおせち料理でも入れるような重箱、それから手紙だった。
「なんだいこりゃあ、ずいぶん手の込んだ料理じゃあねえか。」
「ああ、本当だぜ。エビのワイン蒸しにヒラメのムニエルetc(エトセトラ)・・・弁当ってレベルじゃねーな」
仗助と億泰は重箱の中身を見て言った。
「感心してる場合じゃないよっ ホラ、これ見て。」
康一は弁当とセーターと一緒に自分の机の上にいつの間にか置いてあったという手紙を見せた。
手紙の文面はこうだった・・・
“康一君へ 昨日はごめんなさい。驚かせてしまって・・・
あたし、熱中しちゃう性格っていうか・・・思いつめると周りが見えなくなってしまうというか・・・
とにかくごめんなさい。だから・・・これからも普通の友達でいてください。
P.S お詫びの印に徹夜してセーターを編みました。
でも、康一君の身長と胸囲は知っているけど肩幅がわからないので合っているか心配です。
だからもし合っていなかったときでも喜んでもらうためにお弁当も作りました。
材料は全部、今日の朝に市場で仕入れてきたものを使っているからとっても新鮮です。
絶対食べてください。 山岸由花子より”
「何ィーーーっ 山岸由花子だとぉ~~~!」
億泰が叫んだ。
「え!?億泰君、由花子さんのこと知ってるの?」
「え!?えああ・・・その・・・」
「実は俺たち、こないだお前が由花子に告られたとこ見てたんだよ。」
仗助が答えた。
「そうなんだ・・・でもそれなら説明しなくてもわかるよね?
その手紙の文面からもわかるとおり、彼女すごく異常なんだ・・・
教えてもいない僕の身長や胸囲を知っているんだよ!?
それに・・・何よりキレたときのあの態度。僕・・・怖いんだ。
彼女の異常な愛情の裏には異様な狂気が潜んでいるんだよ・・・それが怖いんだ。」
康一は震えまくっている。
「わかったぜ、康一。ようは余計ないざこざなく彼女との縁を切りたいんだろ?」
「う・・・うん。」
「なら、こうゆう“しつこい奴を追っ払うのが得意そうな奴”を1人知っている。そいつを紹介してやるから相談に行ってこい。」
 
「なるほど・・・話は大体わかったわ。」
「で・・・どうすればいいんでしょうか?御坂さん・・・・・・」
仗助が紹介した“しつこい奴を追っ払うのが得意そうな奴”とは御坂のことであった。
たしかに御坂は自分に絡んできた不良などはことごとく粉砕し二度と近づいてこれないようにしている。
「そうねえ・・・やっぱり力でねじ伏せるのがいいんじゃない?
私も不良とかはいっつもレールガンでビビらせて退散させてるし。」
「そんな・・・僕は御坂さんみたいな大きな力は持ってませんよ。」
「あら?あんたスタンドが使えるようになったんじゃなかったっけ?」
「僕のスタンドはまだ覚醒してないんです・・・だからもっと別の方法を・・・・・・」
「う~んと・・・そうねぇ・・・とりあえず当たり障りのない言葉を並べて適当に別れたら?」
「それしか方法はないんですか?」
「私から言えるのはこれだけね。」
「そんなぁ・・・・・・・・・
くそぅ・・・仗助君・・・まったく当てにならないじゃないか・・・・・・ブツブツブツ・・・・・・」
康一は去っていった。
「さて・・・」
御坂もその場を離れようとした。その時、
「ちょっと待ちなさい。」
「? アンタ誰?」
御坂は女に声をかけられた。
「あなたこそ康一君の何なの?さっきしゃべってたみたいだけど・・・あなたたち付き合ってるの?」
「もしかして・・・あんたが康一の言ってた山岸由花子?
そうよ。私と康一は付き合ってるわ。それがどうしたのよ。」
御坂は康一のためにそう言った。
自分がこう言っておけば山岸由花子は二度と康一に近づかない・・・そう思ったのだ。
「さあ、わかったら康一には二度と近づかないでくれる?」
「・・・泥棒猫ってみんなそんな態度をとるのよねェー」
「!?」
「あなた・・・本当は康一君と付き合ってなんかいないでしょう?
あたしにはわかるのよ。さっきあなたたちが話しているのを見てたけど・・・まったく愛を感じなかったわ。
あなた、あたしに康一君を先に取られるのが怖いんでしょう?だからそんな嘘をつくんでしょう?」
「アンタ・・・!言わせておけば好き放題言って・・・・・・!!」
御坂はコインを取り出した。
「大丈夫、アンタには手加減して20パーセントの力で撃ち込んであげるわ。」
ドヒュウーーーーーーン
御坂のレールガンが勢いよく由花子めがけて飛んでいく。
すると突然、由花子の前髪が急速に伸び始め、地面に突き刺さり盾のようになった。
その前髪の盾がレールガンを防ぎ、電気は地面へと流れていった。
「嘘!?・・・・・・これってもしかして・・・“スタンド”!?」
御坂は動揺する。
「ええ、そうよ。1ヶ月前、虹村形兆という男の“矢”に射ち貫かれて発現した・・・
あたしのスタンド“ラブ・デラックス”!」
ヒュン ヒュン ヒュン
「え!?」
突然、御坂の髪の毛に何かが飛んできた。
「そのまま死になさい・・・・・・」
御坂の両腕と両足にも何かが飛んできた。見るとそれは髪の毛だった。
髪の毛は御坂の両腕と両足を縛っていた。
「きゃあっ」
足を縛られ転ぶ御坂。気が付けば由花子の姿は無い。
しかし御坂は引っ張られていた。自分の髪の毛に。
御坂が転んでいるのは歩道。そして引っ張られている方向は車道だ。
「このままじゃ・・・車にひかれて・・・死ぬ。
きっと、さっき私の頭に飛んできたのも・・・あいつの髪の毛だったんだわ・・・!」
御坂は髪の毛に必死に抵抗しようとする。
しかし髪の毛のパワーは予想外に強く、御坂は車道に向かってどんどん引きずられていく。
「くそっ こうなったら・・・・・・」
御坂は体中から思いっきり電気を放出した。
だが髪の毛はまったく焼き切れてくれない。
「なら・・・これでどうよっ!!」
御坂は自分もダメージを受けるほどの電気を大量放出した。
「うわあああああああぅううううううううううううううぁああああああああああああッ!!」
御坂の絶叫がこだまする。
やがて髪の毛は焼き切れた。
御坂はボロボロの状態で歩道に横たわっている。
「くっ・・・あの女・・・次こそは・・・必ず・・・・・・」
御坂は力尽きた。
この30分後、倒れている御坂を黒子が見つけ、寮に連れ帰った。
 
―その日の夜
康一は寝ていた。
(くそぉ・・・どうしようかなぁ・・・どうすれば彼女、僕のことあきらめてくれるかなあ・・・・・・)
康一は不安で寝つきが悪かった。
そしてふと窓の方を見た。
「うわあぁあああああああああぁぁああああああああああああああああああああッ」
康一は絶叫した。
窓の外に山岸由花子が立っていたのだ。
由花子の髪の毛が隙間から侵入して窓の鍵を開ける。
「さあ康一君、行きましょう・・・2人だけの愛の園へ・・・・・・」
「いっ・・・いやあああああああああああああああああああああああああああああっ」
康一は由花子の髪の毛に縛られて連れ去られた。
「康一君、これからはあなたとあたししかいない世界で生きていくのよ。
邪魔者はあたしが排除するわ・・・あなたが一緒に話していた・・・御坂とかいう女も消したわ・・・」
(そ・・・そうか!これは夢だッ!きっと僕がスタンド使いになったからこんな夢を見ているんだッ!
夢だ!夢だ!バンザイーーーッ!)
しかし当然、夢などではなかった。
 
「翔太郎さん!お願いします、康一を見つけてくださいッ!」
仗助と億泰、黒子は鳴海探偵事務所に来ていた。
「今日の朝、康一の家から康一が急にいなくなったって連絡が入ってよぉ~、行方不明なんだ。」
「きっと広瀬さんを執拗に追い掛け回していた山岸由花子の仕業ですわッ!
お姉さまも由花子に因縁があるとか言って、昨日の夜から行方不明ですし・・・・・・」
3人が必死な様子で翔太郎に事情を説明してきた。
「あ~はいはい、わかったわかった。で、手がかりは?」
「・・・・・・何もないっす。」
「そうか・・・・・・」
その時、翔太郎のスタッグフォンが鳴った。
 
「さあ康一君、ここがあたしたちの愛の園よ・・・・・・」
由花子が康一を誘拐して連れて来たのは杜王地区沿岸部の別荘地帯だった。
「康一君、これからあたしたちが一緒に暮らす家よ。どれがいい?」
「・・・・・・由花子さん、御坂さんを殺したって本当なの?」
「?・・・ええそうよ。」
「由花子さん、それって僕・・・すごく許せないことだと思うんだ・・・・・・」
康一の目は怒りの色に染まっている。
「なによ・・・康一君・・・もしかしてあたしを差し置いてあの女が好きだったっていうわけ!?」
「好きだとか嫌いだとか・・・そういうこと以前に、自分の都合だけで他人の幸せを奪うのが・・・許せないって言ってるんだよ・・・!」
康一の金色の髪の毛が逆立っていく。
そして康一から卵のようなスタンドが飛び出した。
「なに・・・?これは・・・・・・まさか、康一君もスタンド使い!?」
「今、僕は力が欲しいと思うッ!あなたを粛清するためにッ!」
康一の卵形のスタンドが光り輝き、そして・・・
 
「こ・・・これが・・・僕のスタンド!?」
現れたのは爬虫類のような姿のスタンドだった・・・・・・

TO BE CONTINUED
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作者 あとがき
by Joker 2010/02/27(Sat)20:22:14 Edit
最近気に入ってる言葉「花の命も十八まで」
意味:どんなにきれいな娘も18歳を過ぎたら終わりだな!
・・・日本の“そういう文化”をうまく言い表してると思いませんか?
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